パリ・オペラ座バレエ団名古屋公演
世界最高峰のバレエ団が来日!5月29、30日 愛知県芸術劇場大ホール
【国際】新疆にも緊張拡大 チベットとウイグル独立派、連携強める2008年3月21日 朝刊 【北京=新貝憲弘】中国チベット自治区ラサなどのチベット族暴動で、隣接し独立運動が盛んな新疆ウイグル自治区でも緊張が高まっている。海外ではチベット、ウイグル両独立派が連携を強め中国政府は新疆の一部で軍事管制を敷き、集会や夜間外出を禁じているもようだ。 ドイツに本拠を置くウイグル人亡命組織「世界ウイグル会議」は18日、ミュンヘンでチベット独立派との連帯をアピールしデモを実施。米政府系放送局「ラジオ自由アジア」が伝えたものでドルクン・エイサ事務総長は「われわれはチベット人と同じ問題、同じ苦しみを持つ」と語る。 同会議によると、今月10日から新疆南西部のホータンやカシュガルで中国当局が軍事管制を敷きウイグル族が3人以上集まることを禁止。「夜10時以後は外出できず生活に重大な影響を与え人権が踏みにじられている」(同会議)という。ただ同放送局によると中国当局は軍事管制の事実を否定しているという。 新疆は人口約1900万人のうちほぼ半分がウイグル族。多くのモスクが破壊、宗教指導者が迫害されるなどチベットと同じ「弾圧」を受けており中国共産党への不信は根強く、たびたびデモや暴動が発生している。 新疆の石油・天然ガス埋蔵量は中国全体の約3割を占め、中国政府にはエネルギー確保という点からも独立を認められない事情がある。
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