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【国際】

「首謀者はダライ・ラマ」 新華社が分析記事

2008年3月22日 12時30分

 【北京22日共同】中国国営通信の新華社は22日までに、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が英BBCテレビに「チベット人に(抗議運動)中止を求めることはできない」と述べたことを暴動に関与した証拠と位置付け、14世を事実上の首謀者と分析した記事を配信した。

 新華社は、チベット独立急進派の「チベット青年会議」を「ダライ・ラマ14世集団に所属する組織」と指摘。同青年会議が1月4日、インターネットを通じチベット民族の決起を呼び掛けたとして、この動きをダライ・ラマ14世と暴動を結び付ける証拠に挙げた。

 さらに、暴動参加者が拠点を2つの寺に分けて治安部隊の勢力分散を狙うなど、暴動は「分裂主義者(独立派)」が組織的に起こした計画的犯罪と伝えた。

 

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