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2008/03/20

77歳のゴルゴ爺さん

オフィシャル・ブックTHEゴルゴ学 オフィシャル・ブックTHEゴルゴ学
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2000-11

中村泰という爺さんがいるわけだ。今年77歳になるんだが、強盗殺人で無期懲役判決というんだが、その爺さんがオウム事件に絡んで国松長官狙撃は自分がやったという手記を産経新聞の記者に送っていた事がわかった。

国松長官への狙撃は中村被告が実行犯とほぼ間違いないと思うが、気になるのは協力者のことと、長官を狙撃した動機でである。狙撃現場には北朝鮮の金正日バッジが落とされていた。そのことを中村被告はどの様に供述しているのか。

 あの事件現場には何度も行った。犯人が撃った場所で拳銃(モデルガン)を構えて、精密射撃できる距離感を測った。目撃者の証言から地元の道路(裏通り)を何度も歩いて検証をした。それでも犯人の特徴と動機は解明できなかった。しかし当時はオウムが犯人と断定すれば、目撃された長身は平田(逃亡中)で、エアーピストルの国体参加者という経歴が気になった。

在宅軍事評論家・神浦氏なんだが、どうも、犯人しか知らない「秘密の暴露」というヤツがあるのでコイツが犯人ではないか、と書いているんだが、

そこで面白い話があるわけだ。
 名古屋、大阪での現金輸送車襲撃事件で有罪判決を受けた中村泰(ひろし)被告(77)が「週刊新潮」に警察庁長官狙撃事件などの犯人であるかのように報じられたとして、新潮社に慰謝料1000万円などを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は31日、新潮社側に150万円の支払いと謝罪広告の掲載を命じた
毎日新聞の記事なんだが、今年の1月に、週刊新潮との裁判で「長官狙撃事件の犯人ではない」と主張、慰謝料をせしめているわけで、なんかねぇ、最近はそういうのが流行りなのかね? で、この爺さん、長官狙撃事件への関与を匂わせる手記とか、やたら自己顕示欲が旺盛なわけだ。
中村被告の手記には「轟然(ごうぜん)火を吐く銃口に、抗争久し積年の敵(かたき)の首領倒れたり」と、国松孝次警察庁長官狙撃事件への関与を思わせる一文もあった。
また、「ゴルゴ13(サーティーン)は高望みでも、せめて“長官狙撃ティーム”の一員ぐらいの座は占めたまま、歴史の闇の中に消え去りたいのです」とも記している。
大坂地裁は「拳銃に対する強い執着心がある。更生を期待することは困難」として、無期懲役の判決を言い渡した。
去年の3月の記事にもそう出ているんだが、まぁ、こういう話がボロボロ出てくる。他にも、犯人が自分であると告白した「詩」を公表したり、不思議な爺さんなんだが、
中村はこの手記以外にも、長官狙撃の犯人が自分であることを告白した“詩”を書いている。それはあくまで“詩”であり、事実かどうかはわからない。ただ中村にとって長官狙撃犯の“称号”を与えられることは、いわば名誉であるらしい。

思うに中村は、“タダの凶悪ジジイ”というレッテルを貼られただけで生涯を終えたくはないのであろう。警察庁長官を撃った男。その称号が欲しい。だがあっさり犯人であることを認めるほど安くはないというわけか。食えないジジイではある。
ところで、この爺さんの不思議なところというのは、まずは「職業不明」である、という部分。経歴としては、元東大生なんだが27歳で警官を射殺して逮捕、無期懲役になるが47歳で出所、元共産党員で、「体制転覆をもくろむ活動家」として裏街道を歩んだとも言われるんだが、世の中にそんな商売はない。つうか、特定の組織に属していれば誰かが活動資金を出していたとも考えられるが、そんな形跡はないわけだ。で、逮捕された時には15丁の銃器と1000発の銃弾を所持していたというんだが、それらの銃器が多くの事件で使われていたのではないかという疑惑が浮かんで来ているわけだ。で、そんな中にスーパーナンペイ事件がある。
中村泰が東京と大阪で借りていた貸金庫などから押収された拳銃14丁を警察庁科学警察研究所などが分析した結果、1丁の拳銃がスーパーナンペイ事件の現場で見つかった銃弾の線条痕に酷似していることが6月15日に判明した。(2004.6.16)
スーパーナンペイ事件というのは、夏祭りの夜、わずか10分のあいだに3人の女性が銃殺されるという凄惨な事件なんだが、
 平成7年7月30日 東京都八王子市大和田町にある、スーパー「ナンペイ大和田店」2階事務所で、3人のパート、アルバイト店員が射殺される事件が起きた。
 殺害されたのは、パート店員、稲垣則子さん(当時47歳)、アルバイト店員、矢吹恵さん(当時16歳)、前田寛美さん(当時16歳)。第一発見者は、稲垣さんの友人の森橋和夫さん。同夜午後9時15分ごろ稲垣さんから、電話で出迎えの依頼を受けた森橋さんが、9時25分ごろには、事務所前駐車場に到着して、待機。しかし、しばらくしても稲垣さんが下りてくる気配が見られないため、10時ごろに事務所にあがり、血まみれの3人を発見し、警察に通報した。電話を受けた9時15分から駐車場に到着した9時25分までの、わずか10分の間に凶行は行われたものとみられ、ガムテープで手足、口の自由を奪われた無抵抗な3人を、至近距離から射殺するなど残忍な手口が明らかとなった。事務所内の金庫は、荒らされずにいたものの、カギが差し込まれた状態になっていたことから、警視庁は強盗殺人事件と断定し、捜査を開始した。
この事件では「犯人」と目される人物の名前が出たり引っ込んだり、色んな経緯をたどって、結局まだ金人は捕まっていない。で、爺さんの拳銃コレクションの一丁が、線条痕が酷似しているとかで、爺さんが犯人ではないか、という見方が急速に浮上しているんだが、爺さんは「オレはそんな安物の拳銃は使わない」と、必死に否定しているわけだ。とかいいつつ、問題の安物銃を自分も持っていたわけだが。で、
だが、同じ年に起きたナンペイ事件は事情が異なる。女性を殺して何になるというのか。顔を見られたからであろうか。しかしそもそも近所のスーパーを襲うか? 中村はナンペイ事件の実行犯ではないのかもしれない。

