最終更新:2008/03/21 14:00

スーパーニュースニュースJAPANスピークスーパーニュース WEEKEND報道2001新報道プレミアA

音楽の有料配信、下降するCDシングルの市場規模に迫り2008年中にも抜く勢い

「CDの売り上げ」「音楽配信」「レンタルCD」と本当のヒット曲がわかりにくい時代になっている。特に音楽の有料配信は、下降するCDシングルの市場規模に迫り、ことし中にも抜く勢い。
レコードからCDへと以降して20年がたった。そうした中、ソニーが9年ぶりにレコードプレーヤーを発売する。
このプレーヤーは、USBでパソコンと接続することにより、簡単にレコードから音楽ファイルを作成し、携帯型プレーヤーに取り込めるという。
レコード好きの人は「そういうものだったら、まだCDになっていないレコードを買い戻したい」と話した。
一方、レコードから主役の座を奪ったCDには、危機が迫っている。
2007年の年間No.1ヒットソングといえば、あの片山 さつき議員も歌った「千の風になって」だが、その曲をしのぐヒット曲が携帯電話の中で生まれている。
それは、2007年にデビューしたGReeeeNの「愛唄」。
CD売り上げの年間ランキングでは24位だが、「着うたフル」などの有料音楽配信のダウンロード数は、「千の風になって」の売り上げ枚数111万5,000枚をしのぐ、およそ150万件となっている。
年々およそ5割り増しの勢いで拡大する有料配信は、1999年をピークに下降するCDシングルの市場規模に迫り、2008年中にも抜く勢いとなっている。
「着うた」派からは、「僕は携帯です。(携帯で音楽が取り込められれば?)十分です」、「普通に気軽に携帯だとダウンロードできちゃうので」といった声が聞かれた。
今週、KDDIと芸能プロダクション大手「アミューズ」が新会社を設立し、携帯電話向けの音楽配信事業への参入を発表した。
「CDの売り上げ」と「音楽配信」、そして「レンタルCD」、本当のヒット曲はどこにあるのかわかりにくい時代になっている。
しかし、「CD派」の人からは「自分な好きな曲はやっぱり現品で欲しいので買います」といった声も聞かれた。
ヒットチャートの老舗「オリコン」の小池 恒社長兼CEOは「ヒットが多様化して、ただその中心には、やはりCDシングルがあるというのが正しい見方じゃないかなと思います」と話した。
また、昔懐かしのレコードをCDとして復刻したものを専門に扱っている、ファンの思い入れを戦略的に取り入れたお店もある。
客からは「ほとんどCDで買い直してますね」、「全部、パソコンでダウンロードというのはちょっと寂しい気がしますね」といった声が聞かれた。

(03/20 19:34)


[ high / low ]

「経済」の最新記事

最新記事

天気予報

Today's Question

2008世界フィギュアスケート選手権大会でどの日本人選手に期待しますか?

浅田真央選手
安藤美姫選手
中野 友加里選手
高橋大輔選手
その他

送信

結果をみる

投稿する

記事に対する意見・ご感想や情報提供はこちらから

映像の投稿はこちらから

「Windows Media Player」または「Flash Player」にて 動画をご覧ください。

Windows Media Player

FLASH PLAYER