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【皇室豆知識】陛下の「愛車」は何年モノ? (2/2ページ)
陛下の左後部座席には、皇宮警察本部所属で陛下の“SP”にあたる「侍衛官」と呼ばれる警察官が乗っている。
まるで天皇陛下にご運転をさせているようで、一見、奇異な光景だが、そこはやはり、陛下の「身辺警護」という重要な任務があればこそだ。
ちなみに、宮内庁や皇宮警察では、これを「陪乗(ばいじょう)」と呼んでいる。
辞書によれば、「身分の高い人の供をして同じ車に乗ること」の意だ。
天皇即位後も天皇・皇后両陛下がまだ、赤坂御用地内に住んでいたころには、公道ではない御用地内は運転免許が要らないこともあり、皇后さまも秋篠宮邸などに行くときに、このインテグラを運転されることがあったという。
さて、天皇陛下の免許ご取得は昭和29年である。平成19年1月には、免許の更新に伴い、皇居内で初めて高齢者講習を受けられている。
講習は70歳以上のドライバーが免許を更新する際、受講が義務付けられているもの。
御所で動体視力など適性検査を受け、東御苑で実際に車を運転された。
一般のドライバーと同様に指導員が同乗し、安全運転の指導を受けられたそうだ。
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【皇室豆知識】は【皇室ウイークリー】の兄弟企画です。次回の【皇室ウイークリー】は22日にアップします。今週も、皇室をめぐるさまざまな出来事について、鋭意取材を続けています。どうぞご期待ください。