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エレクトロニクス
シャープ、液晶新拠点「堺工場」で部材メーカーと情報システム共通化
シャープは09年度稼働予定の液晶パネルなどの生産拠点「堺工場」(堺市堺区)で、周辺に進出する部材メーカーなどと調達や生産、物流に関する情報システムを共通化する。調達、生産、物流の各業務を連動させて効率を高めるサプライチェーン・マネジメント(SCM)の推進が狙い。シャープは堺工場周辺に形成される企業集積を一つの仮想企業「バーチャル・ワン・カンパニー」(片山幹雄社長)ととらえ一体運営を進める。集積効果を高める方策として、共通化した情報システムの導入に乗り出す。
すでに情報システムの設計に着手している。複数のIT企業の協力を得ながらシステムをつくりあげる。シャープは堺工場を「21世紀型コンビナート」と位置づけている。同じ地域に進出した企業が連動し、一体運営を進めることでムダを省き、コスト競争力の強化につなげる
(掲載日 2008年03月20日)