【北京・大谷麻由美】中国・新華社通信は19日、チベット自治区ラサで起きた暴動の参加者のうち、105人が18日午後11時までに警察に出頭したと報じた。自治区政府が明らかにした。政府は17日中に出頭すれば処罰を軽減すると呼び掛けていた。
同通信によると、ラサでの14日の暴動による経済損失は9910万元(約14億円)以上に上り、さらに拡大する見込み。17日からはラサの政府機関や企業は通常通りの業務を再開し、学校も授業を始めた。主要道路の車の通行は自由になり、「社会秩序は基本的に正常に回復した」と強調している。
毎日新聞 2008年3月19日 10時52分