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03/18-13:52--郷土芸術発信20年　岡山県立美術館　５月に独自検定実施

　岡山市天神町の岡山県立美術館が18日、開館20周年を迎えた。郷土ゆかりの芸術家にスポットを当てながら、国内外の作品を紹介する特別展やイベントを多数開催。入館者数減が続く時期もあったが、岡山の文化を支える拠点の役割を果たしている。 　同美術館は1988年３月18日、郷土芸術を普及し、県民の文化活動に貢献しようと開館。鉄筋コンクリート地下２階地上３階建て（延べ約１万４千平方メートル）の規模で、約1200平方メートルの展示室２部屋のほか、24時間体制の収蔵庫やホール、講義室などを備える。 　雪舟や宮本武蔵、浦上玉堂、国吉康雄といった郷土ゆかりの芸術家を中心に絵画や写真、染色など約4200点を収蔵。常設展は、ほぼ毎月模様替えしている。 　古代エジプトなど国内外の優れた作品を紹介する特別展を年８回程度開催。鑑賞会や特別講義などのイベントも行われ、入館者数は累計300万人を突破した。 　しかし、入館者数は1999年度の約31万２千人をピークに、県民の�猗�術館離れ�瓩能�々に減少。07年度（２月時点）は約12万４千人と99年度の４割に落ち込むが、04年度以降は回復傾向にある。 　20周年を機にさらなる定着を図るため、５月には美術関連で県内初となる「県立美術館検定」を開催。同館所蔵の作品、芸術家などを択一式で100問出題し、正解数に応じて賞状を贈る予定。常設展の新たな展示、ＰＲ方法も検討する。 　今後の展望について、同館は「県民が郷土芸術をはじめ、文化へより気軽に、深く触れられる機会を提供したい。若年層の利用拡大にも努め、県の美術館としての役割を果たす」としている。

３月から新企画展植田正治写真美術館www.okanichi.co.jp/oktotori.html

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