NATO軍機、露戦略爆撃機接近でスクランブル
2008. 3/20
ートゥポレフTu-95『ベア』2機編隊、北大西洋上空で16時間のパトロール飛行中ー
[露空軍戦略爆撃機Tu-95"ベア"/写真提供:米海軍(原子力空母"ニーミッツ"に低空接近の際、緊急発進したF/A-18"ホーネット"が撮影)]
[NATO空軍"トネード"戦闘機]
[NATO空軍F-16"ファイティング・ファルコン"戦闘機]
[ワシントン発3月19日=デービッド・ハルスタム]北大西洋で哨戒飛行中の露空軍戦略爆撃機2機編隊にNATO空軍機がスクランブル出動した事が明らかになった。露空軍スポークスマンが公表した。NATO側の公式コメントは無い。露空軍によるとNATO空軍機の緊急発進を受けたのは3月18日。北大西洋上空でトゥポレフTu-95『ベア』爆撃機2機編隊が戦略パトロールを16時間に渡って実施中。NATO空軍から出動したのはF-16『ファティング・ファルコン』、『トネード』戦闘機の部隊だったという。露爆撃機は基地に帰投中、ノルウェイ沖合で空中給油を受けたが公海上空だったと主張している。北大西洋上空での露戦略爆撃機パトロール飛行では最近2件のケースでNATO空軍機のスクランブルは無かった。露爆撃機が防空識別圏(ADIZ)を越え領空接近の恐れが生じNATO空軍が対抗措置をとったと見られる。