柳ジョージの名アルバムが紙ジャケ復刻された。特に・・・このアルバムは非常に思い出深いものだ。僕が漫画を描きながら二子玉川のレコード屋でバイトしていた22歳の頃。今は山形に住む大学の後輩がこのアルバムをカセットに録音してくれて(柳ジョージさんごめんね。今回ちゃんと買ったからさ)・・・さ。当時は漫画描きながらこのカセットを何度も何度も繰り返しながら聴いていたんだな。結局、漫画は佳作にしかならなくて、漫画家にはなれなかったけど・・・このアルバムは僕に漫画を描かせてくれたエネルギー・・・みたいなもんだ。
このアルバムの何がいいって、曲も詩も・・・全部いい。歌謡ロック時代のCharの曲の(のが多い)歌詞を書いた阿久悠の(のが多い)詩みたいに自惚れた男の生き様はナイスだぜ。かっとんでるぜみたいな死語で褒め上げたい!!!
“赤いキャンディ包んでくれたのはああ・・・”でお馴染みの「青い瞳のステラ」と“南回りの船でえ・・・”って能天気に悲しい男の短い人生を描いた名曲「アフリカの夢」の2曲に柳ジョージの世界は凝縮されているのだ。クラプトンぶったかっこばかりでなく、歌唱力は抜群だし・・・ギターだって日本的な、ちとゲイリー・ムーアみたいなフレーズは・・・僕の心をくすぐって笑わせてくれたもんだ。
こないだまで金曜日の11時15分から(今は時効警察やっています。その前は大嫌いな着信アリでした)僕の好きな木村多恵様出演の怪奇ドラマ(タイトル忘却!!)にも数回出演して歌っていた。とっても嬉しかったけど・・・ブログには記録しなかったんだな。柳様・・・めんご。