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ブログ初心者のapj@山形大学です。
共同研究先のウェブサイトの方がずっとにぎわっていたりします。
連絡はこちらへ(spam除けのため、画像でメールアドレスを記載しています)

apj_yamagata@yahoo.co.jpを名乗る私の偽者が現れました。ご注意ください。
裁判専用掲示板(学外)と、裁判専用blog(コメント、tb無し)を作りました。
本気で私にクレームをつけるつもりがあるなら、メールではなく、法的に有効な情報を記載した文書を、内容証明郵便で、住所は大学でかまいませんが私を名指しで送って下さい。まともな文書でないクレームには一切対応しません。ってか対応すると逆にまずいでしょう。法的根拠のないことをすることになるわけで。
共同研究先のウェブサイトの方がずっとにぎわっていたりします。
連絡はこちらへ(spam除けのため、画像でメールアドレスを記載しています)
apj_yamagata@yahoo.co.jpを名乗る私の偽者が現れました。ご注意ください。
裁判専用掲示板(学外)と、裁判専用blog(コメント、tb無し)を作りました。
本気で私にクレームをつけるつもりがあるなら、メールではなく、法的に有効な情報を記載した文書を、内容証明郵便で、住所は大学でかまいませんが私を名指しで送って下さい。まともな文書でないクレームには一切対応しません。ってか対応すると逆にまずいでしょう。法的根拠のないことをすることになるわけで。
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2007/08/07 :: 追試終わった……そしてちょっと趣味の方で嬉しい話題
本日、追試を2つ終了。追試でもっと通る人が多いと思っていたのに、通る人は1回目に通ってしまったらしく、3人しか合格者が増えなかった……。ただ、1回目に通って点数を上げようとした人で、逆に点数が下がった人(ただし、成績判定では最も良かったものを採用するので、学生さんに有利な条件にしている)も出た。難易度は合わせているつもりだが難しいな。これはレポート課題か何かを出して、難易度調整できる余地を作るべきか……。とにかく、判定表やら講評やらを書いていたら日が変わってしまった。
で、疲れたのでちょっと軽い趣味の話題。私にとっては嬉しいニュース。
---------(ここから)
永井豪漫画家生活40周年記念Tシャツ販売開始!!
!!$photo1!!
Point.1 豪先生の漫画家生活40周年を記念して企画されたTシャツです。
Point.2 あのアニメ版デビルマンを見事なまでにコミカライズした
ダイナミックプロの第1号アシスタント蛭田充氏による完全プロデュース の下で製作されています。
Point.3 絵柄は全てこのための描き下ろし!!! 当時のタッチを可能な限り再現したここでしか手に入らない一品です。
■絵柄
「キッカイくん」「まろ」「ドジラがゆく他」の3種類。
■色
白、グレー、黒の3種類。
■価格
一律¥3,990―
■購入方法
(株)アイムに電話等で申し込み。
■問い合わせ先
(株)アイム
〒970-8022 福島県いわき市平下塩字古川57-1
TEL:0246-35-0067
FAX:0246-35-0076
※お問い合わせの際は番号等お間違えのないようご注意ください。
---------(ここまで)
豪ちゃんの作品の中でも、結構マニアックな路線を狙って作っている模様。売れ行き好調なら次の企画もあるかもしれない。
私は、「ハレンチ学園」のコミックス連載がリアルタイムだった世代で、ダイナミックなロボットアニメも欠かせなかったので、まあ、子供の頃の情操の半分は豪ちゃん&ダイナミックに育てられたようなものだったりする(残りの半分は……手塚治虫か?)。いやその、情操の涵養がアニメのデビルマンやらキューティーハニーやらで本当によかったのか?という自分ツッコミは入れたくなるんだが、おかげさまで三つ子の魂何とやらで、永井豪ファンクラブの隅っこの方に居たりするわけで。
これからまた講義やら講演会やら院試やらで、学生は夏休みでも教員は仕事に終われまくるわけだが、そんな中でまあちょっと息抜きできる情報ではある。
※今回、引用した画像の使用ついては許可が出ているので問題は無い。
本日、追試を2つ終了。追試でもっと通る人が多いと思っていたのに、通る人は1回目に通ってしまったらしく、3人しか合格者が増えなかった……。ただ、1回目に通って点数を上げようとした人で、逆に点数が下がった人(ただし、成績判定では最も良かったものを採用するので、学生さんに有利な条件にしている)も出た。難易度は合わせているつもりだが難しいな。これはレポート課題か何かを出して、難易度調整できる余地を作るべきか……。とにかく、判定表やら講評やらを書いていたら日が変わってしまった。
で、疲れたのでちょっと軽い趣味の話題。私にとっては嬉しいニュース。
---------(ここから)
永井豪漫画家生活40周年記念Tシャツ販売開始!!
!!$photo1!!
Point.1 豪先生の漫画家生活40周年を記念して企画されたTシャツです。
Point.2 あのアニメ版デビルマンを見事なまでにコミカライズした
ダイナミックプロの第1号アシスタント蛭田充氏による完全プロデュース の下で製作されています。
Point.3 絵柄は全てこのための描き下ろし!!! 当時のタッチを可能な限り再現したここでしか手に入らない一品です。
■絵柄
「キッカイくん」「まろ」「ドジラがゆく他」の3種類。
■色
白、グレー、黒の3種類。
■価格
一律¥3,990―
■購入方法
(株)アイムに電話等で申し込み。
■問い合わせ先
(株)アイム
〒970-8022 福島県いわき市平下塩字古川57-1
TEL:0246-35-0067
FAX:0246-35-0076
※お問い合わせの際は番号等お間違えのないようご注意ください。
---------(ここまで)
豪ちゃんの作品の中でも、結構マニアックな路線を狙って作っている模様。売れ行き好調なら次の企画もあるかもしれない。
私は、「ハレンチ学園」のコミックス連載がリアルタイムだった世代で、ダイナミックなロボットアニメも欠かせなかったので、まあ、子供の頃の情操の半分は豪ちゃん&ダイナミックに育てられたようなものだったりする(残りの半分は……手塚治虫か?)。いやその、情操の涵養がアニメのデビルマンやらキューティーハニーやらで本当によかったのか?という自分ツッコミは入れたくなるんだが、おかげさまで三つ子の魂何とやらで、永井豪ファンクラブの隅っこの方に居たりするわけで。
これからまた講義やら講演会やら院試やらで、学生は夏休みでも教員は仕事に終われまくるわけだが、そんな中でまあちょっと息抜きできる情報ではある。
※今回、引用した画像の使用ついては許可が出ているので問題は無い。
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■ Re:量子ファイナンス工学入門
└ ながぴい at 2006/06/08 22:32:32
└ 田部勝也 at 2006/06/08 23:18:47
└ zorori at 2006/06/09 12:03:07
└ naka64 at 2006/06/10 8:18:46
└ と at 2006/06/10 14:26:51
└ さくま at 2006/06/15 0:01:48
└ と at 2006/06/15 19:28:50
└ thorysgary at 2006/09/25 5:30:44
└ 杉山真大 at 2008/03/19 1:34:55
└ ながぴい at 2006/06/08 22:32:32
└ 田部勝也 at 2006/06/08 23:18:47
└ zorori at 2006/06/09 12:03:07
└ naka64 at 2006/06/10 8:18:46
└ と at 2006/06/10 14:26:51
└ さくま at 2006/06/15 0:01:48
└ と at 2006/06/15 19:28:50
└ thorysgary at 2006/09/25 5:30:44
└ 杉山真大 at 2008/03/19 1:34:55
■ Re:amazonを使った新手の嫌がらせ
└ metanest at 2008/03/18 19:49:48
└ 瑞垣 at 2008/03/18 23:07:42
└ apj at 2008/03/18 23:32:28
└ metanest at 2008/03/18 19:49:48
└ 瑞垣 at 2008/03/18 23:07:42
└ apj at 2008/03/18 23:32:28
■ Re:信じぬ者は救われる
└ nomad at 2008/03/18 1:42:04
└ 酔うぞ at 2008/03/18 2:36:21
└ 青木裕一 at 2008/03/18 2:41:38
└ apj at 2008/03/18 10:39:53
└ 青木裕一 at 2008/03/18 21:32:02
└ apj at 2008/03/18 23:26:24
└ nomad at 2008/03/18 1:42:04
└ 酔うぞ at 2008/03/18 2:36:21
└ 青木裕一 at 2008/03/18 2:41:38
└ apj at 2008/03/18 10:39:53
└ 青木裕一 at 2008/03/18 21:32:02
└ apj at 2008/03/18 23:26:24
■ Re:訴状を見たい、是非見たいぞ……
└ 福田恒存をやっつける会会長 at 2008/03/18 11:59:06
└ apj at 2008/03/18 13:43:35
└ 福田恒存をやっつける会会長 at 2008/03/18 15:53:29
└ apj at 2008/03/18 16:35:14
└ SHR at 2008/03/18 18:01:24
└ 6 at 2008/03/18 18:46:25
└ 青木裕一 at 2008/03/18 21:16:45
└ apj at 2008/03/18 23:21:19
└ 福田恒存をやっつける会会長 at 2008/03/18 11:59:06
└ apj at 2008/03/18 13:43:35
└ 福田恒存をやっつける会会長 at 2008/03/18 15:53:29
└ apj at 2008/03/18 16:35:14
└ SHR at 2008/03/18 18:01:24
└ 6 at 2008/03/18 18:46:25
└ 青木裕一 at 2008/03/18 21:16:45
└ apj at 2008/03/18 23:21:19
■ Re:女だというだけでこんなのと一緒にされたくない件
└ 田部勝也 at 2007/07/03 0:08:06
└ apj at 2007/07/03 0:46:01
└ RBの残党 at 2007/07/03 1:04:43
└ (ぱ)こと前橋和弥 at 2007/07/03 1:05:40
└ nomad at 2007/07/03 2:32:54
└ 崎山伸夫 at 2007/07/03 5:07:11
└ 酔うぞ at 2007/07/03 6:13:46
└ y_ikeda at 2007/07/03 8:29:49
└ あがたし at 2007/07/03 19:49:56
└ トレペ at 2007/07/04 2:57:15
└ 杉山真大 at 2007/07/04 11:17:10
└ 杉山真大 at 2007/07/04 17:21:17
└ apj at 2007/07/04 17:50:42
└ nomad at 2007/07/04 23:44:58
└ みつを at 2007/07/05 21:44:06
└ 田部勝也 at 2007/07/06 19:33:53
└ みつを at 2007/07/07 0:40:24
└ イカフライ at 2008/02/02 8:17:48
└ 福田恒存をやっつける会会長 at 2008/03/18 12:57:07
└ 田部勝也 at 2007/07/03 0:08:06
└ apj at 2007/07/03 0:46:01
└ RBの残党 at 2007/07/03 1:04:43
└ (ぱ)こと前橋和弥 at 2007/07/03 1:05:40
└ nomad at 2007/07/03 2:32:54
└ 崎山伸夫 at 2007/07/03 5:07:11
└ 酔うぞ at 2007/07/03 6:13:46
└ y_ikeda at 2007/07/03 8:29:49
└ あがたし at 2007/07/03 19:49:56
└ トレペ at 2007/07/04 2:57:15
└ 杉山真大 at 2007/07/04 11:17:10
└ 杉山真大 at 2007/07/04 17:21:17
└ apj at 2007/07/04 17:50:42
└ nomad at 2007/07/04 23:44:58
└ みつを at 2007/07/05 21:44:06
└ 田部勝也 at 2007/07/06 19:33:53
└ みつを at 2007/07/07 0:40:24
└ イカフライ at 2008/02/02 8:17:48
└ 福田恒存をやっつける会会長 at 2008/03/18 12:57:07
■ Re:博士持ち教員
└ 欣 at 2008/03/11 9:22:15
└ アマサイ at 2008/03/11 10:06:33
└ ひろのぶ at 2008/03/11 10:39:16
└ 杉山真大 at 2008/03/11 11:09:59
└ 杉山真大 at 2008/03/11 11:16:35
└ hir at 2008/03/11 11:51:43
└ 技術開発者 at 2008/03/11 12:30:38
└ apj at 2008/03/11 12:42:59
└ アマサイ at 2008/03/11 12:47:18
└ JosephYoiko at 2008/03/11 13:14:32
└ ひろのぶ at 2008/03/11 17:52:19
└ 杉山真大 at 2008/03/11 18:12:08
└ mimon at 2008/03/11 19:55:43
└ kaey at 2008/03/11 20:24:57
└ koekoe at 2008/03/11 21:00:24
└ mishi at 2008/03/11 23:24:40
└ heisan at 2008/03/12 0:15:46
└ apj at 2008/03/12 1:02:36
└ JosephYoiko at 2008/03/12 12:06:23
└ JosephYoiko at 2008/03/12 12:21:03
└ apj at 2008/03/12 19:22:01
└ miya.h at 2008/03/12 23:21:32
└ apj at 2008/03/12 23:25:44
└ apj at 2008/03/12 23:30:43
└ 杉山真大 at 2008/03/12 23:45:09
└ JosephYoiko at 2008/03/13 9:30:54
└ apj at 2008/03/13 10:17:15
└ apj at 2008/03/13 10:19:43
└ apj at 2008/03/13 10:24:41
└ mimon at 2008/03/13 11:38:12
└ アマサイ at 2008/03/13 12:49:48
└ アマサイ at 2008/03/13 13:04:48
└ mimon at 2008/03/13 16:22:08
└ なざろふ at 2008/03/13 19:49:29
└ apj at 2008/03/13 21:20:44
└ apj at 2008/03/13 21:53:22
└ birii3 at 2008/03/13 22:44:38
└ apj at 2008/03/13 23:43:24
└ 杉山真大 at 2008/03/14 0:46:52
└ apj at 2008/03/14 1:02:14
└ apj at 2008/03/14 1:20:22
└ heisan at 2008/03/14 1:27:26
└ エディ at 2008/03/14 3:21:36
└ apj at 2008/03/14 8:38:43
└ JosephYoiko at 2008/03/14 12:00:04
└ JosephYoiko at 2008/03/14 12:09:16
└ JosephYoiko at 2008/03/14 12:19:37
└ JosephYoiko at 2008/03/14 12:22:11
└ たま at 2008/03/14 14:17:29
└ JosephYoiko at 2008/03/14 16:01:53
└ apj at 2008/03/14 21:06:37
└ JosephYoiko at 2008/03/15 2:16:40
└ 中山 at 2008/03/15 3:51:06
└ Pz.W at 2008/03/15 6:57:14
└ com at 2008/03/15 10:35:36
└ apj at 2008/03/15 11:58:47
└ apj at 2008/03/15 12:28:56
└ Poo at 2008/03/15 14:37:53
└ birii3 at 2008/03/15 16:15:50
