財団法人・日本医療機能評価機構は19日、大学病院など273医療機関からの事故報告が、07年に1266件あり、うち死亡は142件だったと発表した。前年より事故は30件、死亡は10件減った。
事故に当事者としてかかわったのは医師が899件、看護師が858件で、看護師の関与が前年の691件から大きく増えた。診療科別では▽整形外科157件▽外科120件▽内科109件。訴訟リスクが高いとされる産婦人科(産科、婦人科含む)は48件だった。手術部位の左右間違い、表示の誤読による薬の過剰投与などの初歩的ミスも報告された。【清水健二】
毎日新聞 2008年3月19日 19時55分