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空談

(この投稿は予告なく削除する)

 筆者はこのインドネシア保健大臣の発想

 http://beritafluburung.blogspot.com/2008/03/blog-post_9609.html
 http://beritafluburung.blogspot.com/2008/03/blog-post_20.html

は基本的に謀略論だと判断している。まったく度し難いと思っている。しかし、陰謀論的に解釈すると、1年近くも前の同時感染事例が突拍子もなく発表されたり(発表者はインドネシア国内機関に所属しているし、事実には間違いないようなので、隠していたこと自体大問題と思うが・・・)、国際機関が声を揃えてパンデミックの危機を唱えて同国を非難するのは、愛国者たる保健大臣に対する一斉攻撃だということになるわけである。

 陰謀論はなんでも都合よく解釈できるのである。

 その点、たまたま最近薦められた本の著者も前々から同じようなことを言っているらしいので興味深く思った。

 http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/631.html

 正直なところ、筆者にはWHOそのものも、WHOと多国籍企業や米国の関係もまったく分からない。

 分からないし、それはそれなりにインチキなことも山ほどあるとは想像するけれども、アウトブレイクや死亡者が続出している現実を前に、「ではどうするつもりなのか」と問わずにはいられない。

 誰が裏でどう儲けるかということ以前に、自分達の生き死にが懸かっているのである。

 そこで遅ればせながら取り上げるのはこのニュースである。 

 http://www.reuters.com/article/rbssHealthcareNews/idUSHAN17707420080318?rpc=401&

 要するにベトナム軍は志願者を募ってワクチンを人体実験するというのである。さすがアメリカを打倒しているだけのことはあると思う。根性の据わり方が違うのである。気合の入り方が違うのである。誰も信用していないのである。

 そんな立派な行為は我々にはとても真似できないので、ここはインドネシア政府を説得し、専門の研究者による大規模な特務班を結成して、現地に送り込むべきではないかと思う。
 
 与党PTの議員が視察に訪れても仕方がないので、専門家が行くのである。カネだけ渡してなんとかしろ、というのではなく人が行くのである。

 そうやって、誠心誠意働いて、この人たちなら協力してもよい、この人たちがいなければ助からない、と思ってもらうのである。

 それは慈善事業でやるのではないのである。情報を収集し、自分達が生き残るために行うのである。

 そういうことをすると、米国等々から睨まれるかもしれないけれども、それこそ独自外交というものである。中国あたりも同じようなことを考えているかもしれない。

 この保健大臣はかなり硬い。更迭されない限り、事態が進展しそうにない。このままでは本当にインドネシア発のパンデミックが起こってしまう。

 思わず無責任な書き込みをせずにはいられないのである。

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