└ apj at 2008/03/15 16:38:30
└ apj at 2008/03/15 16:48:00
└ Poo at 2008/03/16 3:42:17
└ apj at 2008/03/16 5:11:36
└ Poo at 2008/03/16 11:03:28
└ apj at 2008/03/16 16:33:08
└ アマサイ at 2008/03/17 0:13:28
└ koekoe at 2008/03/17 0:24:45
└ koekoe at 2008/03/17 1:32:23
└ Poo at 2008/03/17 9:58:38
└ JosephYoiko at 2008/03/17 10:41:57
└ JosephYoiko at 2008/03/17 10:51:22
└ apj at 2008/03/17 12:25:57
└ さ at 2008/03/17 12:36:27
└ JosephYoiko at 2008/03/17 13:02:38
└ JosephYoiko at 2008/03/17 13:12:44
└ apj at 2008/03/17 13:31:26
└ apj at 2008/03/17 14:03:19
└ apj at 2008/03/17 14:44:28
└ JosephYoiko at 2008/03/17 14:52:25
└ 技術開発者 at 2008/03/17 16:48:22
└ apj at 2008/03/17 18:11:58
└ 杉山真大 at 2008/03/17 20:00:00
└ apj at 2008/03/17 20:02:14
└ いろものさんの近所 at 2008/03/17 21:57:36
└ いろものさんの近所 at 2008/03/17 22:00:38
└ apj at 2008/03/17 23:17:54
└ heisan at 2008/03/17 23:48:20
└ いろものさんの近所 at 2008/03/18 11:17:25
└ Poo at 2008/03/18 11:27:30
└ 技術開発者 at 2008/03/18 11:28:13
└ 欣 at 2008/03/11 9:22:15
└ アマサイ at 2008/03/11 10:06:33
└ ひろのぶ at 2008/03/11 10:39:16
└ 杉山真大 at 2008/03/11 11:09:59
└ 杉山真大 at 2008/03/11 11:16:35
└ hir at 2008/03/11 11:51:43
└ 技術開発者 at 2008/03/11 12:30:38
└ apj at 2008/03/11 12:42:59
└ アマサイ at 2008/03/11 12:47:18
└ JosephYoiko at 2008/03/11 13:14:32
└ ひろのぶ at 2008/03/11 17:52:19
└ 杉山真大 at 2008/03/11 18:12:08
└ mimon at 2008/03/11 19:55:43
└ kaey at 2008/03/11 20:24:57
└ koekoe at 2008/03/11 21:00:24
└ mishi at 2008/03/11 23:24:40
└ heisan at 2008/03/12 0:15:46
└ apj at 2008/03/12 1:02:36
└ JosephYoiko at 2008/03/12 12:06:23
└ JosephYoiko at 2008/03/12 12:21:03
└ apj at 2008/03/12 19:22:01
└ miya.h at 2008/03/12 23:21:32
└ apj at 2008/03/12 23:25:44
└ apj at 2008/03/12 23:30:43
└ 杉山真大 at 2008/03/12 23:45:09
└ JosephYoiko at 2008/03/13 9:30:54
└ apj at 2008/03/13 10:17:15
└ apj at 2008/03/13 10:19:43
└ apj at 2008/03/13 10:24:41
└ mimon at 2008/03/13 11:38:12
└ アマサイ at 2008/03/13 12:49:48
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└ apj at 2008/03/13 21:20:44
└ apj at 2008/03/13 21:53:22
└ birii3 at 2008/03/13 22:44:38
└ apj at 2008/03/13 23:43:24
└ 杉山真大 at 2008/03/14 0:46:52
└ apj at 2008/03/14 1:02:14
└ apj at 2008/03/14 1:20:22
└ heisan at 2008/03/14 1:27:26
└ エディ at 2008/03/14 3:21:36
└ apj at 2008/03/14 8:38:43
└ JosephYoiko at 2008/03/14 12:00:04
└ JosephYoiko at 2008/03/14 12:09:16
└ JosephYoiko at 2008/03/14 12:19:37
└ JosephYoiko at 2008/03/14 12:22:11
└ たま at 2008/03/14 14:17:29
└ JosephYoiko at 2008/03/14 16:01:53
└ apj at 2008/03/14 21:06:37
└ JosephYoiko at 2008/03/15 2:16:40
└ 中山 at 2008/03/15 3:51:06
└ Pz.W at 2008/03/15 6:57:14
└ com at 2008/03/15 10:35:36
└ apj at 2008/03/15 11:58:47
└ apj at 2008/03/15 12:28:56
└ Poo at 2008/03/15 14:37:53
└ birii3 at 2008/03/15 16:15:50
└ apj at 2008/03/15 16:38:30
└ apj at 2008/03/15 16:48:00
└ Poo at 2008/03/16 3:42:17
└ apj at 2008/03/16 5:11:36
└ Poo at 2008/03/16 11:03:28
└ apj at 2008/03/16 16:33:08
└ アマサイ at 2008/03/17 0:13:28
└ koekoe at 2008/03/17 0:24:45
└ koekoe at 2008/03/17 1:32:23
└ Poo at 2008/03/17 9:58:38
└ JosephYoiko at 2008/03/17 10:41:57
└ JosephYoiko at 2008/03/17 10:51:22
└ apj at 2008/03/17 12:25:57
└ さ at 2008/03/17 12:36:27
└ JosephYoiko at 2008/03/17 13:02:38
└ JosephYoiko at 2008/03/17 13:12:44
└ apj at 2008/03/17 13:31:26
└ apj at 2008/03/17 14:03:19
└ apj at 2008/03/17 14:44:28
└ JosephYoiko at 2008/03/17 14:52:25
└ 技術開発者 at 2008/03/17 16:48:22
└ apj at 2008/03/17 18:11:58
└ 杉山真大 at 2008/03/17 20:00:00
└ apj at 2008/03/17 20:02:14
└ いろものさんの近所 at 2008/03/17 21:57:36
└ いろものさんの近所 at 2008/03/17 22:00:38
└ apj at 2008/03/17 23:17:54
└ heisan at 2008/03/17 23:48:20
└ いろものさんの近所 at 2008/03/18 11:17:25
└ Poo at 2008/03/18 11:27:30
└ 技術開発者 at 2008/03/18 11:28:13
■ Re:昔を思い出した
└ とらこ at 2008/02/18 15:19:22
└ apj at 2008/02/18 23:56:45
└ 山大OB at 2008/03/16 8:33:57
└ apj at 2008/03/16 16:36:34
└ とらこ at 2008/02/18 15:19:22
└ apj at 2008/02/18 23:56:45
└ 山大OB at 2008/03/16 8:33:57
└ apj at 2008/03/16 16:36:34
■ Re:逆だった(?)わけだが……
└ modoki at 2008/03/14 17:52:19
└ apj at 2008/03/14 21:40:50
└ 氷山の一角 at 2008/03/15 18:02:40
└ 某国立大学化学科出身 at 2008/03/15 22:04:40
└ apj at 2008/03/15 22:51:07
└ apj at 2008/03/15 22:53:43
└ あがたし at 2008/03/16 10:28:40
└ modoki at 2008/03/14 17:52:19
└ apj at 2008/03/14 21:40:50
└ 氷山の一角 at 2008/03/15 18:02:40
└ 某国立大学化学科出身 at 2008/03/15 22:04:40
└ apj at 2008/03/15 22:51:07
└ apj at 2008/03/15 22:53:43
└ あがたし at 2008/03/16 10:28:40
■ Re:日本システム企画株式会社について情報を募集します
└ bam at 2008/03/04 17:07:18
└ apj at 2008/03/04 17:21:19
└ apj at 2008/03/04 17:32:08
└ mimon at 2008/03/04 19:50:53
└ apj at 2008/03/05 9:11:55
└ kaey at 2008/03/05 20:31:30
└ apj at 2008/03/05 23:34:49
└ kaey at 2008/03/06 14:41:28
└ Newmarket at 2008/03/14 12:40:08
└ apj at 2008/03/14 20:31:20
└ bam at 2008/03/04 17:07:18
└ apj at 2008/03/04 17:21:19
└ apj at 2008/03/04 17:32:08
└ mimon at 2008/03/04 19:50:53
└ apj at 2008/03/05 9:11:55
└ kaey at 2008/03/05 20:31:30
└ apj at 2008/03/05 23:34:49
└ kaey at 2008/03/06 14:41:28
└ Newmarket at 2008/03/14 12:40:08
└ apj at 2008/03/14 20:31:20
■ Re:白河高校また未履修
└ 酔うぞ at 2007/11/17 9:48:37
└ apj at 2007/11/17 12:09:49
└ apj at 2007/11/17 12:17:08
└ 杉山真大 at 2007/11/17 23:03:32
└ k at 2007/11/17 23:18:25
└ mimon at 2007/11/18 20:03:15
└ 酔うぞ at 2007/11/18 21:12:58
└ apj at 2007/11/18 21:26:42
└ 卒業生 at 2007/11/18 21:53:55
└ apj at 2007/11/18 22:35:15
└ RBの残党 at 2007/11/18 23:23:17
└ miya.h at 2007/11/18 23:37:33
└ 杉山真大 at 2007/11/19 1:36:21
└ トド at 2007/11/19 18:40:56
└ apj at 2007/11/19 20:59:26
└ Ama at 2007/11/21 22:23:37
└ apj at 2007/11/21 22:28:01
└ 酔うぞ at 2007/11/22 2:36:51
└ 杉山真大 at 2007/11/22 9:29:25
└ 白河だるま at 2007/12/22 22:14:21
└ apj at 2007/12/22 23:23:30
└ 酔うぞ at 2007/12/23 16:36:21
└ 白河だるま at 2007/12/25 0:28:15
└ 20歳 at 2008/01/24 1:51:56
└ 卒業生 at 2008/02/12 4:33:07
└ 19歳の男子学生 at 2008/03/09 11:47:54
└ 4,5年前の卒業生 at 2008/03/13 14:11:17
└ 酔うぞ at 2007/11/17 9:48:37
└ apj at 2007/11/17 12:09:49
└ apj at 2007/11/17 12:17:08
└ 杉山真大 at 2007/11/17 23:03:32
└ k at 2007/11/17 23:18:25
└ mimon at 2007/11/18 20:03:15
└ 酔うぞ at 2007/11/18 21:12:58
└ apj at 2007/11/18 21:26:42
└ 卒業生 at 2007/11/18 21:53:55
└ apj at 2007/11/18 22:35:15
└ RBの残党 at 2007/11/18 23:23:17
└ miya.h at 2007/11/18 23:37:33
└ 杉山真大 at 2007/11/19 1:36:21
└ トド at 2007/11/19 18:40:56
└ apj at 2007/11/19 20:59:26
└ Ama at 2007/11/21 22:23:37
└ apj at 2007/11/21 22:28:01
└ 酔うぞ at 2007/11/22 2:36:51
└ 杉山真大 at 2007/11/22 9:29:25
└ 白河だるま at 2007/12/22 22:14:21
└ apj at 2007/12/22 23:23:30
└ 酔うぞ at 2007/12/23 16:36:21
└ 白河だるま at 2007/12/25 0:28:15
└ 20歳 at 2008/01/24 1:51:56
└ 卒業生 at 2008/02/12 4:33:07
└ 19歳の男子学生 at 2008/03/09 11:47:54
└ 4,5年前の卒業生 at 2008/03/13 14:11:17
■ Re:日経サイエンス4月号、の議論の続き
└ ひろのぶ at 2008/03/06 19:42:24
└ 杉山真大 at 2008/03/06 20:36:34
└ 中山 at 2008/03/06 22:11:16
└ kaey at 2008/03/06 22:33:07
└ kaey at 2008/03/06 22:35:49
└ 杉山真大 at 2008/03/06 22:36:59
└ 杉山真大 at 2008/03/06 22:41:55
└ 中山 at 2008/03/07 0:27:08
└ kkojima at 2008/03/07 10:25:04
└ disraff at 2008/03/07 10:25:58
└ 技術開発者 at 2008/03/07 12:35:47
└ kaey at 2008/03/07 14:02:53
└ kkojima at 2008/03/07 21:12:54
└ kaey at 2008/03/07 22:08:35
└ いろものさんの近所 at 2008/03/09 13:34:36
└ apj at 2008/03/09 14:58:42
└ いろものさんの近所 at 2008/03/09 22:04:04
└ apj at 2008/03/10 0:52:37
└ 杉山真大 at 2008/03/10 2:04:14
└ 中山 at 2008/03/10 2:05:58
└ いろものさんの近所 at 2008/03/10 13:40:20
└ 杉山真大 at 2008/03/10 16:39:18
└ TAKESAN at 2008/03/10 18:47:46
└ apj at 2008/03/10 21:26:04
└ kaey at 2008/03/10 22:15:27
└ 杉山真大 at 2008/03/10 22:18:40
└ 技術開発者 at 2008/03/11 12:46:47
└ apj at 2008/03/11 12:46:56
└ 杉山真大 at 2008/03/11 16:50:45
└ 技術開発者 at 2008/03/12 9:07:53
└ 杉山真大 at 2008/03/12 21:29:14
└ ひろのぶ at 2008/03/06 19:42:24
└ 杉山真大 at 2008/03/06 20:36:34
