来月から内科が休診ー。地域医療が危機に立たされています。
北見赤十字病院の内科医退職問題をめぐり、北見市で市民集会が開かれ、医師たちは、患者の協力が必要だと訴えました。
(北見医師会・古屋医師)「どうしたら上質な医療を受ける事ができるのか患者、市民、医療提供者が共通の認識と相互理解を確立することが大切」
「北見地域の医療をどう守るのか」ーこう題して開かれた市民集会で北見医師会の古屋会長が患者の理解と協力が必要だと訴えました。
(北見赤十字病院・会見)「診療体制を縮小せざるを得ない。これまでの使命を果たすのが困難」
今月末で内科医6人が退職する北見赤十字病院ー。膠原病やリウマチなど網走管内唯一の専門医がいる病院でしたが、来月から内科は一時、休診となります。
地元の開業医の協力で夜間の救急外来は維持していますが、集会では、患者の夜間救急のコンビニ化が医師の負担を増やしている実態も報告されました。
(市民)「ずいぶん反省しなければならない点が多くあると思った」「私たちもすぐに高度医療病院にすぐ行くのではなくて(行かないことによって)勤務医や大きな病院の負担が少なくなる」
医師への負担が増して更なる退職者が出ることも懸念されていて、地元では、危機感を強めています。
(2008年3月20日(木)「どさんこワイド180」) |