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【経済】

シャープとソニー海外でも連携 液晶テレビ用部品

2008年3月20日 15時37分

 シャープとソニーが、海外での液晶テレビ用部品の供給などで連携を強化することが20日、分かった。堺新工場でのパネルの共同生産を決めた提携に続き、世界トップクラスの両社が関係を深めることで、国際競争で優位に立つ狙いだ。

 シャープは、北米市場向けのメキシコ工場と、欧州市場向けのポーランド工場で生産する液晶テレビ用の基幹部品をソニーに供給することを検討している。

 将来的に供給量が拡大した場合、海外に共同で工場を新設することも視野に入れている。

 液晶事業は投資負担が大きく、メーカー単独で事業を展開するのは厳しい状況。特に欧米市場では製品価格の下落が激しいため、完成品だけでは収益を上げるのが難しいことも背景にある。

 今回、液晶テレビで世界シェア2位のソニーと3位のシャープが組むことで、コスト競争力を高め、首位を走る韓国のサムスン電子を追撃する考えだ。

 

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