私の家は、多摩川の直近。
毎年花火の時期になるとゆうつになる。
なにせ多摩川の花火大会は我が家の直近でやるのだ。
見たくて観に来る人には解らない悩みである。
「ドーン」と言う音と共に立て付けの悪い我が家は揺れるのだ、棚から物は落ちるし、振動はするしで良い事は一つもない。
挙句の果てに観客のゴミ、我が家を取り囲む観客の山。
ちっとも優雅じゃない。
昔、故郷の岩手で見た花火は優雅だった。
「ピカッ」と光ってしばらくして「ポン」と言う、スイカを食べながら花火を見る、これが優雅と言うものだ。
有名花火大会は出来るだけ近くで見ようと陣取りから始まって、真上を見上げて観る。俺は御免だ