「ヤンキー先生」福岡で講演、道徳教育の重要性訴え
「教育にもっと関心を持って」と訴える義家さん
「ヤンキー先生」として知られる参院議員・義家弘介さんの教育講演とシンポジウムが20日、福岡市・天神のイムズホールで開かれ、保護者や教育関係者ら約300人が参加した。
市民団体「就業の安全と健康を考える会」(山崎潔会長)の主催。義家さんは「ヤンキー先生からのメッセージ〜夢は逃げていかない」と題して講演した。
義家さんは、子供たちの間で携帯電話が普及した1999年を「教育の大きな転換点」と指摘。麻薬販売や出会い系などインターネットのサイトに手軽にアクセスできる現状を説明した上で、「親のフィルターを通さずに子供が有害情報に接するようになった。これからの教育は今までとは全く違う方法論と覚悟が求められている」と主張した。
また、「子供たちの倫理性が養われていない」と指摘し、学校現場での道徳教育の重要性を訴えた。
この後、義家さんと新聞記者やPTA関係者、心療内科の医師らによる「教育現場から〜今、私たちにできること」と題したパネルディスカッションが行われた。出席者からは「幼児期のしつけが大事」「大人に子育ての方法を教えることが必要だ」などと活発な意見が出された。