千石山の斜面を白く覆うように咲く自生のサザンカ=5日午後、佐賀県吉野ケ里町
サザンカはツバキ科の常緑小高木で、自生は千石山(528メートル)南側に面する約3ヘクタールが北限地とされる。2000本以上の純林が晩秋の寒気の中で、雪を思わせるような多数の白い花を咲かせている。
今年は猛暑の影響などで例年よりも一週間ほど遅い開花となり、11月中旬まで楽しめるという。同町商工観光課では「背の低い園芸用とは違い、自然にたくましく咲く花を見に来てほしい」と話している。同課=0952(52)5111。
=2007/11/07付 西日本新聞夕刊=