受動喫煙 動物実験で被害証明 実験をしたのは、山梨県中央市にある山梨大学大学院の北村正敬教授の研究グループです。たばこの煙に含まれる有害物質に血液が反応する遺伝子を組み込んだマウスを、10日間にわたって1日3時間ずつたばこの煙がある環境に置いたところ、煙の有毒物質で影響を受けた反応が毎日見られたということです。研究グループは、喫煙しなくてもたばこの煙が血液に影響を及ぼすことがわかり、受動喫煙の健康被害が科学的に証明されたとしています。北村教授は「研究成果は、喫煙のメカニズムの解明や、より有害性の低いたばこの開発にも役立つのではないか」と話しています。研究グループによりますと、受動喫煙の健康被害が動物実験で証明されたのは世界で初めてだということで、大気汚染による健康への影響などへの応用も期待されています。 |
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