唐津市唐ノ川の山あいの畑で、華やかなヒマワリ約3万本が咲き誇っている。寒空の下、最大で直径3センチ近くの黄色い花がのびのびと太陽に向かう姿が、訪れた人を楽しませている。11月末までが見ごろという。

 地元の市民団体「農村環境を守る会」が8月末に種まきを実施。気温が低くても花開く品種「ロシアひまわり」で、見物人は背丈を超える花を見上げて写真を撮るなど、冬場に現れた夏の風景を味わっている。

 義母と車で訪れた伊万里市の主婦、井本ゆり子さん(49)は「ここに来る前にコスモスを見たばかり。1日で季節の違う花を楽しめました」と笑顔で話していた。


=2007/11/18付 西日本新聞朝刊=