坑内に入ると「坑内見張所」がお出迎え。 観光客には計り知れぬ鉱山労働者の厳しい現実が・・・ |
鉱山作業は労働集約型、つまり筋肉で稼ぐ仕事なのだ。 しかし金属鉱山労働者の誇りは高い。 |
これが日本有数の金山たらしめた金鉱石であろうか。 |
坑道内には軌道(トラック)が張り巡らされていた。 |
素掘りの坑道内を走る鉱石列車。 |
鉱山労働者を輸送する人車列車。 |
|
<西海道奇談> 松本清張初の時代劇、『西海道奇談』の舞台になったのがここ鯛生金山。残念ながらこの金山の歴史をひもとくと、明治27年にはじめて金鉱脈の存在が発見された新しい鉱山であり、小説の設定とは一致しないのだ。しかし虚構とは言え江戸時代の金山を巡るサスペンスによく似合う舞台を見つけたものである 地底博物館(観光坑道)内には<西海道奇談>パネル展示があり、歴史サスペンスファンを楽しませてくれる。 |
坑道は大分県側の鯛生坑口から福岡県側矢部坑口まで約2.6キロ続いている。 |
現在は鯛生坑口から239m地点で閉鎖されており、矢部坑口は残存していない模様である。この鉄柵の奥どこまで坑道が続いているのだろうか? 案内表示には「この坑道は全長2614米で福岡県矢部村へ通じています。上にかゝげている文字は矢部坑口に記されている銘板を模写したものです。」と記されている。 |