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2008年3月19日 (水)

チベット問題と社会起業家

朝、起きてテレビをつけたらBBCでチベット関連のニュースをやってました。
記者がチベットに繋がる道をクルマで走っていって、とある村で、
「今まではこの先のチベットまで行けてましたが、今は警官に止められて行く事が出来ません」
みたいなレポートをしていました。

他にも、ダライ・ラマの記者会見とか、頭から血を流して死んでいる子どもの写真を映し出したりして、これはたぶん、暴動で死んでしまったのでしょう。

朝からシリアスなチベット満載です。

で、日本のテレビ局は何をやってるのかなと思って、チャンネルを切り替えてみたら、

「聖火リレーの走者が決定しました」
とかのニュースをやってました。

日本の走者は星野監督と欽ちゃんだとか。

北京オリンピック、無事に開催できるといいですねえ、
という気分にもなれなくて、朝からなんだかなあの気分ですが、
それはさておき。

チベット暴動が起きてから、
こういう時、社会起業家は何が出来るんだろうと考えていますが、妙案が浮かびません。

社会起業家って、平時にしか役に立たないんでしょうかねえ。

一つ考えたのが、NGO向けの警備会社とか。

NGOは紛争地帯でも活動しますから、危險がいっぱいです。
国際赤十字なんかも、ゲリラに襲われた時の対処法などを訓練する、というのを数年前にドキュメンタリーでやってるのを見たことがあります。

今回のチベット暴動も、旅行者が撮った映像がメディアで流れたりしていますが、現在は海外メディア禁止なので最新の映像が入ってきません。

こういう時こそ、国境なき記者団の皆さんに活躍して欲しいですが、敵は中国人民軍ですから迂闊にチベット入りするわけにもいきません。

そこで、退役軍人などを雇い入れた警備会社が記者をガードして、取材活動をするとか。

いまや、ホンモノの戦争でも民間の軍事会社が活躍する時代です。

大手NGOは予算も潤沢ですから、彼らをクライアントにして、NGOの正義で展開する民間の軍事会社が成立してもおかしくありません。

紛争地帯だけでなく、津波や地震などの災害時にも、彼らは活躍できます。
軍隊は被災地支援のプロでもありますから、NGOは資金だけ集めて、民間軍事会社に発注する。

救援物資を運んだり、道路を作ったり、橋を架けたり、治安を維持したり。
こういう仕事は、ボランティアもいいのですが、軍隊経験者のほうが得意なので、お任せしたほうが効率的だと思います。

世界中から集まったボランティアの皆さんは、彼らの指揮下に入ってもらって活動する、と。

国際赤十字の例を見ても、国や国連が動くと問題がある地域でも、NGOならOKという場面も多いでしょうから、こういうのもありだと思うのですがどうなんでしょう?(竹井)


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