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2008/03/21

チベット騎兵隊

不死身の保安官 不死身の保安官
価格:¥ 2,990(税込)
発売日:2008-02-22

ゆんゆんオルタさんちなんだが、アメリカというボス猿が中国という新しいボス猿に殺されて、次世代の帝王に即位するとかいうんだが、チベットの動乱はそのための布石だというんだが、
 米国の覇権終了の予兆と同時に、チベットで動乱が起こっている。動乱を背後からコントロールしているのはイスラエルと英国の諜報組織MI6である。アジアの覇者となるべき中国は、その覇権地域内部に様々な民族・文化・宗教・国家を独立国家として並存させながら、ゆるやかにネットワークを形成するEU型の政治経済共同体に「変型」しなければ、アジアの覇者の地位をロックフェラーは「与えてはくれない」。それが覇者になる「条件」である。チベット動乱は、その予兆である。「中国を複数の小国に空中分解させ、その連合体に移行させる」という警告である(注1)。

 そのようなEU型ネットワークではなく、独裁国家を中国が継続する限り、チベットもウイグルも、もちろん日本もロシアも、中国によるアジアの覇権を「受け入れない」。「分割統治、分割された各地域の独自文化・宗教・伝統は認める」これが古代ローマ以来の支配者の帝王学である。
で、面白いのはメンツと実体は別物という考え方なんだが、

*注1・・・・メンツを何より重要視する中国に共産党独裁を「当面維持させる裏取引」は、ロックフェラー側も承認済みである。富と政治権力を極く一部、数%の富裕層が握りながら、形式上は民主主義国家の建前と「メンツ」を維持している米国と同様、メンツと実体権力の所在は全く別物である。
というわけだ。なかなか説得力があるんだが、ゆんゆん。ところで、チベット動乱に関しては、他にも「アメリカの嫌がらせ」「上海閥の嫌がらせ」なんて説もあるんだが、もともとチベットというのは常に一触即発、いつでも火がつく状況にあるわけだ。定期的に暴動が起きるので、誰も何も陰謀たくらんでなくても暴動は起き得るし、そもそもオリンピックを控えて北京政府当局が過激派分子を事前拘束するために仕組んだヤラセという説まである、ゆんゆん。

ところで、中国系の人というのは、交渉していてややこしくなると「切れる」わけだ。突然、ギャーギャー叫びはじめて収拾がつかなくなる。理不尽な主張をギャンギャンとまくし立て、相手の言葉なんかまったく聞かなくなってしまう。実に、アタマが悪いというか、空気が読めないというか。あのセンスは独特で、日本人だとちょっと面食らう。なんでヤツらが「切れる」かというと、まぁ、色々と理由はあるんだろうが、
中国人は謝る事を知らないというのがあるわけだ。ああいう国で、ああいう歴史なので、ひとたび謝ってしまったら最後、殺されてしまう。なので、最後まで謝らない。必死でわめく。中国人が怒りはじめたら。そら、かなり追いつめられているものだと考えれば良い。これ、ヤツらとつきあってないと理解できないんだけどね。

ところで、国家としての交渉においても、中国人というのはこの「切れ芸」を存分に発揮してくれるわけだ。安っぽいTV芸人みたいなんだが。いわゆる「南京大虐殺」騒ぎにしてもそうなんだが、そもそも中国人どうしで盛大に殺し合いしていたんだろう、と追求されるのが怖いもんで、必死にギャーギャー騒ぐ。今回も、ダライラマに対して「台湾を中国の領土だと認めろ」とか理不尽な主張をして世界の笑いモノになっているんだが、ダライラマと台湾は関係ないでしょ? というのは理屈なんだが、なんせ「切れて」るもんで、つい、ホンネが出てしまうわけだ。これを読み解くなら、「台湾総統選に絡んで仕組んだヤラセだろう」と言いたいんだろうが、という事は、はしなくも中国政府当局が知らないところで、今回のチベット暴動が起きたという事を意味しているわけだ。誰が犯人か判らないので、切れている。ある意味で、追いつめられているのは北京政府なのだ。

むかし、チベットでは120万人の大虐殺というのがあったわけだが、それでもチベット人が絶滅したわけではない。何かきっかけがあれば、いつでも騒動が起きる。もっともワクワクしたのは、
チベット騎兵隊なんだが、チベット人が馬に乗って何やら叫びながら走りまわっているわけだ。ああいう山の中では、軍隊の装甲車より馬の方が役に立つ場合も多い。おいらの友人に怪しいネパール人がいるんだが、コイツが馬が大好きで、「なんたって、馬は酔っぱらっても平気だからな」というわけだ。馬で飲みに行けば、ベロベロに酔っても帰りが楽。馬に乗せてくれさえすれば、寝ていても自宅に帰ってくれる。車ではそうは行かない。あのあたりでは、今でも馬が実用に使われているんだが、雪道でも凍った道でも泥だらけの道でも、馬だったら行き来できる。馬は、究極の4WDなのだ。

で、そういう土地で大量の軍隊を投入したところで、完全に制圧する事なんか出来ない。東南アジアの歴史を見ると、負けた民族は山に逃れて、そこで細々と何百年でも生き延びるという繰り返しであって、日本でも平家の落武者部落なんていう伝説があったりするんだが、天皇家ですら、南北朝とかいって山に逃げると何百年でもそこで続くわけだ。永遠に軍隊をそこに貼り付けておくことなんか出来ないので、いつかは引き揚げる。引き揚げたら、チベット騎兵隊が出てきて、華人の商店に火をつけてまわるという、まぁ、東南アジアではどこでもそういう歴史を持っているわけで、マレーシアでもインドネシアでもそういう歴史はあった。日本だって、大陸からやってきた弥生人から逃れて、縄文人の末裔が山奥で、海辺で生き続けた。まぁ、オルタさんちはアレでゆんゆんなんだが、言わんとするところは、そんなところだろう。

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