└ 中山 at 2008/03/06 22:11:16
└ kaey at 2008/03/06 22:33:07
└ kaey at 2008/03/06 22:35:49
└ 杉山真大 at 2008/03/06 22:36:59
└ 杉山真大 at 2008/03/06 22:41:55
└ 中山 at 2008/03/07 0:27:08
└ kkojima at 2008/03/07 10:25:04
└ disraff at 2008/03/07 10:25:58
└ 技術開発者 at 2008/03/07 12:35:47
└ kaey at 2008/03/07 14:02:53
└ kkojima at 2008/03/07 21:12:54
└ kaey at 2008/03/07 22:08:35
└ いろものさんの近所 at 2008/03/09 13:34:36
└ apj at 2008/03/09 14:58:42
└ いろものさんの近所 at 2008/03/09 22:04:04
└ apj at 2008/03/10 0:52:37
└ 杉山真大 at 2008/03/10 2:04:14
└ 中山 at 2008/03/10 2:05:58
└ いろものさんの近所 at 2008/03/10 13:40:20
└ 杉山真大 at 2008/03/10 16:39:18
└ TAKESAN at 2008/03/10 18:47:46
└ apj at 2008/03/10 21:26:04
└ kaey at 2008/03/10 22:15:27
└ 杉山真大 at 2008/03/10 22:18:40
└ 技術開発者 at 2008/03/11 12:46:47
└ apj at 2008/03/11 12:46:56
└ 杉山真大 at 2008/03/11 16:50:45
└ 技術開発者 at 2008/03/12 9:07:53
└ 杉山真大 at 2008/03/12 21:29:14
■ Re:法との付き合い方を教えてはどうか
└ 石田剛 at 2008/03/08 6:53:35
└ 酔うぞ at 2008/03/08 10:00:12
└ RBの残党 at 2008/03/08 10:34:45
└ 酔うぞ at 2008/03/08 11:09:12
└ apj at 2008/03/08 11:45:46
└ 酔うぞ at 2008/03/08 12:04:40
└ 酔うぞ at 2008/03/08 12:05:15
└ 中山 at 2008/03/08 19:02:03
└ 杉山真大 at 2008/03/08 19:21:00
└ 石田剛 at 2008/03/09 16:19:42
└ 技術開発者 at 2008/03/10 8:51:17
└ 石田剛 at 2008/03/08 6:53:35
└ 酔うぞ at 2008/03/08 10:00:12
└ RBの残党 at 2008/03/08 10:34:45
└ 酔うぞ at 2008/03/08 11:09:12
└ apj at 2008/03/08 11:45:46
└ 酔うぞ at 2008/03/08 12:04:40
└ 酔うぞ at 2008/03/08 12:05:15
└ 中山 at 2008/03/08 19:02:03
└ 杉山真大 at 2008/03/08 19:21:00
└ 石田剛 at 2008/03/09 16:19:42
└ 技術開発者 at 2008/03/10 8:51:17
■ Re:郷里の珍味、養殖成功
└ 杉山真大 at 2008/03/05 19:39:44
└ apj at 2008/03/05 22:20:48
└ ひご丸 at 2008/03/06 2:34:43
└ y_ikeda at 2008/03/06 8:32:43
└ とらこ at 2008/03/06 10:55:44
└ gallery at 2008/03/06 13:56:55
└ apj at 2008/03/06 15:25:03
└ com at 2008/03/06 16:07:33
└ 杉山真大 at 2008/03/06 21:31:22
└ 杉山真大 at 2008/03/06 21:41:54
└ オキナタケ at 2008/03/06 22:20:50
└ がんのすけ at 2008/03/08 0:04:14
└ 杉山真大 at 2008/03/05 19:39:44
└ apj at 2008/03/05 22:20:48
└ ひご丸 at 2008/03/06 2:34:43
└ y_ikeda at 2008/03/06 8:32:43
└ とらこ at 2008/03/06 10:55:44
└ gallery at 2008/03/06 13:56:55
└ apj at 2008/03/06 15:25:03
└ com at 2008/03/06 16:07:33
└ 杉山真大 at 2008/03/06 21:31:22
└ 杉山真大 at 2008/03/06 21:41:54
└ オキナタケ at 2008/03/06 22:20:50
└ がんのすけ at 2008/03/08 0:04:14
■ Re:中学校で話をします
└ 酔うぞ at 2008/03/05 23:41:14
└ 酔うぞ at 2008/03/05 23:42:40
└ apj at 2008/03/06 1:05:16
└ TAKESAN at 2008/03/06 1:17:55
└ 酔うぞ at 2008/03/06 1:50:40
└ 酔うぞ at 2008/03/06 2:01:20
└ TAKESAN at 2008/03/06 12:03:01
└ 酔うぞ at 2008/03/06 12:18:04
└ Enzo Romeo at 2008/03/06 16:41:52
└ apj at 2008/03/06 17:18:32
└ heisan at 2008/03/07 7:16:02
└ Noe at 2008/03/07 8:12:20
└ 技術開発者 at 2008/03/07 13:32:09
└ せとともこ at 2008/03/07 13:49:20
└ 酔うぞ at 2008/03/05 23:41:14
└ 酔うぞ at 2008/03/05 23:42:40
└ apj at 2008/03/06 1:05:16
└ TAKESAN at 2008/03/06 1:17:55
└ 酔うぞ at 2008/03/06 1:50:40
└ 酔うぞ at 2008/03/06 2:01:20
└ TAKESAN at 2008/03/06 12:03:01
└ 酔うぞ at 2008/03/06 12:18:04
└ Enzo Romeo at 2008/03/06 16:41:52
└ apj at 2008/03/06 17:18:32
└ heisan at 2008/03/07 7:16:02
└ Noe at 2008/03/07 8:12:20
└ 技術開発者 at 2008/03/07 13:32:09
└ せとともこ at 2008/03/07 13:49:20
■ Re:グロービートジャパン(ラーメン花月)・平和神軍事件名誉毀損事件で無罪
└ 酔うぞ at 2008/03/01 10:58:16
└ apj at 2008/03/01 13:32:23
└ ながぴい at 2008/03/01 13:41:51
└ ぴぐもん at 2008/03/01 14:36:36
└ 小倉秀夫 at 2008/03/03 14:26:52
└ com at 2008/03/03 19:25:13
└ (ぱ) at 2008/03/03 22:27:52
└ apj at 2008/03/03 22:38:15
└ apj at 2008/03/03 22:39:37
└ com at 2008/03/03 23:12:42
└ (ぱ) at 2008/03/03 23:58:58
└ zorori at 2008/03/04 7:26:40
└ 技術開発者 at 2008/03/04 14:21:34
└ zorori at 2008/03/04 19:07:33
└ 民事で確定 at 2008/03/05 4:52:15
└ apj at 2008/03/05 9:03:27
└ apj at 2008/03/05 9:09:44
└ nomad at 2008/03/06 3:00:12
└ apj at 2008/03/06 3:51:54
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└ apj at 2008/03/01 13:32:23
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└ 小倉秀夫 at 2008/03/03 14:26:52
└ com at 2008/03/03 19:25:13
└ (ぱ) at 2008/03/03 22:27:52
└ apj at 2008/03/03 22:38:15
└ apj at 2008/03/03 22:39:37
└ com at 2008/03/03 23:12:42
└ (ぱ) at 2008/03/03 23:58:58
└ zorori at 2008/03/04 7:26:40
└ 技術開発者 at 2008/03/04 14:21:34
└ zorori at 2008/03/04 19:07:33
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└ apj at 2008/03/05 9:03:27
└ apj at 2008/03/05 9:09:44
└ nomad at 2008/03/06 3:00:12
└ apj at 2008/03/06 3:51:54
■ Re:何故検索できたのか?
└ mimon at 2008/03/03 12:57:09
└ apj at 2008/03/03 22:51:40
└ 多分役立たず(HNです) at 2008/03/04 1:54:50
└ apj at 2008/03/04 11:31:41
└ (ぱ) at 2008/03/05 3:03:05
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└ apj at 2008/03/03 22:51:40
└ 多分役立たず(HNです) at 2008/03/04 1:54:50
└ apj at 2008/03/04 11:31:41
└ (ぱ) at 2008/03/05 3:03:05
■ Re:江原啓之が大学で講義する件
└ gallery at 2008/02/28 15:10:29
└ ひろのぶ at 2008/02/28 16:56:26
└ 杉山真大 at 2008/02/28 16:56:49
└ apj at 2008/02/28 17:09:24
└ 通りすがりですが…。 at 2008/02/29 3:39:21
└ apj at 2008/02/29 9:09:40
└ NT at 2008/02/29 9:17:18
└ JosephYoiko at 2008/02/29 12:52:53
└ 杉山真大 at 2008/02/29 17:12:25
└ 通りすがりですが…。 at 2008/03/01 2:37:34
└ 通りすがりですが…。 at 2008/03/01 3:02:20
└ NT at 2008/03/01 11:03:52
└ gallery at 2008/02/28 15:10:29
└ ひろのぶ at 2008/02/28 16:56:26
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└ NT at 2008/03/01 11:03:52
■ Re:シャープペン
└ KOH at 2007/07/02 8:33:17
└ nomad at 2007/07/02 21:30:07
└ Icerya at 2007/07/02 22:20:24
└ apj at 2007/07/02 22:42:17
└ mimon at 2007/07/02 23:40:49
└ 田部勝也 at 2007/07/03 0:10:13
└ F田 at 2007/07/03 5:42:34
└ KOH at 2007/07/03 7:04:02
└ あがたし at 2007/07/03 18:41:37
└ apj at 2007/07/03 18:47:35
└ KOH at 2007/07/03 21:57:22
└ nomad at 2007/07/04 23:51:49
└ F田 at 2007/07/05 7:29:54
└ apj at 2007/07/05 20:15:59
└ nomad at 2007/07/07 1:23:13
└ アズマ at 2008/02/28 23:17:36
└ KOH at 2007/07/02 8:33:17
└ nomad at 2007/07/02 21:30:07
└ Icerya at 2007/07/02 22:20:24
└ apj at 2007/07/02 22:42:17
└ mimon at 2007/07/02 23:40:49
└ 田部勝也 at 2007/07/03 0:10:13
└ F田 at 2007/07/03 5:42:34
└ KOH at 2007/07/03 7:04:02
└ あがたし at 2007/07/03 18:41:37
└ apj at 2007/07/03 18:47:35
└ KOH at 2007/07/03 21:57:22
└ nomad at 2007/07/04 23:51:49
└ F田 at 2007/07/05 7:29:54
└ apj at 2007/07/05 20:15:59
└ nomad at 2007/07/07 1:23:13
└ アズマ at 2008/02/28 23:17:36
2008/03/10
博士持ち教員
YOMIURI ONLINEの記事より。中堅以上の普通に授業が成立するところに通っていたはずである。大学の方に企画が持ちかけられる高大連携やSSHといったものは、中堅以上の普通に授業が成立する高校を相手にしていることが多いから、大学から見えている高校のイメージは偏っているのではないか。博士持ちの人が、底辺と呼ばれるような授業自体が成立しないような学校で教えることになると、自身の経験とのあまりのギャップもあって、カルチャーショックが大きいんじゃないかと思う。授業が始まっても全く聞こうとせず、別のことをしていて、注意したって聞かないような生徒の相手をすることになるから(このあたりは、底辺校勤務の教員のblogなどを探せばいくらでも出てくる。追記:底辺とは学力が底辺なのではなく授業に取り組む姿勢やモラルが底辺だ、と指摘した教員もいる)。
教員養成のカリキュラムをくぐってきた人なら、底辺授業が成立しないような学校の問題点は一応講義等で知った上で就職してくるのだろうけど、教員免許無しで博士持ちから採用となった場合、どの程度認識されているのだろうか。高校進学率を100%に近い状態で維持するというのは、とことん勉強に向いてない人も学校に収容しておけ、ということで、当然無理があるわけで、熱意のある教員のやる気や気力やプライドを消耗させて使い潰すシステムでもある。博士を使い潰すポスドク制度以上に過酷かもしれず、底辺校授業が全く成立しない学校に配属されて辞めていく若い教員も後を絶たない。教員側の精神的なキツさは「研究生活に疲れた」の比ではないかもしれない。大学で知った「教育の面白さ」や「新しい情報を提示」などといったものが通用するのは、中堅以上の授業が成立している高校だけだろう。それでも、全く職が無いよりずっと良い、というところまで、ポスドクの就職状況は悪化している。
熱意ある人達が行くということなので、うまく行ってくれることを願っている。
まあ、国が人材の需要を当て込んでやったことは大体破綻している。大学院重点化、法科大学院、バイオ関連人材の養成(専門学校を作ったり学部を作ったり)、少子化を無視した大学設置の認可、薬学部6年制。逆に、需要が無いとして削った医師は不足しまくってもはや医療制度が崩壊の真っ最中だし。何でここまで不幸を増やす政策をとっているのかが謎である。
人材養成についてはこの10年と逆をやった方が無駄が減りそうである。つまり、大学院の定員を減らし、法科大学院の定員も減らし、バイオ関連の人材養成も総人数で減らし、薬学部は従来通り4年にする。浮いた予算で医学部の定員を増やし、医療費を増やす。
【追記2008/03/14】
「中堅校」「底辺校」という書き方をしていたら、正しくは「大学進学を主体とした学校」、「授業困難校」ではないかという指摘をいただいた。元々の意図としては、中堅以上云々は、進学のことよりもむしろ「授業が普通に成立する学校」と考えて書いたし、「底辺校」の方は「授業の成立自体がほとんど不可能な学校」というつもりだったのだが、言葉の選び方がまずかったために、別の受け取られ方をしたようである。
そこで、「中堅校」云々の方を「授業が普通に成立する学校」、「底辺校」の方は「授業が成立しない学校」と訂正します。
博士、小中高教諭目指す 就職難も背景に(秋田)職場が固定されている私学へ就職するならともかく、公立の、特に高校だと、いわゆる「底辺」校に行く場合もある。博士号を取るような人達は、小中でもそれなりに勉強はできたはずだし、高校も
