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【経済】

三菱重工、ジェット開発決定へ 受注確保し事業化

2008年3月20日 16時01分

 三菱重工業が国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」を事業化する方針を固めたことが20日、分かった。

 全日本空輸や日本航空が計70機前後を購入することで調整に入っているため、三菱重工は受注を見込めるとして最終的に事業化することにした。3月中にも正式決定し、発表する見通し。約40年前に開発されたプロペラ機「YS11」以来の国産機となる。

 三菱重工は4月に、MRJの生産・販売を手掛ける資本金約1000億円の事業会社を新設する計画。三菱重工が6割程度を出資し、残りの4割程度はトヨタ自動車や、三菱商事を含む商社などが資本参加する方向となっている。

 MRJは、70−90人乗りの小型ジェット旅客機で、価格は1機30億−40億円。開発費は1500億円規模で、経済産業省がこのうち500億円程度を拠出する予定。2012年の就航開始を目指している。

(共同)
 

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