千葉県松戸市で女性が道を尋ねてきた男に殴られ、金を奪われるなどの強盗事件が2件相次ぎました。男は逃走する際、「ありがとう」と言い残していました。
20日午前9時すぎ、松戸市本町の路上で会社員の女性(59)が「流山はどっち」と道を尋ねてきた男に持っていた手提げバッグを奪われそうになりました。女性が抵抗したため、男は女性の頭を殴って現金1万2000円を奪い、「ありがとう」と言い残して逃走しました。女性は軽いけがをしました。
調べによりますと、男は20代後半で身長170センチ、19日に茨城県内で盗まれたナンバープレートをつけた黒色の乗用車に乗っていたということです。
この4分前にも、150メートル離れた路上で、男に道を尋ねられたそば屋の女性店員(47)が殴られて、持っていたハンドバッグを取られそうになる事件があり、警察は、同一犯による犯行の可能性が高いとみて調べています。(20日17:12)