「博士号」を持っている人を、教員免許がなくても小中高校の教諭に採用する県教育委員会の初めての試み。その採用試験となる「博士号保有者特別選考」が29日行われ、書類審査をパスした15人が潟上市の県自治研修所で、最終選考の小論文と面接に臨んだ。「博士難民の助け舟」と受験者自身が話すほど就職難の博士たち。“博士教諭”1期生として、後進へ続く道を開こうと意気込みは十分だ。
★研究生活の裏側
「正直、もう研究生活に疲れて、これからどうしようかと考えているとき、教諭の採用があると知ったんです」。面接試験を待つ控え室で30代の男性博士はこう切り出した。首都圏の進学校を卒業し、有名国立大に入学。修士、博士と進み、順風満帆に思われた。
博士号保有者が大学の研究室で教授などをサポートする「ポストドクター(ポスドク)」として大学に残った。好きな研究に没頭するはずだったが、「コピーやら資料収集やら実態は教授の小間使い」。午前8時半から深夜、日付が変わるまで拘束された。月給は25万円ほど。任期3年の“契約職員”。退職金もない。月3万8000円のワンルームは寝るためだけになった。
研究室には40代になっても、助教になれず、ほかの大学や研究所にも受け入れてもらえず、途方に暮れる先輩のポスドクがいた。「教授というステータスにこだわれば、自分もこうなってしまう。早くこのしがらみを断ち切らなければ」。迷わず採用試験に応募した。
★“博士の教育”実践
小論文対策の参考書を抱え試験会場を訪れた東京都内の女性農学博士(31)は「肩書ばかりで使えない」と言われてしまうかもしれないと、教諭になった時の心配を口にした。
宮城教育大教育学部で、教育学(生物)を専攻し、教員資格を取った。その後、東北大に進み、修士、博士課程を修了。現在は任期付きで、東大でポスドクとして研究生活を送る。
学生時代は森林散策の案内をするボランティアで昆虫や植物の説明をし、小中学生の興味を引き出すことを楽しいと感じたという。「ほかの教諭とのコミュニケーションを心掛け、良いところを学んでいきたい」と話す。
「農学は生態系や環境問題などに通じ、生徒たちにも身近な学問。科学は常に進歩し続けていくからこそ、研究者として、生徒たちに新しい情報を提示していきたい」と博士ならではの教育を実践したいと思っている。
★新たな道
今回受験したきっかけはさまざまだ。慶応大助教の男性農学博士(39)は、指導教官に「東北はきみにあってるよ」と言われ、応募に踏み切った。「大学の教壇に立つようになってから、教育のおもしろさを実感している。これまで培った知識を社会へ還元していきたい」。研究室にとどまるより、新たな道に希望を見いだす。
京都府から来た男性の理学博士(36)は、物理学会のホームページで、県の教諭採用があることを知った。「博士の就職先がなく、学会も支援してるみたいです」と苦笑いする。
盛岡市の男性の農学博士(32)は、知人に聞いて募集に飛びついた。一般企業への就職を考えたこともあったが、「うちにはもったいないね」とやんわりと断られることがあったという。「博士教諭の第1期生になれば、その実績によって全国の自治体にも、こうした採用が広がるかもしれない」と意気込む。
◇
「博士号保有者特別選考」には、台湾や米国在住者を含め計57人が応募した。採用枠は2〜3人の予定だったが、県高校教育課は「ふさわしい人材がいれば増やすこともある。しっかりと吟味したい」と当初、11日だった結果発表の日程を、14日にずらした。
1次試験は書類審査で18人を選考。今回の2次試験は3人が辞退し、15人が小論文と面接を受験した。
小論文のテーマは「現在の教育情勢を踏まえ、あなたがしたいこと」。80分間に800〜1000字で考えをまとめさせた。
その後の面接では志望動機などを聞いたほか、中高生に自分の研究内容を説明する想定で「模擬授業」をしてもらうユニークな内容だった。
(2008年3月3日 読売新聞)
教員養成のカリキュラムをくぐってきた人なら、
熱意ある人達が行くということなので、うまく行ってくれることを願っている。
まあ、国が人材の需要を当て込んでやったことは大体破綻している。大学院重点化、法科大学院、バイオ関連人材の養成(専門学校を作ったり学部を作ったり)、少子化を無視した大学設置の認可、薬学部6年制。逆に、需要が無いとして削った医師は不足しまくってもはや医療制度が崩壊の真っ最中だし。何でここまで不幸を増やす政策をとっているのかが謎である。
人材養成についてはこの10年と逆をやった方が無駄が減りそうである。つまり、大学院の定員を減らし、法科大学院の定員も減らし、バイオ関連の人材養成も総人数で減らし、薬学部は従来通り4年にする。浮いた予算で医学部の定員を増やし、医療費を増やす。
【追記2008/03/14】
「中堅校」「底辺校」という書き方をしていたら、正しくは「大学進学を主体とした学校」、「授業困難校」ではないかという指摘をいただいた。元々の意図としては、中堅以上云々は、進学のことよりもむしろ「授業が普通に成立する学校」と考えて書いたし、「底辺校」の方は「授業の成立自体がほとんど不可能な学校」というつもりだったのだが、言葉の選び方がまずかったために、別の受け取られ方をしたようである。
そこで、「中堅校」云々の方を「授業が普通に成立する学校」、「底辺校」の方は「授業が成立しない学校」と訂正します。
posted at 2008/03/11 2:05:44
lastupdate at 2008/03/14 21:49:29
【修正】
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Comments
by 欣
at 2008/03/11 9:22:15
こんにちは。前回の書き込みのときは家主様に挨拶もしませんで。
知人の中学校教員は、「教員というのは勤務学校のレベルのよって『職種』が異なってくる」なんて言っていますね。毎日のように警察に通って生徒を引き取とりに行ったり、幼稚園生をしつるがごとく声をからして注意をしたり、いや、ほんとうにたいへんだと思います。でも、教職を考えるにあたり、底辺校とそうでない校でわけて考えるのはどうでしょうね。教科を教えるのも生活指導するのも教師としての仕事です。まあ、その割合が問題なのでしょうが。博士持ちはたいへんだろうって?そんなの4大卒だってたいへんですよ。
ところで、研究職についたらそのプライド(*1)とやら保てるのでしょうか、そして、それは保つべきものですか?博士持ちの就職難を語る人たちが何を嘆いているのかわかりません(*2)。それって、院に入ったときの希望を叶えられないってことなだけではないですか。大半の人は初志貫徹の人生なんか歩んでいません。そして、希望したところに就職できれば幸せということもないはずです。行き着いたところで、ベストを尽くせばいいんではないでしょうか。
東京都では、勤務校はしょっちゅう代わりますし、前任校とは違ったカラーのとこに行くようになっているらしいので、ずーっと底辺校ということもないし、エリート校ばかりで教えるということもないようです。
(*1)ああ、すいません、博士取得者のプライド、とはおっしゃっていなかったですね、でも、そういうことなんじゃないか、と思ったもので。
(*2)私もここのご近所のブログを見ているので、博士課程/ポスドクにおける問題は理解しているつもりです。それにしても、そのカテゴリ以外の人間のとっては贅沢な悩みだよな、と思うわけなんです。
知人の中学校教員は、「教員というのは勤務学校のレベルのよって『職種』が異なってくる」なんて言っていますね。毎日のように警察に通って生徒を引き取とりに行ったり、幼稚園生をしつるがごとく声をからして注意をしたり、いや、ほんとうにたいへんだと思います。でも、教職を考えるにあたり、底辺校とそうでない校でわけて考えるのはどうでしょうね。教科を教えるのも生活指導するのも教師としての仕事です。まあ、その割合が問題なのでしょうが。博士持ちはたいへんだろうって?そんなの4大卒だってたいへんですよ。
ところで、研究職についたらそのプライド(*1)とやら保てるのでしょうか、そして、それは保つべきものですか?博士持ちの就職難を語る人たちが何を嘆いているのかわかりません(*2)。それって、院に入ったときの希望を叶えられないってことなだけではないですか。大半の人は初志貫徹の人生なんか歩んでいません。そして、希望したところに就職できれば幸せということもないはずです。行き着いたところで、ベストを尽くせばいいんではないでしょうか。
東京都では、勤務校はしょっちゅう代わりますし、前任校とは違ったカラーのとこに行くようになっているらしいので、ずーっと底辺校ということもないし、エリート校ばかりで教えるということもないようです。
(*1)ああ、すいません、博士取得者のプライド、とはおっしゃっていなかったですね、でも、そういうことなんじゃないか、と思ったもので。
(*2)私もここのご近所のブログを見ているので、博士課程/ポスドクにおける問題は理解しているつもりです。それにしても、そのカテゴリ以外の人間のとっては贅沢な悩みだよな、と思うわけなんです。
by アマサイ
at 2008/03/11 10:06:33
単純に労働市場における需要と供給の話
これは秋田という特殊事情が背景にある。東北地域の競争率は異常なほど高く買い手市場だからこんなことができる。
一方で首都圏は、やばいほど競争率が低く、優秀な教員志望者を集めようと、首都圏の教育委員会は東北までいって説明会をしている。
需要と供給でいけば、秋田は優秀な先生をローコストで雇用することができ、東京は優秀な先生をローコストでは雇用できない。それを踏まえると学力調査の結果で東北が好成績を残すことや首都圏での私立指向は、とてもわかりやすい現象である。
こんな所にも神のみえざる手が...
これは秋田という特殊事情が背景にある。東北地域の競争率は異常なほど高く買い手市場だからこんなことができる。
一方で首都圏は、やばいほど競争率が低く、優秀な教員志望者を集めようと、首都圏の教育委員会は東北までいって説明会をしている。
需要と供給でいけば、秋田は優秀な先生をローコストで雇用することができ、東京は優秀な先生をローコストでは雇用できない。それを踏まえると学力調査の結果で東北が好成績を残すことや首都圏での私立指向は、とてもわかりやすい現象である。
こんな所にも神のみえざる手が...
by ひろのぶ
at 2008/03/11 10:39:16
>まあ、国が人材の需要を当て込んでやったことは大体破綻している。
>何でここまで不幸を増やす政策をとっているのかが謎である。
apj様が挙げてきた政策って、実を言えば産業界・具体的に言うならば「技術立国」という名目を掲げてやられているってものばかりなんですよね。法科大学院と「技術立国」は関係ないだろ!ってツッコミがあるので予め言っておくと、知的財産権とかPL法とか更には国際経営の絡みで法律関係の事務って多くなる訳で、だから弁護士増員って話になるって訳です。だから技術者を増やせ、ってのと根っこは同じなんですよ。
敢えて言うなら、明治以来の「技術立国」の看板で政策が歪んでしまったって気がするのですよ。「技術立国」だから、そのための政策は何が何でも正当化して、それ以外の余計なことは止めてしまおう、って。昨今の「理科離れ」の議論でも「技術立国」との絡みで論じられてますけど、それが一方で理科系=製造業と言う狭いイメージで捉えられてしまう副作用すら生んでしまってますし。
いっそのこと、「技術立国」という看板を捨ててしまって、もう一度どんな社会を構想するかってことから考え直すべきなんじゃないかと思いますね。「技術立国」にしても何億も稼ぐ一握りの勝ち組と日給数千円で稼ぐその他大勢と言う現実では、果たして多くの人々が受け入れるか疑問ですらあるだろうし。
>何でここまで不幸を増やす政策をとっているのかが謎である。
apj様が挙げてきた政策って、実を言えば産業界・具体的に言うならば「技術立国」という名目を掲げてやられているってものばかりなんですよね。法科大学院と「技術立国」は関係ないだろ!ってツッコミがあるので予め言っておくと、知的財産権とかPL法とか更には国際経営の絡みで法律関係の事務って多くなる訳で、だから弁護士増員って話になるって訳です。だから技術者を増やせ、ってのと根っこは同じなんですよ。
敢えて言うなら、明治以来の「技術立国」の看板で政策が歪んでしまったって気がするのですよ。「技術立国」だから、そのための政策は何が何でも正当化して、それ以外の余計なことは止めてしまおう、って。昨今の「理科離れ」の議論でも「技術立国」との絡みで論じられてますけど、それが一方で理科系=製造業と言う狭いイメージで捉えられてしまう副作用すら生んでしまってますし。
いっそのこと、「技術立国」という看板を捨ててしまって、もう一度どんな社会を構想するかってことから考え直すべきなんじゃないかと思いますね。「技術立国」にしても何億も稼ぐ一握りの勝ち組と日給数千円で稼ぐその他大勢と言う現実では、果たして多くの人々が受け入れるか疑問ですらあるだろうし。
by 杉山真大
at 2008/03/11 11:09:59
あと、博士持ちの教員ってフィンランドやアメリカでは、結構見られることなんですよね。特にフィンランドは最近「お手本」とばかりに持て囃されている様で。
ただ、フィンランドの場合は同じ教師でも仕事の量が少ないし(色んな研修や会議に出ることも無い)、そもそも一つの教室にいる生徒数が少ない。そして、学校間格差ってのが日本同様にあるのか、って問題があるのですよね。フィンランドにしても、それ以前の「ゆとり教育」にしても、外国で成功しているから字面だけ真似して日本でも、ってやって失敗するってのも結構繰り返されているのですよね(苦笑
ただ、フィンランドの場合は同じ教師でも仕事の量が少ないし(色んな研修や会議に出ることも無い)、そもそも一つの教室にいる生徒数が少ない。そして、学校間格差ってのが日本同様にあるのか、って問題があるのですよね。フィンランドにしても、それ以前の「ゆとり教育」にしても、外国で成功しているから字面だけ真似して日本でも、ってやって失敗するってのも結構繰り返されているのですよね(苦笑
by 杉山真大
at 2008/03/11 11:16:35
医師の定員抑制は、余っているからではなく、そうすると医療費が抑えられるからです。
厚生労働省も文書で残る形では、将来人口が減ったらバランスするよと書いているはず。
それまで誤魔化そうとしているのが近年の策と見ると分かり易いでしょう。
あ、今が足りている前提で都市部に余っているとも言っているかもしれませんが、そりゃ平均より低いところはあるさという感じの受け手が統計を分かっていないからこう誤魔化せばいいや臭のするものです。
新聞はそれで釣られていますが。
厚生労働省も文書で残る形では、将来人口が減ったらバランスするよと書いているはず。
それまで誤魔化そうとしているのが近年の策と見ると分かり易いでしょう。
あ、今が足りている前提で都市部に余っているとも言っているかもしれませんが、そりゃ平均より低いところはあるさという感じの受け手が統計を分かっていないからこう誤魔化せばいいや臭のするものです。
新聞はそれで釣られていますが。
by hir
at 2008/03/11 11:51:43
こんにちは、皆さん。
最近、「民主主義における未必の故意」という事を考えています。「未必の故意」というのは「故意とは言えないが、当然結果が予見出来ることをなしたのなら、その結果を引き起こす故意があったと見なす」という意味の言葉です。
>医師の定員抑制は、余っているからではなく、そうすると医療費が抑えられるからです。
医療費の抑制政策はいろいろあるのですが、2006年6月に国会で強行採決された法案なんかが「とどめを刺した」に近い感じですね。2006年に与党が強行採決出来たのは2005年の衆議院選挙でそれだけの議席を国民が与党に与えたからです。でもって、その時の小泉総理は過去の厚生大臣の時に「医療費抑制」を大々的に打ち出していますからこの総選挙で小泉内閣に強行採決出来るだけの議席を与えれば、医療費抑制政策が行われる事は「当然予見出来ること」でした。つまり、何が言いたいかと言うと、「国民は医療崩壊が起こることを望んだ」のと同じ事なのですから、結果については「素直に自分の望んだことに従いなさいよ」という事です(もちろんこれは皮肉です。でも、あまりに、自分たちがなした投票行動と結果の間の結びつきを忘れている気がするのです)。
最近、「民主主義における未必の故意」という事を考えています。「未必の故意」というのは「故意とは言えないが、当然結果が予見出来ることをなしたのなら、その結果を引き起こす故意があったと見なす」という意味の言葉です。
>医師の定員抑制は、余っているからではなく、そうすると医療費が抑えられるからです。
医療費の抑制政策はいろいろあるのですが、2006年6月に国会で強行採決された法案なんかが「とどめを刺した」に近い感じですね。2006年に与党が強行採決出来たのは2005年の衆議院選挙でそれだけの議席を国民が与党に与えたからです。でもって、その時の小泉総理は過去の厚生大臣の時に「医療費抑制」を大々的に打ち出していますからこの総選挙で小泉内閣に強行採決出来るだけの議席を与えれば、医療費抑制政策が行われる事は「当然予見出来ること」でした。つまり、何が言いたいかと言うと、「国民は医療崩壊が起こることを望んだ」のと同じ事なのですから、結果については「素直に自分の望んだことに従いなさいよ」という事です(もちろんこれは皮肉です。でも、あまりに、自分たちがなした投票行動と結果の間の結びつきを忘れている気がするのです)。
by 技術開発者
at 2008/03/11 12:30:38
アマサイさん、
>ところで、研究職についたらそのプライド(*1)とやら保てるのでしょうか、そして、それは保つべきものですか?
