県は21日、全国の医学生を対象とした奨学金制度の来年度の利用者を4月1日から募集すると発表した。一定期間、県の指定する医療機関に勤務すれば返済を免除する制度で、貸与人員は20人。
奨学金制度は医師確保対策の一環で2006年度に開始。貸与額は月額20万円で、卒業後、県内の病院で臨床研修を受け、県が指定する公立病院や公的病院に勤務することが条件。貸与期間の1・5倍の期間を勤務すれば返済を免除する。
既に20人の医学生に貸与しているが、信大医学部(松本市)の定員増などに伴いさらに20人分の枠を設けた。
募集は4月18日まで。26日に面接試験を行う。問い合わせは県医師確保対策室(電話026・235・7144)へ。