この警察官は、鈴鹿警察署の地域課に勤務する５４歳の巡査部長です。警察によりますと、巡査部長は去年１１月１０日の夜、近鉄の鈴鹿市駅の近くにパトカーをとめて、同僚の巡査とともに交通違反の取締りにあたっていました。ところがパトカーをとめたところが、交差点から２メートルほどのところで、通りかかった住民が、「道路交通法では交差点から５メートル以内は駐停車が禁止されている。パトカーが駐車違反だ」と津地方検察庁に通報しました。警察が調べた結果、危険を避けるためというような特別な理由もなく、駐車違反にあたると判断し巡査部長は、１万２千円の反則金を支払いました。鈴鹿警察署の見並立春副署長は、「市民を守るための業務だったと考えているが、今後はさらに適正な方法を考えたい」と話しています。