邪推です。ってか、書いてもいないことを勝手に読み取られても返事のしようがないです。
>博士持ちの就職難を語る人たちが何を嘆いているのかわかりません(*2)。
税金の無駄遣い、ではないかと。博士の養成に一人あたり相当な費用が投入されているのにその多くが就職できない(企業が採用する気がない)、ということなら、需給を踏まえて定員を削減しろということになるわけで。定員削減ができないのなら、博士課程に行ったりしたらコストは絶対回収できないばかりか個人にとっては大損かも、ということを広く知らしめて、まともな判断力と常識のある人なら来ない、という状態にするしかないのかもしれませんね。
養成した人材を活用する道が少しでもできたという意味では、今回の教員への採用はいい方法だと思います。
>ところで、研究職についたらそのプライド(*1)とやら保てるのでしょうか、そして、それは保つべきものですか?
邪推です。ってか、書いてもいないことを勝手に読み取られても返事のしようがないです。
>博士持ちの就職難を語る人たちが何を嘆いているのかわかりません(*2)。
税金の無駄遣い、ではないかと。博士の養成に一人あたり相当な費用が投入されているのにその多くが就職できない(企業が採用する気がない)、ということなら、需給を踏まえて定員を削減しろということになるわけで。定員削減ができないのなら、博士課程に行ったりしたらコストは絶対回収できないばかりか個人にとっては大損かも、ということを広く知らしめて、まともな判断力と常識のある人なら来ない、という状態にするしかないのかもしれませんね。
養成した人材を活用する道が少しでもできたという意味では、今回の教員への採用はいい方法だと思います。
by apj
at 2008/03/11 12:42:59
apjさん
>邪推です。ってか、書いてもいないことを勝手に読み取られ
>ても返事のしようがないです。
それは申し訳ない。上記2行は撤回いたします。
>邪推です。ってか、書いてもいないことを勝手に読み取られ
>ても返事のしようがないです。
それは申し訳ない。上記2行は撤回いたします。
by アマサイ
at 2008/03/11 12:47:18
大学院が馬鹿を受け入れないのには大賛成ですが。「薬学部を4年制に戻せ」の理由がよく分からないので、補足いただけると有難いです。
by JosephYoiko
at 2008/03/11 13:14:32
博士号持ちは博士号を取っただけで、それが本当に人間的に使いものになるかどうかは別の話だよ。
たくさんの博士号もちがいて、それから好きにチョイスできる買い手市場の方が、つまり使える博士号持ちを選べるから、そっちの方が労働市場的に買い手優位じゃん。っていうか、企業はそうしたがるに決まっているじゃん。
企業側は労働市場において市場原理に従った行動を取っているという、むちゃくちゃわかりやすい経済合理性の話だと思うけどね。
たくさんの博士号もちがいて、それから好きにチョイスできる買い手市場の方が、つまり使える博士号持ちを選べるから、そっちの方が労働市場的に買い手優位じゃん。っていうか、企業はそうしたがるに決まっているじゃん。
企業側は労働市場において市場原理に従った行動を取っているという、むちゃくちゃわかりやすい経済合理性の話だと思うけどね。
by ひろのぶ
at 2008/03/11 17:52:19
>ひろのぶ氏
つか、その経済合理性が下手に働き過ぎたことが、現に問題になっているのではないかと。買い手優位になれば確かに優秀な人間を選べて万事オッケーというのなら兎も角、現実にはその需給バランスが崩れていることが他の面に悪影響を及ぼしている訳ですから。
それに加えて、買い手優位になるから社会的に有益になるとも、一概に言い切れない面もあるのだし。特に専門職の提供するサービスとかって数量化や単純比較が難しい分だけ、そういう弊害が起きてしまうのを否定出来ないのでは?
つか、その経済合理性が下手に働き過ぎたことが、現に問題になっているのではないかと。買い手優位になれば確かに優秀な人間を選べて万事オッケーというのなら兎も角、現実にはその需給バランスが崩れていることが他の面に悪影響を及ぼしている訳ですから。
それに加えて、買い手優位になるから社会的に有益になるとも、一概に言い切れない面もあるのだし。特に専門職の提供するサービスとかって数量化や単純比較が難しい分だけ、そういう弊害が起きてしまうのを否定出来ないのでは?
by 杉山真大
at 2008/03/11 18:12:08
JosephYoiko さん、
>。「薬学部を4年制に戻せ」の理由がよく分からないので、補足いただけると有難いです。
apjさんの考えとは、違うかもしれませんが、私の考えを記載します。
4年制が6年制になることで、単純に二年間新卒の薬剤師がいなくなりますので、一時的に、売り手市場になります。
それに目をつけた大学が、薬学科枠を増やすことは、容易に想像できます。大学が受け取る授業料も、1.5倍になるのですから。
その結果、6年先には、薬剤師過剰になることでしょう。
その時になって、同じ6年間学ぶのなら、4年制大学+修士課程に行って、少しでも研究のセンスを学び、製薬会社などの企業に就職できる進路を選ぶべきだったと後悔しても遅いのです。長い期間に亘る現場実習など、研究者にとっては、無駄な時間に過ぎませんので。
>。「薬学部を4年制に戻せ」の理由がよく分からないので、補足いただけると有難いです。
apjさんの考えとは、違うかもしれませんが、私の考えを記載します。
4年制が6年制になることで、単純に二年間新卒の薬剤師がいなくなりますので、一時的に、売り手市場になります。
それに目をつけた大学が、薬学科枠を増やすことは、容易に想像できます。大学が受け取る授業料も、1.5倍になるのですから。
その結果、6年先には、薬剤師過剰になることでしょう。
その時になって、同じ6年間学ぶのなら、4年制大学+修士課程に行って、少しでも研究のセンスを学び、製薬会社などの企業に就職できる進路を選ぶべきだったと後悔しても遅いのです。長い期間に亘る現場実習など、研究者にとっては、無駄な時間に過ぎませんので。
by mimon
at 2008/03/11 19:55:43
こんばんは
>apjさん
>博士持ちの人が、底辺と呼ばれるような学校で教えることになると、自身の経験とのあまりのギャップもあって、カルチャーショックが大きいんじゃないかと思う。授業が始まっても全く聞こうとせず、別のことをしていて、注意したって聞かないような生徒の相手をすることになるから。
これは非常に重要な問題点をズバリと指摘していると思います。
私は、非常勤である短大にて講義をした経験があります。
小中高校とは異なるでしょうが、ここでの講義中の学生の態度は上記のapjさんの記述内容以下でした。講義中の化粧・飲食・内職・アルバイト探しなどはかわいい方で、私語の嵐やドライヤーや電話などの騒音が酷うございました。そんじょそこらの注意じゃ止みません。教材をふんだんに使って、いくら工夫してもだめでした。講義するのに疲れたときには、ビデオを見せておきました。
学生は、一人一人個人的に話すと、いい子達ということがわかりました。別に悪くない普通の学生が、講義をまともに受講できない。したがって、悪気がないものだから、彼らの行動を正すのも却って容易ではありませんでした。
こんな大学生を教えるのでさえ、疲労感に打ちのめされます。ましてや、非行に走る子を抱える学校で教えるとなると、教員の苦労はいかばかりかと思われます。
私の場合は、その大学生たちを小学生低学年と想定して講義を組み立ててから自分の精神的ストレスを軽減することが出来ました。では、教育しにくい小中高校生相手ではどんな風に相手を想定すればいいんでしょうね。
理由はいろいろで単純比較は出来ませんが、会社出身の方が校長になった場合でも、結構失敗して学校を去った例を知っています。それほど学校というところは特殊環境であり、たいへんな職場であるように思います。
私は、博士号取得者の人たちが、自分たちの経験して来たことのない状態の学校で仕事をするうちに疲弊してしまわないことを切に願います。
>apjさん
>博士持ちの人が、底辺と呼ばれるような学校で教えることになると、自身の経験とのあまりのギャップもあって、カルチャーショックが大きいんじゃないかと思う。授業が始まっても全く聞こうとせず、別のことをしていて、注意したって聞かないような生徒の相手をすることになるから。
これは非常に重要な問題点をズバリと指摘していると思います。
私は、非常勤である短大にて講義をした経験があります。
小中高校とは異なるでしょうが、ここでの講義中の学生の態度は上記のapjさんの記述内容以下でした。講義中の化粧・飲食・内職・アルバイト探しなどはかわいい方で、私語の嵐やドライヤーや電話などの騒音が酷うございました。そんじょそこらの注意じゃ止みません。教材をふんだんに使って、いくら工夫してもだめでした。講義するのに疲れたときには、ビデオを見せておきました。
学生は、一人一人個人的に話すと、いい子達ということがわかりました。別に悪くない普通の学生が、講義をまともに受講できない。したがって、悪気がないものだから、彼らの行動を正すのも却って容易ではありませんでした。
こんな大学生を教えるのでさえ、疲労感に打ちのめされます。ましてや、非行に走る子を抱える学校で教えるとなると、教員の苦労はいかばかりかと思われます。
私の場合は、その大学生たちを小学生低学年と想定して講義を組み立ててから自分の精神的ストレスを軽減することが出来ました。では、教育しにくい小中高校生相手ではどんな風に相手を想定すればいいんでしょうね。
理由はいろいろで単純比較は出来ませんが、会社出身の方が校長になった場合でも、結構失敗して学校を去った例を知っています。それほど学校というところは特殊環境であり、たいへんな職場であるように思います。
私は、博士号取得者の人たちが、自分たちの経験して来たことのない状態の学校で仕事をするうちに疲弊してしまわないことを切に願います。
by kaey
at 2008/03/11 20:24:57
大学院に馬鹿を入れないのは結構な事ですが、大学教員にクズを雇わないのはもっと大事です。
教育と研究を世界第一線のレベルでちゃんとやる教員がいりますね。
教育と研究を世界第一線のレベルでちゃんとやる教員がいりますね。
by koekoe
at 2008/03/11 21:00:24
kaeyさんの意見、わかる気がします。
わたしの故郷、広島県ではたぶん、鬱病患者か自殺者が続出する悪寒(民間出身校長の自殺がありましたから)。
公立学校の生徒の質もアレですが、教員間の「組合活動」のすごさについていけないと思います。まず正論なんて言えない雰囲気がありますから。
わたしの故郷、広島県ではたぶん、鬱病患者か自殺者が続出する悪寒(民間出身校長の自殺がありましたから)。
公立学校の生徒の質もアレですが、教員間の「組合活動」のすごさについていけないと思います。まず正論なんて言えない雰囲気がありますから。
by mishi
at 2008/03/11 23:24:40
>apjさま
> 底辺校の問題
教委が配属の適性をちゃんと考えてくれてたら,特に問題はないかと思います。
>杉山真大さま
> 昨今の「理科離れ」の議論でも「技術立国」との絡みで論じられてますけど、それが一方で理科系=製造業と言う狭いイメージで捉えられてしまう副作用すら生んでしまってますし。
同意致します。「理科離れ」の「理科」が意味しているところの理解錯誤は,往々にして起こっていそうです。
今回の一件は,個人的には,そもそも,小中高大のうち,高と大の間にある厳然たる壁−−すなわち,教員に求められる資質が,形式上はそもそも違っているという事実−−の解体に一役買ったという点で意義があるものと考えています。高校と大学の役割が,半世紀前・一世紀前と比べて「実質的に」変化しているのに,制度(法)はそのままです。いずれは制度のほうが動いていくんだろうなぁと思っています。
> 底辺校の問題
教委が配属の適性をちゃんと考えてくれてたら,特に問題はないかと思います。
>杉山真大さま
> 昨今の「理科離れ」の議論でも「技術立国」との絡みで論じられてますけど、それが一方で理科系=製造業と言う狭いイメージで捉えられてしまう副作用すら生んでしまってますし。
同意致します。「理科離れ」の「理科」が意味しているところの理解錯誤は,往々にして起こっていそうです。
今回の一件は,個人的には,そもそも,小中高大のうち,高と大の間にある厳然たる壁−−すなわち,教員に求められる資質が,形式上はそもそも違っているという事実−−の解体に一役買ったという点で意義があるものと考えています。高校と大学の役割が,半世紀前・一世紀前と比べて「実質的に」変化しているのに,制度(法)はそのままです。いずれは制度のほうが動いていくんだろうなぁと思っています。
by heisan
at 2008/03/12 0:15:46
JosephYoiko さん
薬学部については、mimonさんの意見と大体同じです。また、在学期間を延ばすことが、大学の収入にはつながっても、学生の利益になるかというと疑問だという認識でおります。いたずらに負担を増やすのが良いとは思えないんです。4年では絶対無理なことをしていたかというとそうではないし、これまでもそこそこ機能していたわけですから。
ひろのぶさん、
経済合理性で動くのはいいんだけど、捨てた分の無駄が多すぎる状態が続くと歪みが出ます。捨てられる割合が著しく大きいとなると、優秀な人材ほど博士課程には行かなくなり、博士のレベルが低下し、訓練の効率は落ちる一方で、それでも税金が投入され続けてみたり。経済合理性を言うなら、たとえば、前年度の就職実績で次年度の博士入学者の定員を決めるといったことをすれば需給バランスがとれるのでしょうけど、定員の方はお役所の操作で一方的に決まっているから、買い手優位の方向に力がかかっていて、歪みがなかなか修正されないことが問題なのですが。
heisanさん、
>高と大の間にある厳然たる壁
実は、大の方が高校化しているので、だいぶ前から壁は薄くなっていたかもしれません。
薬学部については、mimonさんの意見と大体同じです。また、在学期間を延ばすことが、大学の収入にはつながっても、学生の利益になるかというと疑問だという認識でおります。いたずらに負担を増やすのが良いとは思えないんです。4年では絶対無理なことをしていたかというとそうではないし、これまでもそこそこ機能していたわけですから。
ひろのぶさん、
経済合理性で動くのはいいんだけど、捨てた分の無駄が多すぎる状態が続くと歪みが出ます。捨てられる割合が著しく大きいとなると、優秀な人材ほど博士課程には行かなくなり、博士のレベルが低下し、訓練の効率は落ちる一方で、それでも税金が投入され続けてみたり。経済合理性を言うなら、たとえば、前年度の就職実績で次年度の博士入学者の定員を決めるといったことをすれば需給バランスがとれるのでしょうけど、定員の方はお役所の操作で一方的に決まっているから、買い手優位の方向に力がかかっていて、歪みがなかなか修正されないことが問題なのですが。
heisanさん、
>高と大の間にある厳然たる壁
実は、大の方が高校化しているので、だいぶ前から壁は薄くなっていたかもしれません。
by apj
at 2008/03/12 1:02:36
mimonさん:
『その時になって、同じ6年間学ぶのなら、4年制大学+修士課程に行って、少しでも研究のセンスを学び、製薬会社などの企業に就職できる進路を選ぶべきだったと後悔しても遅いのです。長い期間に亘る現場実習など、研究者にとっては、無駄な時間に過ぎませんので。 』
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によると、4+2型も残り、非薬剤師志望者は4+2型を選択することが出来るようになっているとのことですが、これで対応出来ませんか?
