落葉したモミジで埋め尽くされた山道

落葉したモミジで埋め尽くされた山道

 上峰町の鎮西山(200メートル)中腹の通称「もみじ谷」に群生するモミジが落葉し、山道を真っ赤に染め上げている。

 鎮西山は県の生活環境保全林に指定され、モミジ約500本が植えられている。もみじ谷周辺は特に、筑後地区近郊の隠れ紅葉スポットとして知られる。11月末に見ごろを迎え、多くの町民やアマチュア写真家が訪れたが、先週末の雨で葉の大部分が落葉した。

 紅葉狩りに訪れた鳥栖市下野町の無職男性(80)は「もう少し早く来れば良かった。きれいな落ち葉を集めて押し花にします」と、去りゆく秋を惜しんでいた。


=2007/12/05付 西日本新聞朝刊=