ブツには利息も配当もつかない
LIVE ROCK ALIVE ― Chisato Moritaka DVD Collection no.7 価格:¥ 3,990(税込) 発売日:2000-10-18 |
金曜日には一オンス1033ドルを超えていた金(ゴールド)でしたが、昨日には一気に940ドル割れまで急落しており、最後の<バブル>がはじけたのかも知れません。で、阿修羅の投稿なんだが、
何度も述べてきておりますが、『原油』、『金(ゴールド)』は最後のバブルに突入していたものであり、昨日金(ゴールド)が一オンスあたり60ドル余り急落し、今日以降、さらに急落し900ドルを割れば、完全にバブル崩壊になり、金(ゴールド)が世紀の暴落を演じることになるかも知れません。
そして最後には『原油』の暴落となります。
原油の在庫が急増している中、価格だけが上昇することはあり得えず、早ければ今週中にも急落が見られるかも知れません。
ブツには利息も配当もつかない、というわけだ。いくら値上がりしたって、値上がりというのはいつかは下がるモノであって、利息がつかない以上、投資の対象としては弱いんじゃないの? というんだが、
なので、資源バブルも、もう破綻しかかっているというんだが、まぁ、景気が悪くなれば消費も冷え込むわけで、消費が冷えれば資源も要らなくなる。物事すべて順番に行ってるわけで、かつて、オイルショックで大騒ぎした結末というのは、省エネ技術の確立で、アラブは自分の首を絞めてしまったわけだな。で、ひととおり全てのバブルが崩壊した後に何が残るかというと、結局、何も残らないという話もあるようで、ベアー・スターンズの次はメリル・リンチだなんて話も出ているようで、サブ・プライム関連商品で一番ヤバイのはエクイティ部分とされ、その次にヤバイのはメザニンと呼ばれる部分ですが、実はこの商品を大量に保有するのが、ヘッジ・ファンドです。
現在のところ売るに売れない。売れば下がる。下がるから売ると言う負の連鎖状態が続いています。このような状態ではどうなるか。今現在は金や原油等の商品に資金が向かっていますが、ヘッジ・ファンドはほとんどの場合銀行借入によりレバレッジをかけています。
信用を提供する銀行が資金供与を絞るとどうなるか。またヘッジ・ファンドが「売るに売れない」サブ・プライムローン証券を大量に抱え、損失が増加している事が一般に広く知られるようになった場合にヘッジファンドが証券を売り続ける事となり健全とされるプライムのローン債券の価格低下も引続き起こる事は避けられません。
また金や原油等の商品は配当や利息などのインカムゲインを生みません。したがってこれらの商品はいずれ反対売買で決済するしかありません。すでにヘッジ・ファンドの破綻がいくつか出ていますが、大型の破綻が出ないとは言い切れません。またヘッジ・ファンドを利用している金融機関も多数あるようです。
傘下のSIVやSPVの評価損を公表しない(できない)状況での決算発表なんて意味なし。日本でも「トバシ」という言葉が流行ったんだが、アメリカでも、金融機関が子会社に損失を押しつけて知らん顔しているわけだ。恐ろしくて、それを公表できない状態で、結局、どこにどれだけ隠れているのか判らないまま、全ての損失を政府が丸抱えするしか解決法はない、という状況。さて、アメリカの政府にそれだけの余裕があるのかね? まぁ、コレで全てのバブルが崩壊してしまえば、いっそ、始末がいいわけだ。オマエの為にカネを稼いでくれるヤツなんか、どこにもいない。黙って自分でしっかり働け、という世の中になれば、それが正解だと思うんだがね。
私からすれば、米金融機関は「お前はもう死んでいる」状態ですな。
もっともSIVやSPVの評価損を公表し、ぶっ潰しますなんてやったら、それこそ米国が、デフォルトになってしまいますから・・・・・・・・複雑な問題が・・・・そこには!!
ヒントは「ベアー・スターンズ」を潰さなかった所にあります。
でも、失敗すれば世界恐慌の可能性は高い・・・・・・・
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