「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成19年(2007年) 5月21日(月曜日)
青蔵鉄道沿線にチタン、コバルト、金紅石、マンガン鉱脈が発見された
米国ジェイムズタウン財団発行の『チャイナ・ブリーフ』(五月十六日号)によれば、中国共産党はチベットへの機甲部隊の増派を決定した。
チベット高原に眠るレアメタル(稀少金属)、戦略物資は夥しいが、
最近の調査で大量のジルコン、クローム、金紅石、マンガンのほか、
日本やEU、米国のハイテクに欠かせないコバルト、チタンも膨大に埋蔵されていることが判明した。
たとえばコバルトはハイブリッド・エンジンに欠かせない。
チタンはエアバス、ボーイングの航空機エンジンに不可欠である。
チベット問題、ウィグル独立運動同様に資源戦争の様相を呈してきた。