 | 医療事故報告 142人が死亡 大学病院や国立病院機構の病院など全国273の病院は、患者が死亡したり、障害が残ったりした重大な医療事故について、財団法人「日本医療機能評価機構」に報告することが義務づけられています。去年1年間に報告された医療事故は1266件に上り、142人の患者が死亡していました。事故の内訳を見ますと、最も多かったのは、▽入院患者が転倒したり、ベッドから落ちたりしたもので、441件と全体のおよそ35%を占めています。また、▽手術をする体の部分をまちがえるなど「治療や手術に関する事故」が379件、▽薬の種類や量を誤る「薬に関する事故」と▽薬を投与する管が外れるなど「チューブに関する事故」が、それぞれ77件報告されています。日本医療機能評価機構によりますと、およそ30%を占める80施設からは、事故の報告が1件もなかったということです。日本医療機能評価機構の後信医療事故防止事業部長は「高度な医療を担う病院で重大な事故がまったく起きていないとは考えにくい。ペナルティーを与える制度ではないことを理解してもらいたい」と話しています。   | 3月21日 4時34分 |
|  |  | 医療事故報告 142人が死亡 3月21日 4時34分
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