まあ、研究者コース→薬剤師コースへの進路変更は厳しくなるようですが。
apjさん:
『4年では絶対無理なことをしていたかというとそうではないし、これまでもそこそこ機能していたわけですから。』
はるか昔に、医学部に在籍したことはありますが、僕は化学系の研究者ではありませんので、分量的な妥当性はよく分かりません。
が、これって、「工学部は修士までは行かないと」と企業が見なしてきているのと何か違いがありますかね?
『その時になって、同じ6年間学ぶのなら、4年制大学+修士課程に行って、少しでも研究のセンスを学び、製薬会社などの企業に就職できる進路を選ぶべきだったと後悔しても遅いのです。長い期間に亘る現場実習など、研究者にとっては、無駄な時間に過ぎませんので。 』
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によると、4+2型も残り、非薬剤師志望者は4+2型を選択することが出来るようになっているとのことですが、これで対応出来ませんか?
まあ、研究者コース→薬剤師コースへの進路変更は厳しくなるようですが。
apjさん:
『4年では絶対無理なことをしていたかというとそうではないし、これまでもそこそこ機能していたわけですから。』
はるか昔に、医学部に在籍したことはありますが、僕は化学系の研究者ではありませんので、分量的な妥当性はよく分かりません。
が、これって、「工学部は修士までは行かないと」と企業が見なしてきているのと何か違いがありますかね?
by JosephYoiko
at 2008/03/12 12:06:23
連投失礼。
『博士持ちの人が、底辺と呼ばれるような学校で教えることになると、自身の経験とのあまりのギャップもあって、カルチャーショックが大きいんじゃないかと思う。』
これは博士持ち固有の問題でしょうかね?
例えば、そこそこいい大学の法学部出て、大手生保に入り、地方の営業所長として、最低限高校出てさえいればいい保険営業のおばちゃん裁いていかないといけない立場になるなんてのは、民間だと普通にあることですが。
『大学で知った「教育の面白さ」や「新しい情報を提示」などといったものが通用するのは、中堅以上の高校だけだろう。それでも、全く職が無いよりずっと良い、というところまで、ポスドクの就職状況は悪化している。』
前も書いたことあるのだけど、それは「やくざな道」選んだ奴の責任でしょ?楽屋ネタは面白いけど、客前で笑いのとれない吉本芸人が売れないのと同じ。
『博士持ちの人が、底辺と呼ばれるような学校で教えることになると、自身の経験とのあまりのギャップもあって、カルチャーショックが大きいんじゃないかと思う。』
これは博士持ち固有の問題でしょうかね?
例えば、そこそこいい大学の法学部出て、大手生保に入り、地方の営業所長として、最低限高校出てさえいればいい保険営業のおばちゃん裁いていかないといけない立場になるなんてのは、民間だと普通にあることですが。
『大学で知った「教育の面白さ」や「新しい情報を提示」などといったものが通用するのは、中堅以上の高校だけだろう。それでも、全く職が無いよりずっと良い、というところまで、ポスドクの就職状況は悪化している。』
前も書いたことあるのだけど、それは「やくざな道」選んだ奴の責任でしょ?楽屋ネタは面白いけど、客前で笑いのとれない吉本芸人が売れないのと同じ。
by JosephYoiko
at 2008/03/12 12:21:03
>前も書いたことあるのだけど、それは「やくざな道」選んだ奴の責任でしょ?
重点化前に博士に進学した人(やくざな道だと知っていたはず)及びこれから博士に進学する人(やっぱりやくざな道だったと知れ渡っているはず)については自己責任論でもいいんですが、今現在ポスドクで数年経っている人については、やくざな道を歩んだ、と言い切ることには同意できません。
国策として博士を増やす、とやったのですから「博士の需要がありますよ」というニセの情報が提供されていた時期については別扱いだろうということです。国をあげて「これまではやくざな道だったかもしれないけど、これからは国が後押しするやくざじゃない道ですよ」などとやったわけですから。
#騙される側が全部悪くて自己責任、という理屈を採用するなら、詐欺罪は不要ではないかと。
重点化前に博士に進学した人(やくざな道だと知っていたはず)及びこれから博士に進学する人(やっぱりやくざな道だったと知れ渡っているはず)については自己責任論でもいいんですが、今現在ポスドクで数年経っている人については、やくざな道を歩んだ、と言い切ることには同意できません。
国策として博士を増やす、とやったのですから「博士の需要がありますよ」というニセの情報が提供されていた時期については別扱いだろうということです。国をあげて「これまではやくざな道だったかもしれないけど、これからは国が後押しするやくざじゃない道ですよ」などとやったわけですから。
#騙される側が全部悪くて自己責任、という理屈を採用するなら、詐欺罪は不要ではないかと。
by apj
at 2008/03/12 19:22:01
高校の教員としての私は、生徒が学校でいろいろな大人に出会った方が良いと考えます。(世の中には出会ってはまずい類の人間もいますが、それは別として)博士号を持った人が教員になれば、若干変わった教員が増えて、子供のためには良いのではないでしょうか。
どんな仕事も始めてみれば予想と違うのは当たり前だと私は思います。ですから、ドクターの皆さんも、最初は普通の新米教員と同様にとまどうでしょうが、そのうち何とかなると思います。
勉強を教える場所に勉強のできる人がくるわけでしょ。
もちろん、想像力のない人は困りますが、それは教職課程を履修したかどうかとはあまり関係ないというのが、私の印象です。
教員の大半は中等教育では比較的「よい子」だった人が多く、仕事でつきあっている悪ガキクラスの連中と学生時代に接点があった、なんて人はさほど多くないのではないでしょうか。でも、多くの教員は子供達の気持ちを慮って、割と上手にやってます。
というわけで、私は、この試みに期待しています。
どんな仕事も始めてみれば予想と違うのは当たり前だと私は思います。ですから、ドクターの皆さんも、最初は普通の新米教員と同様にとまどうでしょうが、そのうち何とかなると思います。
勉強を教える場所に勉強のできる人がくるわけでしょ。
もちろん、想像力のない人は困りますが、それは教職課程を履修したかどうかとはあまり関係ないというのが、私の印象です。
教員の大半は中等教育では比較的「よい子」だった人が多く、仕事でつきあっている悪ガキクラスの連中と学生時代に接点があった、なんて人はさほど多くないのではないでしょうか。でも、多くの教員は子供達の気持ちを慮って、割と上手にやってます。
というわけで、私は、この試みに期待しています。
by miya.h
at 2008/03/12 23:21:32
いろいろ考えたのですが、やっぱり悪徳商法のパターンの1つである「内職(無い職)商法」ではないかと>大学院重点化。
・「仕事がありますよ、在宅ワーカー募集中です」と宣伝=「人材需要があるから大学院重点化が必要、科学技術立国には高度な知識を持った人材が不可欠です」と宣伝
・仕事をするには、登録してお金を払って指定の教材を買って研修して下さい=博士課程に進学して授業料を払って研究をまとめてください
・研修が終わった時点で大多数の人に対しては「スキルが上がってないから仕事あげられません」「不合格です」と言うか、あるいは非現実的なスキルを要求して自分からとてもできない、とあきらめさせる=博士号取得者の大多数はワーキングプアへの道、普通に業績があっても就職は不可能
・全員を無職にすると誰もだまされなくなるから、少数の人にだけ仕事と収入を与えて、儲かっている人が居るように演出=少数の人だけアカポスに就ける
・仕事をもらえなかった人から巻き上げたお金で収益を確保
書いてみて、こんなに共通点があるとは思わなかったorz。
・「仕事がありますよ、在宅ワーカー募集中です」と宣伝=「人材需要があるから大学院重点化が必要、科学技術立国には高度な知識を持った人材が不可欠です」と宣伝
・仕事をするには、登録してお金を払って指定の教材を買って研修して下さい=博士課程に進学して授業料を払って研究をまとめてください
・研修が終わった時点で大多数の人に対しては「スキルが上がってないから仕事あげられません」「不合格です」と言うか、あるいは非現実的なスキルを要求して自分からとてもできない、とあきらめさせる=博士号取得者の大多数はワーキングプアへの道、普通に業績があっても就職は不可能
・全員を無職にすると誰もだまされなくなるから、少数の人にだけ仕事と収入を与えて、儲かっている人が居るように演出=少数の人だけアカポスに就ける
・仕事をもらえなかった人から巻き上げたお金で収益を確保
書いてみて、こんなに共通点があるとは思わなかったorz。
by apj
at 2008/03/12 23:25:44
miya.hさん、
>でも、多くの教員は子供達の気持ちを慮って、割と上手にやってます。
期待半分、心配半分ですが、私もうまくいくことを期待しています。
博士持ち教員であれば、「浮きこぼれ」の相手をきちんとできそうにも思いますし。
>でも、多くの教員は子供達の気持ちを慮って、割と上手にやってます。
期待半分、心配半分ですが、私もうまくいくことを期待しています。
博士持ち教員であれば、「浮きこぼれ」の相手をきちんとできそうにも思いますし。
by apj
at 2008/03/12 23:30:43
>悪徳商法のパターンの1つである「内職(無い職)商法」ではないかと>大学院重点化
大学院に限らず、財界や政府が音頭を取って人材不足を嘆き専門家育成を呼号する全てのケースに当てはまるんですよね。技術者しかり弁護士しかり・・・・・
正直言って、そうしないと低コストで優秀な人材を使えないって一種の経済合理性が働いているのかも知れませんね。ましてやボーダーレスで人材の流動化が進んでいる中では、専門家全員にそこそこのコストをかけるよりは、一握りの超エリートを多額の報酬で釣って其の他大勢は低コストに甘んじてもらうって方が好いってことで(何
大学院に限らず、財界や政府が音頭を取って人材不足を嘆き専門家育成を呼号する全てのケースに当てはまるんですよね。技術者しかり弁護士しかり・・・・・
正直言って、そうしないと低コストで優秀な人材を使えないって一種の経済合理性が働いているのかも知れませんね。ましてやボーダーレスで人材の流動化が進んでいる中では、専門家全員にそこそこのコストをかけるよりは、一握りの超エリートを多額の報酬で釣って其の他大勢は低コストに甘んじてもらうって方が好いってことで(何
by 杉山真大
at 2008/03/12 23:45:09
apjさん:
『国策として博士を増やす、とやったのですから「博士の需要がありますよ」というニセの情報が提供されていた時期については別扱いだろうということです。』
詐欺との類似性を語られてますが、もっと単純な話ですね。
大学院で、教員数よりも学生の数が少ないなんてのは、宗教哲学か、特殊な楽器専攻の方ぐらいで、理学部・工学部ならば、田舎大学でも、教員数の5倍は博士後期の院生が居るわけです。
その状況下で、全員がアカポスに就けないのを何で当たり前と思えないのでしょう?その程度の頭が回らない奴が理系の大学教員やっちゃ駄目でしょう。
あなたの説によると、博士持ちって、世間の平均より頭いいんでしょ?小学生のうちの倅ですら、「お父さん、皆に分けるにはケーキ足りないね。」と言えますよ(苦笑)。
また、失礼ながらapjさんは、民間企業経験をお持ちで無いようですから、大学周辺の人の常識しかお持ちでないのがとても気になります。
釈迦に説法はしたくないですが、博士ってのは、「自分が博士論文で研究した内容そのものずばり」を一生研究出来ることを保証されたものではないですよね?
