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【社会】

メディエーター協会設立 医療紛争を対話で解決

2008年3月20日 18時42分

 医療事故などのトラブルが起きた際に患者と医療機関を仲介し、対話による紛争解決に導く「医療メディエーター」の認定制度を手掛ける「日本医療メディエーター協会」(理事長・高久史麿自治医大学長)の設立シンポジウムが20日、都内で開かれた。

 設立の中心メンバーで、専務理事に就任した和田仁孝早稲田大大学院教授は「メディエーターが各地で普及する一方で、質を保証するシステムが求められている」と認定制度の必要性を訴えた。

 同協会はこの日理事会を開き、メディエーター養成講座の実績がある財団法人「日本医療機能評価機構」(東京)と早稲田総研インターナショナル(同)を「認証養成機関」の“第1号”に指定することを決めた。これらの機関で受講した人が協会に申請すれば、医療メディエーターとして認定される。認定を受けるには医療機関で働いていることが条件。

 同協会は今後、養成講座を開いている医療団体や各地の医師会などについてもカリキュラムをチェックし、適切と判断すれば認証養成機関として指定する方針。

(共同)
 

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