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「信頼失った」と相次ぐ厳しい声 日銀の内部資料ネット流出
「あってはならないことだ」。日本銀行松江支店の内部資料がインターネット上に流出したことが発覚した22日、地元関係者からは厳しい声が上がった。
検査情報などが流れた島根県内の信用金庫の幹部は「金融機関トップの日銀からの流出などあってはならない」とあきれたような様子。
21日午後4時ごろ、日銀松江支店から連絡があったという別の信用金庫幹部は「大変な事態。日銀には情報管理をしっかりやってもらいたい」と指摘。一方で「それほど重要な情報が流出したわけではないのが不幸中の幸いだった」と話した。
松江市の日銀松江支店では22日朝から数人の行員が報道機関からの問い合わせの対応に追われていた。担当者は「インターネット上から削除しても、転載され、すべて消すことはできない」と焦りをにじませた。
ウィニーを通じて流出したとの見方もあり、ある地方銀行の行員(24)は「ウィニーの利用は銀行員としてありえない。日銀の信頼を失った」と批判した。