職無いなら、何故民間企業に行かないの?民間が博士持ちに門戸広げていないと頻繁に主張されてますが、悪いけど、あなた民間の人事部門を就職斡旋してもらうために回ってみたこと無いでしょ?
「大学院でやったこと」にこだわらなければ、いくらでも入り口はありますよ。要は「博士持ちの俺が何で掃除機研究せなあかんの?」と言ったような下手なプライドが邪魔しているだけ。
『国策として博士を増やす、とやったのですから「博士の需要がありますよ」というニセの情報が提供されていた時期については別扱いだろうということです。』
詐欺との類似性を語られてますが、もっと単純な話ですね。
大学院で、教員数よりも学生の数が少ないなんてのは、宗教哲学か、特殊な楽器専攻の方ぐらいで、理学部・工学部ならば、田舎大学でも、教員数の5倍は博士後期の院生が居るわけです。
その状況下で、全員がアカポスに就けないのを何で当たり前と思えないのでしょう?その程度の頭が回らない奴が理系の大学教員やっちゃ駄目でしょう。
あなたの説によると、博士持ちって、世間の平均より頭いいんでしょ?小学生のうちの倅ですら、「お父さん、皆に分けるにはケーキ足りないね。」と言えますよ(苦笑)。
また、失礼ながらapjさんは、民間企業経験をお持ちで無いようですから、大学周辺の人の常識しかお持ちでないのがとても気になります。
釈迦に説法はしたくないですが、博士ってのは、「自分が博士論文で研究した内容そのものずばり」を一生研究出来ることを保証されたものではないですよね?
職無いなら、何故民間企業に行かないの?民間が博士持ちに門戸広げていないと頻繁に主張されてますが、悪いけど、あなた民間の人事部門を就職斡旋してもらうために回ってみたこと無いでしょ?
「大学院でやったこと」にこだわらなければ、いくらでも入り口はありますよ。要は「博士持ちの俺が何で掃除機研究せなあかんの?」と言ったような下手なプライドが邪魔しているだけ。
by JosephYoiko
at 2008/03/13 9:30:54
JosephYoikoさん、
>理学部・工学部ならば、田舎大学でも、教員数の5倍は博士後期の院生が居るわけです。
そんなには居ませんでしたよ。重点化前は。
ごく一部の大学の一部の学科ではそうだったかもしれませんが。
>その状JosephYoiko況下で、全員がアカポスに就けないのを何で当たり前と思えないのでしょう?
じゃなくて、重点化したときは、企業のニーズがあるというふれこみだったけど、蓋を開けてみたら無かったということなんですけど。
博士前期についても、ある時期までは博士後期と同じで、企業が採用してくれないだろうということで進学者は少なかったのですが、企業が積極的にとるようになってから、理工系では進学する人が急に増えました。
その後、同様のことが博士後期でも……という宣伝があったけど、実際には違っていたということです。
>その状況下で、全員がアカポスに就けないのを何で当たり前と思えないのでしょう?その程度の頭が回らない奴が理系の大学教員やっちゃ駄目でしょう。
だから、このご意見こそまさに「大学しか目に入っていない視野の狭い」ご意見ではないかと。
>「大学院でやったこと」にこだわらなければ、いくらでも入り口はありますよ。
会社を回っても博士持ちがばれると「ウチにはちょっと」などと言われて落ちまくるケースがあるわけで、博士持ちが採用を断る積極的な理由になっているわけで、入り口は確実に狭いんですけどね。
>理学部・工学部ならば、田舎大学でも、教員数の5倍は博士後期の院生が居るわけです。
そんなには居ませんでしたよ。重点化前は。
ごく一部の大学の一部の学科ではそうだったかもしれませんが。
>その状JosephYoiko況下で、全員がアカポスに就けないのを何で当たり前と思えないのでしょう?
じゃなくて、重点化したときは、企業のニーズがあるというふれこみだったけど、蓋を開けてみたら無かったということなんですけど。
博士前期についても、ある時期までは博士後期と同じで、企業が採用してくれないだろうということで進学者は少なかったのですが、企業が積極的にとるようになってから、理工系では進学する人が急に増えました。
その後、同様のことが博士後期でも……という宣伝があったけど、実際には違っていたということです。
>その状況下で、全員がアカポスに就けないのを何で当たり前と思えないのでしょう?その程度の頭が回らない奴が理系の大学教員やっちゃ駄目でしょう。
だから、このご意見こそまさに「大学しか目に入っていない視野の狭い」ご意見ではないかと。
>「大学院でやったこと」にこだわらなければ、いくらでも入り口はありますよ。
会社を回っても博士持ちがばれると「ウチにはちょっと」などと言われて落ちまくるケースがあるわけで、博士持ちが採用を断る積極的な理由になっているわけで、入り口は確実に狭いんですけどね。
by apj
at 2008/03/13 10:17:15
JosephYoikoさん、
>あなたの説によると、博士持ちって、世間の平均より頭いいんでしょ?
私がどこでこう書いたか、ソースを示して下さい。
>あなたの説によると、博士持ちって、世間の平均より頭いいんでしょ?
私がどこでこう書いたか、ソースを示して下さい。
by apj
at 2008/03/13 10:19:43
常識的に考えて、企業のニーズがあるという場合は、平均的に進学に要した費用を回収できる、つまり投入したコストの元がとれるということを意味するでしょう。
選ばなければ何でもある、ということが仮に事実だったとしても、投じた進学のコストが回収できることがまずないというのであれば、やっぱり悪徳商法と言われても仕方がないですね。
選ばなければ何でもある、ということが仮に事実だったとしても、投じた進学のコストが回収できることがまずないというのであれば、やっぱり悪徳商法と言われても仕方がないですね。
by apj
at 2008/03/13 10:24:41
JosephYoiko さん、
>4+2型も残り、非薬剤師志望者は4+2型を選択することが出来るようになっているとのことですが、これで対応出来ませんか?
基本的には、それで良いのですが、そのコースの選択を大学進学時点(多くは世間知らずの高校生)でしなければならないのが、厳しいのではないでしょうか。
6年先の薬剤師の需給がどうなっているのか、よくわからない段階で、薬剤師を養成するための6年制の薬学科に進学すると、ツブシのきかない人間になってしまうことを心配しています。
>4+2型も残り、非薬剤師志望者は4+2型を選択することが出来るようになっているとのことですが、これで対応出来ませんか?
基本的には、それで良いのですが、そのコースの選択を大学進学時点(多くは世間知らずの高校生)でしなければならないのが、厳しいのではないでしょうか。
6年先の薬剤師の需給がどうなっているのか、よくわからない段階で、薬剤師を養成するための6年制の薬学科に進学すると、ツブシのきかない人間になってしまうことを心配しています。
by mimon
at 2008/03/13 11:38:12
大学院などと特殊なものではなく、日本でごくごく普通を受けてきた人なら、
『博士号を取るような人達は、小中でもそれなりに勉強はできたはずだし、高校も中堅以上のところに通っていたはずである。』
で、
『あなたの説によると、博士持ちって、世間の平均より頭いいんでしょ?』
と理解できますが。
apj先生は、文脈から判断するというのがおわかりにならないのですか。
『博士号を取るような人達は、小中でもそれなりに勉強はできたはずだし、高校も中堅以上のところに通っていたはずである。』
で、
『あなたの説によると、博士持ちって、世間の平均より頭いいんでしょ?』
と理解できますが。
apj先生は、文脈から判断するというのがおわかりにならないのですか。
by アマサイ
at 2008/03/13 12:49:48
『常識的に考えて、企業のニーズがあるという場合は、平均的に進学に要した費用を回収できる、つまり投入したコストの元がとれるということを意味するでしょう。』
すいません、世間の平均ほどの知能しか持ち合わせている者にもわかるようにご説明ねがえますか。
>平均的に進学に要した費用を回収できる、
えーと、誰が?大体のご家庭では、学費は親御さんが払っているのでは(私は違うけどさ)?
まあ、ご本人のアルバイトとか、奨学金とかもあるでしょう。
>投入したコストの元がとれる
誰がどの時点でコストの元がとれると判断するのでしょうか。
邪推に邪推を重ねると、
就職して、その職場、職種にずっーと勤めて、結婚して子供をもうけた場合、その子供たちに自分と同じレベルの教育をほどこせるということですか?
子供の数にもよりますが、医者の場合、自分の医院でも持たない限り難しいですね。
adj先生はご存じないかもしれませんが、
今は解雇されて再就職できない中年層が多くいます。
自分が大卒であっても、子供に私立の四大を行かせるのはそれまた難しいでしょうね。
ああ、すいません、すいません、頭が悪いものですから、先生の高度の文章からはなかなか正確な意味が読みとれないのです。ふざけているわけではないです。ご真意を伺いたいと思います。
by アマサイ
at 2008/03/13 13:04:48
アマサイさん、
> 『常識的に考えて、企業のニーズがあるという場合は、平均的に進学に要した費用を回収できる、つまり投入したコストの元がとれるということを意味するでしょう。』
apjさんの言いたいこととは、少し違うかもしれませんが、私の考えを述べます。
私が今所属している会社の場合、入社時に、修士なら2年間、博士なら4年間、学部卒で会社で働いていたのと同じ処遇で迎え入れられます。要するに年齢相当の給料がもらえるということです。
ところが、定年まで実際に働ける年数は、学部卒よりも短いわけですから、そのままでは、生涯所得は、少なくなってしまいます。そこで、人よりも勉強した知識とその後の努力とで、出世して、部長や取締役までなって、たくさん給料をもらうことで、ようやく元が取れるというわけです。
私のように、出世街道を踏み外した者は、大学院に行っただけ損だったということになります。それでも、まだ、修士だったので、どうにか就職できただけましで、博士のように、就職もままならないようでは、それこそ、元も子もありません。
> 『常識的に考えて、企業のニーズがあるという場合は、平均的に進学に要した費用を回収できる、つまり投入したコストの元がとれるということを意味するでしょう。』
apjさんの言いたいこととは、少し違うかもしれませんが、私の考えを述べます。
私が今所属している会社の場合、入社時に、修士なら2年間、博士なら4年間、学部卒で会社で働いていたのと同じ処遇で迎え入れられます。要するに年齢相当の給料がもらえるということです。
ところが、定年まで実際に働ける年数は、学部卒よりも短いわけですから、そのままでは、生涯所得は、少なくなってしまいます。そこで、人よりも勉強した知識とその後の努力とで、出世して、部長や取締役までなって、たくさん給料をもらうことで、ようやく元が取れるというわけです。
私のように、出世街道を踏み外した者は、大学院に行っただけ損だったということになります。それでも、まだ、修士だったので、どうにか就職できただけましで、博士のように、就職もままならないようでは、それこそ、元も子もありません。
by mimon
at 2008/03/13 16:22:08
JosephYoiko さん
>大学院で、教員数よりも学生の数が少ないなんてのは、宗教哲学か、特殊な楽器専攻の方ぐらいで、理学部・工学部ならば、田舎大学でも、教員数の5倍は博士後期の院生が居るわけです。
重点化後でも、そんなにいません。
私の出た大学(日本海側の国立大学)では、工学系に博士後期課程が出来て15年近くになりますが、博士後期課程進学者(社会人Doctor含む)の数は15人/年程度で、教職員の数と同じどころか、総数でも教職員の数に足りていないはずです。
どこからそのような数字が出てきたのか知りたいです。
>大学院で、教員数よりも学生の数が少ないなんてのは、宗教哲学か、特殊な楽器専攻の方ぐらいで、理学部・工学部ならば、田舎大学でも、教員数の5倍は博士後期の院生が居るわけです。
重点化後でも、そんなにいません。
私の出た大学(日本海側の国立大学)では、工学系に博士後期課程が出来て15年近くになりますが、博士後期課程進学者(社会人Doctor含む)の数は15人/年程度で、教職員の数と同じどころか、総数でも教職員の数に足りていないはずです。
どこからそのような数字が出てきたのか知りたいです。
by なざろふ
at 2008/03/13 19:49:29
アマサイさん、
文脈から判断すれば、アマサイさんの仰る読み方にならないと思います。
>『博士号を取るような人達は、小中でもそれなりに勉強はできたはずだし、高校も中堅以上のところに通っていたはずである。』
>『あなたの説によると、博士持ちって、世間の平均より頭いいんでしょ?』
勉強ができる=頭がいい、なんですか?
前後の文脈を見ていただくなら、私が書いたのは、博士号を取るような人は小さいころから真面目に勉強する人が多いだろう、中学高校と学級崩壊状態のようなところで長く過ごした人は稀だろう、ということの指摘です。具体的に言うなら、先生が授業を始めてもクラスのほとんどの生徒が教科書もノートも出さずに別のことをしていて、注意しても逆ギレするだけ、説明しても私語ばかりで全く聞かない、といった環境を知らない人の方が多いだろうということです。ですから、そういう人が教師になって、荒れた学校に行くことになった場合に、カルチャーショックが大きいのでは、という懸念を書いたのです。教員免許をとってきた人でも、ストレスで辞めていく若手が多いのがそういう学校ですので。
頭がいい云々ではなく、1時間机の前に坐ること自体が困難な高校生が居るということに(あまりに別世界であるため)ショックを受けるのでは、という話の前振りです。
文脈から判断すれば、アマサイさんの仰る読み方にならないと思います。
>『博士号を取るような人達は、小中でもそれなりに勉強はできたはずだし、高校も中堅以上のところに通っていたはずである。』
>『あなたの説によると、博士持ちって、世間の平均より頭いいんでしょ?』
勉強ができる=頭がいい、なんですか?
