松本で映画撮影進む 市川染五郎さんら出演
2008/3/19
松本市内の新聞販売店で行われた映画「今度の日曜日に」の撮影リハーサル。市川染五郎さん（左）が新聞配達員役を演じた
映画「今度の日曜日に」（仮題）の撮影が、松本市で進んでいる。けんもち聡（さとき）監督の意向でロケ地の大半が同市内。信大松本キャンパスや新聞販売店、女鳥羽川沿いの通りなどを舞台に３月下旬まで撮影し、２００９年春の公開予定だ。同市での上映会も検討中という。
韓国から映像を学ぶために日本に留学したヒロインが、被写体として選んだ男性と心を通わせ、互いに成長していく物語。韓国人歌手のユンナさん、市川染五郎さん、竹中直人さんらが出演する。脚本などの企画は、大手の映画会社ではない独立系プロダクションなどを対象にした「日本映画エンジェル大賞」（２００６年下半期）を受賞している。
市川さんはピザや新聞の配達員役。同市中山の信濃毎日新聞松本専売所中山営業所でこのほど行われた撮影では、同僚と会話するシーンを撮影した。約５０人のスタッフが午後６時ごろから準備を始め、ニット帽にジャンパー姿の市川さんがチラシを新聞に挟んだ。撮影は１時間半ほどで終了。駆け付けた見物人は、声をひそめて演技を見守った。
韓国・ソウルでのロケも予定している。プロデューサーの小沢俊晴さんは「心があたたまるストーリーが見どころ。松本はそのイメージとも合うし、撮影がしやすい」と話していた。
（提供：信濃毎日新聞）