広告会社に勤務していた時代から良く知人・友人などから、
「戸取、○○○のチケット頼む!!」って依頼を受けることが良くありました。
広告会社って何でも手に入るって思われている方がなんと多かったことか・・・(笑)。
そして現在は社名もそのまま音楽関係バレバレな【関西音楽堂】(笑)。
以前にも増して「戸取、○○のチケット何とかならない!!」って依頼が舞い込んできます。
チケットご依頼のジャンルは非常に幅広くアイドルからオペラ3大テノールまで。
でもね、時代と共に特色はあったりします。
90年代前半はなんと言っても『ユーミン=松任谷由美さん』の依頼が凄かった!!
通常の全国ツアーもそうなんですが、当時、毎年2月に苗場のスキー場で開催されていた
コンサートチケットの依頼は大変なものでしたねぇ。
苗場プリンスホテルとのセットでの販売もあって友人カップルからのプッシュが凄かったことを覚えています。
そして90年代後半はやはり『GLAY』。
これは友人の熱狂的なGLAYファン女子たちからの依頼が凄かったです。
これも通常の全国ツアーとは別に幕張??での○万人野外ライヴなんかもあって・・・。
2000年以降では『浜崎あゆみさん』。
確かに彼女のライヴ制作へのこだわりや、クオリティの高さはライヴリピーターを増加させていることもうなずけます。
そしてそして夏フェスでは『a-nation』や『Meet The World Beat』が普遍的な人気アイテム。
戸取は個人的にも、関西音楽堂の人間としても、「音楽はライヴで楽しむべき」との考えを持っているので、音楽業界の末端で生きている立場としてライヴへ行きたい友人・知人のお役に立てることには喜びを感じています。
・・・が、過去には色んな嫌な思いもしたんですよ。
一般のチケット発売が開始されて以降に「頼むわ!」と連絡が来て、「流石にこのタイミングでは無理やわぁ」と返答すると・・・「なーんや、意外にコネが無いねんなぁ」と冷たく言われたり。
GLAY信者の女の子とのエピソードもあります。
当初は知人を介して依頼してきたその女の子は礼儀正しいし、チケット手渡し後もキチンとお礼の会食を開いて下さったり(別に強要はしませんが・・・笑)、初めは普通だったんですよ。
要するにその女の子自身が自分で見に行く分をキチンと依頼してきていたんですね。
しかし、しかし、その後依頼の回数を経るごとに「取ってくれるのは当たり前的空気感」、そして挙句には「ファン倶楽部の友人の分までを彼女が取りまとめて僕に依頼する事態にまで」。
最後に僕がプチン!と切れた出来事は以下の通りなんです。
ある日会社へ戻って自分のPCを立ち上げ、メールをチェックするとその女の子からのメールが。
開くと以下の文言が・・・、
「戸取さん、お疲れ様です。恒例のGLAYチケット手配お願いできますか?
東京公演の初日○枚、2日目○枚、大阪公演○枚、福岡公演○枚、札幌公演○枚・・・」
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! 俺は「チケットぴあ」ちゃうぞ(怒)。
その彼女へはたった1行返信メールをさせていただきました。
「チケットとどり!本日を持って閉店とさせていただきます」
まぁこんな人は珍しい部類ではあるんですが、このブログを読んでくださっている皆さんは大丈夫ですか?所詮は人と人とのコミュニケーション!マナーだけは守ってくださーい。
今回のブログの締めは『コブクロさん』。
ご承知の通り6月末から関西では大阪城ホール5DAYSの真っ最中なんですが、この公演のチケット依頼も凄いものがありました。
もちろんファン倶楽部先行発売や一般発売については即SOLD OUT!の人気公演。
最終的にはイベンターさんを通じてお願いしたんですが、業界の噂では関係者からのチケット依頼だけでも2,000枚を突破したんではないかとの恐ろしい状況だったようです。
(これだけでフェスティバルホールの追加公演が可能なんではとの笑えないお話)
CDがそんなにビッグセールスでは無かった頃から、それでもライヴだけは超満員であった彼らの面目躍如!ってとこなんでしょうか?
僕の70歳になる母親ですら、どこまで本気かは置いておいても「チャンスがあれば私も一度はコブクロのライヴ見てみたいわぁ」とおっしゃる始末(笑)。
そんな私の母にチャンスは永遠にこないとは思うのですが、70歳の老人にまでそんな台詞をはかせる現象が彼らの人気の証明なのかも知れません。
「コブクロって凄過ぎる!!」