屋台村の逸品レシピに 県産食材をアピール 福島

福島県産の食材の消費拡大のため、福島商工会議所青年部が作製したレシピ集
 福島商工会議所青年部は、福島県産の食材を使った料理のレシピ集を作製した。掲載メニューは、青年部が福島市置賜町で運営する屋台村「こらんしょ横丁」の各店で提供され、好評だった逸品ばかり。横丁などで県民に配り、県産食材のPRと地産池消の拡大に一役買う。

 県産食材の消費拡大を目指していた商議所青年部は昨年6月から、こらんしょ横丁で「地産地消フェア」を開催。横丁の郷土料理店など9店が各月ごとのテーマ食材を使ったオリジナルメニューを考え、客に振る舞ってきた。過去のフェアで登場した全メニュー、98種類がレシピ集で紹介されている。

 レシピ集はカラー刷り31ページで、川俣シャモやサンマなど11種類の県産食材ごとにメニューと作り方を詳しく紹介。食材の栄養価や効能も分かりやすく説明している。
 メニューは、川俣シャモと野菜の炊き合わせやサンマのうま煮のような定番から、モモの冷製パスタやホッキ貝のギョーザなど、プロの料理人ならではの発想が生きた独創的な品まであり、多彩で充実している。

 青年部は5000冊を作製し、こらんしょ横丁で配布している。今後は県内のスーパーや駅、百貨店などでも入手できるようにする。内容はこらんしょ横丁のホームページにも掲載される。
 青年部は「県産食材をPRし地産池消を促進するため、横丁を運営し、各店もオリジナルメニューの開発に取り組んできた。レシピ集はこれまでの活動の集大成であり、県産食材の消費拡大の起爆剤になると期待している」と話している。
2008年03月18日火曜日

福島

経済



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