リッチな女性も社会貢献
「GRACE(グレース)」という雑誌があります。
40代女性向けの雑誌で、「家庭画報」の世界文化社が発行しています。
というわけで、リッチな女性向けの雑誌です。
先日、僕の奥さんがこの雑誌の取材を受けたのですが、その時に、逆取材をしてくれました。
「こういう雑誌の読者さんって、社会貢献に関心ありますか?」
答えは、
「社会貢献意識、高いですよ〜」
ということでした。
特に環境問題には関心が高いらしいです。
それが証拠に、発売中の三月号を見てみると、きっちり、
『楽しんで、エコ!』がグレース流
という特集が組まれています。
いかにもセレブっぽい女性が登場して、
それぞれのエコスタイルを紹介しているのですが、
その中に、林民子さんという女性が登場して、
「社会貢献活動から エコグッズまで PRするのが 私の新しい仕事です」
と語っています。
外資系出版社秘書〜欧米ファッションブランド輸入会社のプレスを経て、
昨年、NPO法人ソーシャル・コンシェルジュを立ち上げた女性です。
僕は、こういう、シャネルやグッチやヴィトンの広告が満載の高級女性誌に登場する女性が、社会貢献を語ったりする時代が来るとは思ってもみませんでした。
バブルを経験した世代からすると、隔世の感があります。
ホント、良い時代になりましたね。
特集では他にも、エコグッズの紹介もあり、オシャレなマイ箸やマイ水筒が紹介されたりしています。
まあ、そのマイ箸が12,600円とか、マイ水筒33,600円、という価格が高級女性誌らしいですが。(^^;)
そういえば、先日、とある会合で富裕層主婦のマーケットに詳しい人が、
「最近の富裕層の主婦は、ブランドものを買うのも、海外旅行に行くのも飽きて、社会貢献とかボランティアに興味をもっている」
という話をしていました。
ボランティアはもともと、セレブのお楽しみでもありましたが、日本ではそういうことがなかなか顕在化しなかった。それが、いろいろな場面でハッキリと現れてきています。
富裕層主婦は、企業のトップに対する影響力もあります。
大企業の社長の奥さんが、ボランティア活動に熱心だと、旦那さんもCSRとかに関心も高まるでしょう。
若い女性に対する影響力もあります。
富裕層主婦や、リッチな大人の女性の社会貢献意識が高まれば、「JJ」とか「CanCam」などのお嬢様雑誌にも影響を与えるでしょう。
そうなれば、男性誌でも、
「あの娘と行きたい老舗の温泉旅館」
とかの特集の変わりに、
「社会貢献でモテる」
なんて特集を組むようになるでしょう。
オヤジどもが、いきなりボランティアに励みだしたりします。
女性の力で、ぜひ男どもの意識を変えちゃってください、
そう思った次第であります。(竹井)
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