2008年03月20日 更新

「シャカリキ!」に駆ける!人気自転車マンガがD‐BOYSで映画化

「シャカリキ!」で熱血自転車部員を演じるD−BOYSの(左から)鈴木裕樹、遠藤雄弥、中村優一

「シャカリキ!」で熱血自転車部員を演じるD−BOYSの(左から)鈴木裕樹、遠藤雄弥、中村優一

原作コミックの「シャカリキ!」(上からポッポ=中村優一、ユタ=鈴木裕樹、テル=遠藤雄弥)(C)曽田正人/小学館文庫

原作コミックの「シャカリキ!」(上からポッポ=中村優一、ユタ=鈴木裕樹、テル=遠藤雄弥)(C)曽田正人/小学館文庫

 イケメン俳優集団、D−BOYSによって、自転車ロードレースに青春をかける高校生たちを描いた人気コミック「シャカリキ!」が映画化されることが19日、分かった。主演は現在放送中のNHK大河「篤姫」で注目を集めるリーダーの遠藤雄弥(21)。「仮面ライダー電王」の中村優一(20)、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の鈴木裕樹(24)が脇を固め、汗と涙の青春群像劇を爽やかに演じる。

 自転車を愛する人たちのバイブルコミック「シャカリキ!」が、イケメン軍団によって映画化されることになった。

 同作は、平成4年から4年間にわたり「週刊少年チャンピオン」で連載され、累計350万部を売り上げた人気漫画家、曽田正人氏の連載デビュー作。サッカーの「キャプテン翼」、バスケットの「スラムダンク」と並ぶ人気スポーツ漫画として知られ、自転車ロードレース界の第一人者、別府史之選手も子供のころ愛読していたという。

 廃部になった自転車部の復活にかける主人公、テル役にはD−BOYSのリーダー、遠藤雄弥を抜てき。フジテレビ系「のだめカンタービレ」で見せたコミカルな演技で注目を集め、現在放送中のNHK大河「篤姫」の有村次左衛門役を好演中の若手注目株だ。

 チームのクールなエース、ポッポ役には昨年放送の「仮面ライダー電王」に主演してブレークした中村優一。テルに挑戦状を叩きつけられるライバル校のエース、ユタ役は昨年の「獣拳戦隊ゲキレンジャー」に主演した鈴木裕樹が扮する。

 3人は昨年12月から練習を開始。今月10日から6日間、千葉・館山で強化合宿を張って、毎日自転車で60キロ走り込み、ロードレースのメカニックに関する勉強も積んだ。3人ともに、ズボンが履きづらくなるほど太ももの筋肉が発達したという。

 監督は今村昌平監督や北野武監督らの助監督を務め、今作品が初の長編作となる大野伸介氏。きょう20日にクランクインし、4月いっぱいでアップ。9月にショウゲートの配給で公開される。

 20日が21歳の誕生日の遠藤は「映画初主演でプレッシャーはありますが、テルのように全力で駆け抜けたい」と気合十分。中村も「クールでかっこよく、かつ爽やかに頑張れたら」、鈴木も「迫力あるレースを期待してください」と張り切っている。

■シャカリキ!

亀ヶ丘高(亀高)に転校してきたテル(遠藤)が自転車で颯爽と坂道を駆け上がる姿を、ポッポ(中村)ら自転車部員が目撃し、無理やり入部させる。インターハイでテルは宿敵、鳳帝高のエース(鈴木)の挑発に乗り、失格に。亀高自転車部も廃部になってしまう…。テルの姉、サユリ役に中越典子、部員の母親役に中井美穂、亀高校長役に柄本明、教頭役に温水洋一、自転車部監督役にネプチューンの原田泰造ら豪華キャストを迎える。