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03/19-12:31--岡山県１次異動　初の女性部長に福田氏

　岡山県は１９日、第１次定期人事異動（部長・次長級、４月１日付）を発表した。規模は部長級１３人、次長級２７人の計４０人で今年度（４４人）をやや下回った。退職者は部長級１１人、次長級１６人の計２７人。初の女性部長が誕生したほか、中山間地域対策と観光振興政策を担当する次長級ポストを新設。２年目を迎える中長期計画「新おかやま夢づくりプラン」の着実な遂行を図るべく、年功序列や男女にとらわれない登用も行った。 　部長級では、生活環境部長に福田伸子同部環境管理監（５６）が昇格し初の女性部長に。政策審議監に就く杉潔企画振興部長（５８）は特命事項がある際に設けられる理事を兼務し、引き続き倉敷チボリ公園問題を担当する。 　このほか、企画振興部長に大森弘介総務部次長（５６）、産業労働部審議監（産業立地担当）に川端正俊産業労働部次長（５８）、農林水産部長に杉山誠一美作県民局長（５７）が起用される。 　足羽憲治知事室長（５４）は次長級から部長級に昇格。５４歳の部長級職員は、０３年度に県議会事務局長に就任した古矢博通現農林水産部長以来となる。 　出先では３県民局ともトップが交代。備前県民局長に藤沢賢志備前県民局東備支局長（５７）、備中県民局長に須田実企画振興部次長（５７）、美作県民局長に吉岡政昭土木部次長（５７）が就任する。 　新設の次長級ポストのうち、中山間地域対策と空路開拓、国際交流を担当する企画振興部の施策調整監には山本邦男備前県民局地域防災監（５７）が就く。産業労働部に配置され、観光振興施策を担当する観光政策企画監には三宅洋子津山市副市長（５６）が採用され、２年ぶりに県へ復帰。女性の本庁次長級は今年度同様２人となる。 　このほか次長級には、５２〜５３歳の職員が４人抜てきされた。 　機構改革では「中山間地域振興室」を地域振興課内に設置し、中山間地域対策の部局間調整機能を強化。観光物産課に交流推進班を新設し、観光推進活動の実行部分や外国人旅行者の県内誘致施策を担当させる。 　原油高騰や食品表示問題など、消費者の生活に直結する問題への対策強化と、１０年度開催の国民文化祭の準備を本格化させるため、生活環境部内に主管課長級の参与を２人配置。入札制度改革が順調に進ちょくしたとして、改革の進行管理を担当していた公共調達改革室は廃止される。 　職員定数は７３人削減され、知事部局の職員数は４４５８人となる。 　主管課長・課長級を対象とした第２次異動は２５日、副参事・主幹級の第３次異動は２７日に発表される。

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