広島・原爆ドーム前から千葉市まで約1200キロを歩き、世界平和を訴える「9条ピースウオーク」のメンバーらが18日、御堂筋でパレードした。
ウオークは先月24日に広島を出発。5月4日から千葉市で開かれる「9条世界会議」の会場まで歩き、憲法9条を世界平和に生かすよう呼びかける。
この日は広島から歩き通している約20人のほか、大阪の市民団体のメンバーや学生ら約300人が参加。横断幕を掲げたり、太鼓をたたくなど思い思いのスタイルで、大阪市役所前から難波の繁華街までを歩いた。
リーダー役の米国在住の僧侶、加藤行衛さん(67)は「米国でも9条の理念に賛同する人が増えている。戦争で犠牲になるのは市民。武力で平和は作れないことを伝えたい」と話していた。【小林祥晃】
毎日新聞 2008年3月19日