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びわ湖ホール予算削減せず基金崩す、滋賀県議会委案

2008年03月19日

 全国有数のオペラハウス、大津市のびわ湖ホールへ滋賀県が拠出する新年度の管理・運営費(指定管理料)の削減幅を拡大し、大幅にカットされた福祉医療費予算を復活できないかと議論になっている問題で、県議会は19日の予算特別委員会で、びわ湖ホールの予算には手をつけず、福祉医療費助成事業を今年度並みに戻す予算案の修正案を賛成多数で可決した。福祉医療費の予算は財政調整基金を取り崩して賄う。24日の本会議でも可決される公算が大きい。

 同県議会で予算案の修正案が可決されるのは78年以来、30年ぶり。修正案は自民党・湖翔クラブと公明党が共同提案。採決では、共産党も賛成した。同ホールの指定管理料をめぐっては、県が新年度から全体の約1割に相当する1億1千万円を削減する予算案を示したが、自己負担額を2倍に引き上げるなどの削減が行われた福祉医療費助成金を据え置くため、指定管理料をさらに削減するべきだとの議論が起きていた。

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