春の香りに包まれながら、菜の花畑のあぜ道を歩き回る園児たち=粕屋町江辻

春の香りに包まれながら、菜の花畑のあぜ道を歩き回る園児たち=粕屋町江辻

 粕屋町江辻の水田約3ヘクタールで、菜の花が満開となり、地元住民の憩いの場となっている。農家6人が「耕作前の水田を活用して多くの住民に楽しんでもらいたい」と昨年から始めた。

 13日は、近くの大川保育園の園児60人も訪れた。菜の花の香りに包まれ、畑のあぜ道を歓声を上げながら散策。車いすで通りがかったお年寄りに、子どもたちが駆け寄り、畑で摘んだ菜の花やツクシを見せるほほえましい姿もみられた。

 農家の1人、因賢一さん(67)は「散歩コースにも最適。多くの人に喜んでもらえてうれしい」と話していた。場所は粕屋東中学校の東側。見ごろは3月下旬まで。



=2008/03/14付 西日本新聞朝刊=