ただし、既報の線条痕の問題がある。中村所有の拳銃が使われたと見ていい。加えて、躊躇なく頭部に弾丸を撃ち込むというのは、並みのチンピラにできることではない。中村は実行犯ではないにせよ、真相を知っている可能性がある。
そもそも、爺さんは一種の個人「武器庫」を運営していたわけだ。スポンサーが誰なのかはともかく、頻繁にアメリカや香港に行って拳銃を仕入れていたのだから、どこからかカネが入っていたのは間違いない。
 銃刀法違反の容疑等で逮捕された中村泰(ひろし)容疑者(73)は、東大中退、1956年に警察官射殺事件を起こしたという経歴がある。
 今回の逮捕容疑となったのは、10丁の銃器と銃弾1000発を隠し持っていた事と、押収した複数の偽造旅券は、中村容疑者が頻繁に米国や香港などに渡航していた事が確認されている。中村は銃器を購入する目的で他人になりすまして渡航を繰り返していたとみている。
 中村は、幼少時から父親の拳銃に親しみ、拳銃には異常なマニアで、拳銃を使った犯罪では ためらいの無い 非情な行状であったそうな。生来の鋭敏な頭脳とあいまって無数の銃器と隠し銀行口座を持っていたが、拳銃の密輸が難しい日本で、いかに謀ったのか等の捜査の進展を見守りたい。
で、小池壮彦という人がいるんだが、日本怪談史学会というのをやっていて、そこにこんな事が書いてあるわけだ。
中村の親族には、元政治家や、大企業の重役がいるという。彼の年代と経歴から見て、政治的背景は疑える。鬼っ子の事情が明るみに出ると、何かと都合の悪い権力者の存在。ナンペイ事件の捜査難航とも関係があるのか・・・。
まぁ、勝手な想像をすると、だ。拳銃マニアが拳銃を集めてショーバイというか、生活費を稼ぐとしたら、拳銃の貸し出しなんてのも考えられるわけだな。犯罪組織とつるんで私設武器庫として稼ぐとか。あくまでも想像だが。もちろん、自分でやったというのも考えられるが、少なくとも長官狙撃には共犯者がいたのは確かなので、爺さんが犯人だとしてもオウムが無関係だとは言えない。で、
なお中村の父親は、戦前に満鉄の職員だったという。だから幼少時代を中国で過ごした。彼が戦後を生き長らえた背景をつらつら思うに、なるほど岸か・・・とひとまず考えてみたが、この問題はいまのところ保留にしておく。
まぁ、ほっといても爺さん、先がないので、どうせなら全部、書き残して死んでください。それが世のため人のためです。

コメント

確かゴル爺和歌山在住だったとか
銃マニアが高じて雑賀衆縁の地に住んだのかな

警官殺しで無期懲役なのに20年で出てこれたというところがミソですね。
日本は犯罪者に甘い国ですね。
チベットでの解放軍のように連行してコッソリ射殺したのに服役中で通すってのがいいよ、頃合みて病死ってことに。

[突発者」の」著作者(宮崎学)氏によえると・・・国松警察次警察庁長官狙撃事件について 犯人などどうでも良いがと前置きして===活目すべき事柄を発言してる1!!!!!!金ですよ!

宮崎氏は「私が注目したのは 彼(国松警察庁長官の事。  犯人などどうでも良い!>のですが・・・と前置きしながらも・・目が飛び出る発言をしてるのです!」 ちょっと長くなりますが、保存してる文章をコピペします。

「私が注目したのは彼(国松警察庁長官の事。筆者註)が住んでいた荒川区の高級マンション。 彼、国松氏は1億人千万円の高級マンションを  どうやって購入したのでしょうか?」と言う宮崎氏の述懐から始まる文章です。 調べてみると担保はついてない!  給料だけで購入できる訳が無い! 何故 記者クラブはこの謎を追及しナイ! (脱税にも繋がるのに・・)

記者クラブは事情が分かってるから 今更物件!???
それを書かない!!日本のマスごみとは?・・

それが実家の親の遺産。女房の実家の援助でも何でもない!  警察官の給料・ーーーーー
地方警察の幹部クラスの 50才前後の給料は年収1千万円ですよ!


ーーーどうしたらこの幹部クラスが50才前後で年収1千万円が・・1億二千万のマンションを担保無しで買えるのか?

この調査報告する義務が 在るのでは・此処が解明されないと憶測で終わるのです! 舐めないで欲しいわぁ。猫のザラ舌など 吐き気がします!化け猫警察のパチンコの玉がゴロゴロ・ジャラジャラジャラ・・・猫の玉じゃっれは もう締めコロですよ♪(  ウインク ・ニャーン♪)

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