◇半導体メーカー
半導体メーカーのルネサステクノロジ高知事業所(香南市香我美町徳王寺)は、事業所内に太陽光発電システムを設置し、17日に点灯式をした。
地球温暖化防止対策として環境省や県が進める事業の一環。昨年11月から工事を始め、事業所内の屋根に507枚の太陽電池パネルを設置した。
2月から試運転を開始。これまで二酸化炭素の排出量を2100キロ削減した。来月から本格的な運用を始める方針で、年間発電量は113メガワット時になり、二酸化炭素の削減効果は年間40トン。これは、スギ1万本(11ヘクタール)が1年間に吸収する二酸化炭素の量に相当するという。
点灯式には、同事業所の有馬秀明所長や尾崎正直知事らが出席。テープカットのあと点灯スイッチを押すと、発電量がわかるモニターに数字が表示された。有馬所長は「環境に配慮することでこれまで以上に社会貢献していきたい」などと話していた。【米山淳】
毎日新聞 2008年3月18日