今年から京都議定書のCO2削減義務の実施がスタート。日本は5年間で-6%(90年比)を実現しなければなりません。“洞爺湖サミット”に向けて温暖化対策の議論も活発化しています。NHKは「地球エコ2008」キャンペーンを展開し、皆さんと地球の将来について考えます。
3月20日は、地域の様々な取り組みや、地域放送局の制作した環境関連の番組やリポート、さらに、地域からの中継を交えて、環境問題を考えます。 朝の8時35分から午後2時15分まで、450スタジオをキーステーションに、松本和也アナウンサーが各地の中継を交えて、生放送で「地域から環境」を考えます。 また、夜7時30分からは、これまで2回放送してきた「ワースト脱出大作戦」の総決算を堀尾正明さんが、環境という視点を交えてお伝えします。
NHKの地域放送局では、地元の皆さんと地域の環境を考え守る取り組みを行っています。 札幌局・北見局では、大雪山や知床の美しさとそれを守ろうとする地元の人たちの活動を伝え、環境保全の重要性を訴えています。 ブラックバスの激増や生活排水によって生態系が崩れている琵琶湖の環境を取り戻すため、大津局は「環境こだわり局」として、また沖縄局では、県内最大の干潟を守る地域の人たちを年間を通じて紹介しています。 また、「てくてく旅 四国八十八か所を行く」がスタートしますので、現地から生中継を予定します。
司会: 松本和也アナウンサー 優木まおみ地域放送局の制作した番組やリポートを放送してきた「ネットワーク54」。地域で起きている環境異変や温暖化防止の取り組みをリポートで伝えます。 山形からは、蔵王の樹氷にみられる異変から温暖化や酸性雨の影響をリポート。名古屋からは、豊富な風力と太陽光を生かした二酸化炭素削減の取り組み。松江からは間伐財をエネルギーとするいわば地産地消を進めようという動きをリポートする。 さらに、各局が継続して取材した環境・自然に関する番組も放送します。
BShiとBS1を中心に、生命あふれる「地球」を一周しながら世界各地のエコツアーを紹介して行く大型番組「地球に触れる・エコ大紀行」。この日がその第一回、屋久島を取り上げます。 世界遺産の島・屋久島の縦走ツアーと川を中心にしたカヤックツアーを中継を交えて伝える。屋久島の魅力はもちろん、この一年間の壮大なスケール感についても、東京のスタジオとのやりとりを通して浮かび上がらせる。 さらに、朝スタートした「てくてく旅」チームが、3番札所に到着しているので、その様子も伝えます。
出演: 石原良純、田中里沙、松本和也アナウンサー ほか日本一汚い川はどこ?日本一位置を知られていない県は? 様々なランキングの最下位とされた地域の住民パワーを結集、ワースト脱出を目指す奮闘ぶりを一年間に追い続けたシリーズの最終回である。ラストスパートの中で生まれる感動のドラマ。そして気になる結果は? 「日本一汚い川」千葉県市川市の春木川では、台所の排水対策への協力も目標人数まであと一歩まで迫り、住民の頑張りをみた県が川底のヘドロ除去に乗り出す。ところが、一向に結果が見えないことに嫌気が差した住民が次々と脱落!一度離れた住民の心をどう取り戻すのか。脱出請負人・櫻井貴史の真価が問われる。 一方、自治体の財政難で住民サービスが低下し「日本一住みにくい町」とされた北海道歌志内市では、住民同士の助け合いの仕組み(地域通貨)があと一歩のところで壁(商店などの反対)に突き当たる。そこに突然現れたのが、メインゲストの萩本欽一。欽ちゃんが町に飛び出し、協力者を募ると…。雪に閉ざされた大地に、温かな希望の光が差してゆく。 インターネット調査で「日本一場所が分からない県」とされた島根県は、島根を舞台にした人気マンガや朝のテレビ小説「だんだん」の三倉茉奈・佳奈、落語家・林家木久扇の協力を取り付けるなど、大々的なPR作戦を展開。合わせて、故郷を遠く離れた娘と父のドラマなど、ワースト脱出作戦をきっかけに、ふるさとを見つめ直す島根県人たちの思いも描く。
司会: 萩本欽一・堀尾正明アナウンサー