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氏 名所 属
中村 幸子 くまもとの道を語る女性の会 代表

■ご意見の内容

@社会、経済活動を支える主要幹線道路の整備を効率的かつ優先的に。
・熊本市街地部の渋滞は深刻であり、その社会的損失は甚大である。市街地における快適な社会活動を支援する環状道路の整備が急務である。熊本の環状道路の一部を担う国道57号熊本東バイパスが整備されたが、その更に東側へ大きく市街地が拡大していった。現在、市街地間の行き来を東バイパスが阻害している感があり、主要交差点の立体化は急ぐ必要がある。
・加えて、熊本は縦軸に比べ横軸が弱いため、熊本市街地と豊富な観光資源を有する阿蘇、天草を連携する横軸の整備は重要である。観光産業の振興、大津町等に広がる工業団地の生産・物流活動支援など、横軸整備が地域に与える効果は大きい。
・熊本県は九州新幹線の開通を控え、今後、交流人口の拡大が期待されているところであり、新幹線の整備効果を効率的かつ広域的に波及させるうえでも、これら主要幹線道路の整備を優先的に行うべきである。

A無駄のない(効率的な)道路整備。
・中九州横断道路や九州横断自動車道の延岡線についても、県境を越えた広域的な交流を支援する重要な道路であり、早期整備が望まれているところであるが、冬場は積雪がひどく路面が凍り付く場所を通っている。すぐに通行止めになるような道路をつくっては無駄になるので積雪対策を十分に考えた設計を行って欲しい。
・都市部の環状道路が最優先だと考えていたら、先に地方部のバイパスが整備され、客観的に見て疑問を感じたことがある。整備の優先順位については市民の理解が得られるよう説明責任を十分に果たしながら事業を進めてほしい。
・大型林道・農面道路と高規格道路が平行して通っている箇所が見受けられる。道種に拘ることなく効率的な道路ネットワークの形成に努めて欲しい。また林道や農面道路は管理が悪く走りづらい。道種ではなく道路の利用状況に応じて適切な管理水準が保たれるような仕組みが必要と考える。

B道路特定財源について
・揮発油税等は道路整備のために使われるという理解のもとで納税している。道路以外にも使うということであれば一旦税率を下げて使い道を整理するべきである。