秋空の下で開花したソメイヨシノ
住宅街の中の同公園には、ソメイヨシノとヤマザクラが各1本ある。このうちソメイヨシノだけが、ちらほらと開花。
近所の人によると、ソメイヨシノには今夏、毛虫が大量発生し、葉のほとんどが落ちたという。
県緑化流通センターの山口和行事務局長は、この落葉に着目し「葉が落ちたことで、冬に備えた“休眠物質”を生成できなくなった。この数日間の夜の冷え込みで寒暖の差が大きくなり、休眠の季節を忘れて、春が来たと勘違いしたのではないか」とみている。
=2007/10/03付 西日本新聞朝刊=