DVDレーザー製作記
DVDレーザーとはパソコンのDVDドライブを改造して作るレーザーのことです。
市販のレーザーポインターでは1mW以上の物は販売されていません。
(日本では1mW以上のレーザーの販売が規制されました)
DVDドライブで使われているレーザーは数百mWと非常に強力です。
そこで、このレーザーを利用しデンジャラスな(笑)レーザーポインターを作ってみます。
※5mW以上では失明の危険性があります。
DVDレーザーはクラス3Bに分類され500mW未満の出力があります。
実際に製作される際は、十分気をつけましょう。
2007年、8月22日。
注文しておいたDVDドライブ到着!w
さっそくバラバラにします(笑。
前面パネル外してー、ネジ外してー
すると基盤が現れてきます。
ここもバラバラにしてヘッド部分を取り外します。
これがDVDドライブのヘッドです。
右の写真で黒く囲ってある部分(金色の物)がレーザーダイオードです。
慎重に取り外します。電源を逆接続にしただけでも破壊するので注意が必要です。
試しに電源装置につないでみる。とかはやめたほうがいいですよ。
逆接続でブッ壊した人間がここにいるので(笑。
・・・・もう1台注文しました(爆ww
もう何やってんだかorz
2007年、8月24日。
さてさて、2台目のDVDドライブが届きましたよ。
今回はLG製の18倍速DVDドライブです。
なんだかLITEONのドライブは分解しづらかったので(^^;
前回と同様にバラバラにします。
今回は2個のレーザーダイオード(LD)が見えると思います。
これはDVD用,CD用と用意されているためです。
2個の高出力LDが手に入るならば5000円は安いかもしれませんね。
片方だけを慎重に取り外します。
これがDVDドライブから取り外したレーザーダイオードです。
個人的にはキャップがついていなくて大丈夫なのかと疑問に思います・・・
DVDのレーザーってこんなもんなんでしょうかね?
ホコリとかで悪影響を及ぼすような・・・・
ちなみにこれが通常のレーザーダイオードです。キャップがついてますね。
たしかROHM社の780nm帯可視光半導体レーザーダイオードかと。
出力は10mWあります。
さて製作の続きです。
このまま光らせただけではレーザーポインターとはなりません。
光は広がってしまい、ただの赤色ライトになってしまいます(笑。
そこで必要なのがコリメートレンズです。
このレンズでLDから発せられたレーザー光を平行光にするのです。
ここで初めてレーザーポインターとなります。
今回は秋月電子通商から販売されている赤色レーザーユニットを分解し、ハウジングを使用します。
これです。500円ほどで買えます。ただし1mWしか出力がありません。
1mWの出力はこんなものです。
確認したところで、ユニットを分解していきます。
レンズのネジは接着剤で固定されています。
万力などで固定して回してください。
中にはレーザーダイオードが入っています。
力技でレーザーダイオードを外し(笑)、DVDドライブから外したレーザーダイオードを取り付けます。
ここで電源装置を使い、レーザーダイオードへ3Vの電流を流します。
すると!!
こんなにも明るく光りだしますw
レーザー光に触れると2〜3秒で熱く感じます。
ただ平行光となっていませんね。
レンズが合わないのか、距離をとるごとにスポットが広がってしまいます。
エネルギー密度も下がってしまうため改良が必要ですね。
ちなみに温度を測ってみるとこんなかんじです。
これがレーザーがあたっていない部分の温度。
28℃ですね。
(温度計の1mWレーザーと比べても、強さがわかるかと思います。)
これがレーザーがあたっている部分の温度。
なんと35℃!!温度差が7℃もあることになりますね。
次の課題は適したコリメートレンズを探すことでしょうか。
うまく平行光になれば遠くの物体を焼くことができるかもしれません(笑。
2007年、8月28日。
結構発熱するのでペルチェに乗っけてみました。
放熱が完璧なので電源装置で長時間駆動できます。
で、
試しにカーボン紙を当ててみた。
なんじゃこりぁー!!
煙です煙(笑。
レーザー駆動
動画おいておきます。
ヤバイですね。コレ。
イイカンジに焦げあと付いてます(笑。
調子乗ってFD焼いてみたw
30秒でこんな感じ(笑。
コリメートでも探すかなぁw