前後の文脈を見ていただくなら、私が書いたのは、博士号を取るような人は小さいころから真面目に勉強する人が多いだろう、中学高校と学級崩壊状態のようなところで長く過ごした人は稀だろう、ということの指摘です。具体的に言うなら、先生が授業を始めてもクラスのほとんどの生徒が教科書もノートも出さずに別のことをしていて、注意しても逆ギレするだけ、説明しても私語ばかりで全く聞かない、といった環境を知らない人の方が多いだろうということです。ですから、そういう人が教師になって、荒れた学校に行くことになった場合に、カルチャーショックが大きいのでは、という懸念を書いたのです。教員免許をとってきた人でも、ストレスで辞めていく若手が多いのがそういう学校ですので。
頭がいい云々ではなく、1時間机の前に坐ること自体が困難な高校生が居るということに(あまりに別世界であるため)ショックを受けるのでは、という話の前振りです。
by apj
at 2008/03/13 21:20:44
アマサイさん、
説明不足で済みません。
mimonさんの説明とほぼ同じことを考えていました。
投入した費用とは、学費+(一種の)機会費用です。博士後期課程に進学すると学費を払った上に3年間は稼ぎ無し、博士前期修了で就職すれば学費は不要でその3年間に稼いでいるわけです。この3年分の収入の差を、博士卒が就職してから退職するまでにどの程度取り返せるのか、という意味で書きました。
親が払うか自分が払うかは考慮していません。
また、稼げる金額には個人差がありますし、転職等の状況でも変わるでしょうから、一部の突出した人で比べるのではなく、平均で比べて、多くの人にとってどうか、ということを考えていました。
授業料を払った分と収入を得る時期が遅れたことによる生涯の収入の減少分を、収入が得られるようになってからの稼ぎで埋め合わせられるかどうかが、個人にとっての経済合理性という点からみた進学の是非の判定基準となるだろうというのが私の意見です。
多くの企業の人材募集を見てみると、学部卒と博士前期修了では、初任給に差がついていたりするので、長く勤めれば、ある程度元はとれそうです。多くの人にとっては、100%回収できなかったとしても丸損はしないし、就職先を探すにあたって進学したことが不利になりそうでもない。しかし、博士後期修了について、初任給の差を明確につけて募集しているところはまだまだ少ないのが現状である上、そもそも入り口にもたどりつくのが難しくなっています。
もちろん、稼ぎに役立たない学校というのも世の中にはたくさんあります。カルチャースクールの多くも、お稽古事の類の学校が該当します。普通の学校でも、熱心にやる人は稼ぎに結びつけるつもりだけど、趣味のつもりで通っている人も混じっている場合もあるでしょう。いずれにしても通う側が趣味であることを最初から了解しているのであれば、持ち出しになっても何ら問題はありません。
ところが、大学院重点化の時は、社会(特に企業)にとって人材が必要だというふれこみでした。当時の学生が、今後は博士号をとった人のうち最低でも半分以上が、進学したことが経済合理性にかなう程度の給与で雇ってもらえる環境に世の中が変わっていくのではないかと期待したとしても、それほどおかしくはないと思います。
説明不足で済みません。
mimonさんの説明とほぼ同じことを考えていました。
投入した費用とは、学費+(一種の)機会費用です。博士後期課程に進学すると学費を払った上に3年間は稼ぎ無し、博士前期修了で就職すれば学費は不要でその3年間に稼いでいるわけです。この3年分の収入の差を、博士卒が就職してから退職するまでにどの程度取り返せるのか、という意味で書きました。
親が払うか自分が払うかは考慮していません。
また、稼げる金額には個人差がありますし、転職等の状況でも変わるでしょうから、一部の突出した人で比べるのではなく、平均で比べて、多くの人にとってどうか、ということを考えていました。
授業料を払った分と収入を得る時期が遅れたことによる生涯の収入の減少分を、収入が得られるようになってからの稼ぎで埋め合わせられるかどうかが、個人にとっての経済合理性という点からみた進学の是非の判定基準となるだろうというのが私の意見です。
多くの企業の人材募集を見てみると、学部卒と博士前期修了では、初任給に差がついていたりするので、長く勤めれば、ある程度元はとれそうです。多くの人にとっては、100%回収できなかったとしても丸損はしないし、就職先を探すにあたって進学したことが不利になりそうでもない。しかし、博士後期修了について、初任給の差を明確につけて募集しているところはまだまだ少ないのが現状である上、そもそも入り口にもたどりつくのが難しくなっています。
もちろん、稼ぎに役立たない学校というのも世の中にはたくさんあります。カルチャースクールの多くも、お稽古事の類の学校が該当します。普通の学校でも、熱心にやる人は稼ぎに結びつけるつもりだけど、趣味のつもりで通っている人も混じっている場合もあるでしょう。いずれにしても通う側が趣味であることを最初から了解しているのであれば、持ち出しになっても何ら問題はありません。
ところが、大学院重点化の時は、社会(特に企業)にとって人材が必要だというふれこみでした。当時の学生が、今後は博士号をとった人のうち最低でも半分以上が、進学したことが経済合理性にかなう程度の給与で雇ってもらえる環境に世の中が変わっていくのではないかと期待したとしても、それほどおかしくはないと思います。
by apj
at 2008/03/13 21:53:22
その秋田の教員をしています。私の勤務校は、おとなしい生徒が多いと思いますが、他の都道府県に比べてどうなんでしょうか。大荒れの学校はそんなにないと思います。
以前、博士課程単位取得退学?の方と同職したことがありました。その教員は、普通の先生でした。普通の教員採用試験を受験して合格してました。
博士の学位があろうと、教諭としてやるべきことは同等に求められると思います。
1.挨拶をきちんとできるように指導すること。
2.服装、髪型の指導をすること。
3.授業中の生徒の態度を指導すること。
4.部活動を指導すること。
このあたりが、教諭としてやっていけるかどうかではないでしょうか。教員は、博士号だろうがあんまり気にしないと思います(私は学部卒です)。前述の先生は、ふつうにずけずけ注意していました。
組合関係もそんなにキョーレツでないと思います。
以前、博士課程単位取得退学?の方と同職したことがありました。その教員は、普通の先生でした。普通の教員採用試験を受験して合格してました。
博士の学位があろうと、教諭としてやるべきことは同等に求められると思います。
1.挨拶をきちんとできるように指導すること。
2.服装、髪型の指導をすること。
3.授業中の生徒の態度を指導すること。
4.部活動を指導すること。
このあたりが、教諭としてやっていけるかどうかではないでしょうか。教員は、博士号だろうがあんまり気にしないと思います(私は学部卒です)。前述の先生は、ふつうにずけずけ注意していました。
組合関係もそんなにキョーレツでないと思います。
by birii3
at 2008/03/13 22:44:38
birii3さん、
情報ありがとうございます。
荒れている学校を経験された先生方のblogを読んだりしていると、本当にやりきれない気持ちになるものでして、つい、あれこれ先に心配してしまいました。
おそらく、荒れ方やら組合の強さやらは、地域性があるのでしょう。
今回の博士持ち教員の方々が前向きな気持ちで、うまく仕事に入ってくださることを願っています。
情報ありがとうございます。
荒れている学校を経験された先生方のblogを読んだりしていると、本当にやりきれない気持ちになるものでして、つい、あれこれ先に心配してしまいました。
おそらく、荒れ方やら組合の強さやらは、地域性があるのでしょう。
今回の博士持ち教員の方々が前向きな気持ちで、うまく仕事に入ってくださることを願っています。
by apj
at 2008/03/13 23:43:24
>勉強ができる=頭がいい、なんですか?
何か腑に落ちた気がしますね。真面目に課題をこなすってのと頭がいいってのって別の話な訳で、往々にして真面目な無能ってのが存在するってことになりますし。
#ちなみにドイツ軍の有名な参謀だったゼークトが、真面目で無能な人間は戦争で大損害を与え兼ねないから銃殺しろと言い切ってます(苦笑
そうして考えると、下手に真面目な人間だから逆に不真面目な人間が理解できずに、挙句の果てには学級崩壊とか心労だの休職だのって事態になっちゃうのでしょうね。TOSSを支持してしまうのも、不真面目な人間への理解が出来ないから、QCよろしくの成功事例に手っ取り早く縋ってしまうという訳なのかも。
>組合関係
昔の勤評闘争の時分なら兎も角、今日日教員組合に関わっていると下手に偏向しているって見方があったりして、敬遠していることが多いのですよね。現実に組織率は低下してますし。
ただ教員組合ってのが、往々にして意見交換やノウハウの共有みたいな役割を果たしている側面もあったりするし、勤務条件の悪い私立なんかではセーフティーネットになっちゃっているのも否定できませんしね。何か同じ教職に就いているが故に問題意識を共有できる場、みたいなのが無くなっているってのは大きな問題なんじゃないかと。
#その意味、研究者の世界も似た様なものですよね。理系と文系・教授と准教授以下・常勤と非常勤etc.立場によって分断されていて、互いに足を引っ張り合っているって気が(汗
何か腑に落ちた気がしますね。真面目に課題をこなすってのと頭がいいってのって別の話な訳で、往々にして真面目な無能ってのが存在するってことになりますし。
#ちなみにドイツ軍の有名な参謀だったゼークトが、真面目で無能な人間は戦争で大損害を与え兼ねないから銃殺しろと言い切ってます(苦笑
そうして考えると、下手に真面目な人間だから逆に不真面目な人間が理解できずに、挙句の果てには学級崩壊とか心労だの休職だのって事態になっちゃうのでしょうね。TOSSを支持してしまうのも、不真面目な人間への理解が出来ないから、QCよろしくの成功事例に手っ取り早く縋ってしまうという訳なのかも。
>組合関係
昔の勤評闘争の時分なら兎も角、今日日教員組合に関わっていると下手に偏向しているって見方があったりして、敬遠していることが多いのですよね。現実に組織率は低下してますし。
ただ教員組合ってのが、往々にして意見交換やノウハウの共有みたいな役割を果たしている側面もあったりするし、勤務条件の悪い私立なんかではセーフティーネットになっちゃっているのも否定できませんしね。何か同じ教職に就いているが故に問題意識を共有できる場、みたいなのが無くなっているってのは大きな問題なんじゃないかと。
#その意味、研究者の世界も似た様なものですよね。理系と文系・教授と准教授以下・常勤と非常勤etc.立場によって分断されていて、互いに足を引っ張り合っているって気が(汗
by 杉山真大
at 2008/03/14 0:46:52
ちょうどタイムリーにこんな報道が。
» link here «
記事を引用します。
----------------------------------------------------
傍若無人:生徒8人がつば、放尿、喫煙… 福岡の中学校
福岡県田川郡内の公立中学校で、一部生徒による“授業妨害”が続き、校長と教頭が心労で体調を崩し休職や自宅療養する事態となった。管理職不在を避けるため、校長は今月1日に後任が着任した。生徒たちは2月末まで約1年間、校内の一室に“隔離”されていたが、現在は指導が事実上及ばない状態にあり、教育委員会は「混乱のおそれがある」として卒業式の14日、県警に警備の要請を検討している。
教委によると、これらの生徒は2、3年生の計8人。廊下の窓や校長室のロッカーを壊すなどの器物損壊や教師への威嚇行為を繰り返した。また、校内を徘徊(はいかい)しては訪れた保護者につばを吐きかけたり、2階渡り廊下から放尿したこともあったという。
学校側は生徒たちを美術準備室に個別断続的に“隔離”したが、生徒はテレビゲームや電熱器、ラジカセなどを自宅から持ち込み、喫煙や飲食するなど事実上のたまり場となったため、2月末に準備室は閉鎖された。現在も生徒たちは登校しているという。
この間、教頭は昨年末に約1カ月間休養し、2月下旬から現在まで自宅療養中。校長も2月上旬から病欠し、今月1日から休職した。ともに心労で体調を崩したという。
所管する自治体の教育長は生徒たちの行動について「原因は分からない」と話す。教育長によると、学校側は生徒らの親に話し合いを求め、生徒が一度は学校や親の注意を聞いても、仲間で群れると再び荒れ出したりするといい、結果的には改善できなかったいう。
校長の病欠を受けて、教委は事故防止のため職員6人を連日学校に派遣。一部保護者も週1回、校内のたばこの吸い殻などを拾う活動を始めた。しかし、実態に憤る保護者は少なくなく、2月末の緊急保護者会では「生徒らを出席停止にしてほしい」との要望も出た。また、4月に入学する新1年生数人は、親類宅などから通う形で隣接自治体の中学校への進学を決めているという。
1年生の保護者という40代の主婦は「校内は吸い殻が散乱しているし、荒れているのは事実。子供が巻き込まれないか心配でたまらない」と話した。
教育長は「信頼される公立学校という責務を全うできず、深く反省している。正常化に向けて地域の協力もあおぎ、生徒の生活指導を徹底して、全力で立て直したい」と話している。【林田雅浩】
----------------------------------------------------
報道されるレベルに至るのは数少ないのでしょうけど、ここまでいかないケースであれば全国各地にあるでしょうし、教師になった人がどうか潰されないようにと心配してしまうわけです。
» link here «
記事を引用します。
----------------------------------------------------
傍若無人:生徒8人がつば、放尿、喫煙… 福岡の中学校
福岡県田川郡内の公立中学校で、一部生徒による“授業妨害”が続き、校長と教頭が心労で体調を崩し休職や自宅療養する事態となった。管理職不在を避けるため、校長は今月1日に後任が着任した。生徒たちは2月末まで約1年間、校内の一室に“隔離”されていたが、現在は指導が事実上及ばない状態にあり、教育委員会は「混乱のおそれがある」として卒業式の14日、県警に警備の要請を検討している。
教委によると、これらの生徒は2、3年生の計8人。廊下の窓や校長室のロッカーを壊すなどの器物損壊や教師への威嚇行為を繰り返した。また、校内を徘徊(はいかい)しては訪れた保護者につばを吐きかけたり、2階渡り廊下から放尿したこともあったという。
学校側は生徒たちを美術準備室に個別断続的に“隔離”したが、生徒はテレビゲームや電熱器、ラジカセなどを自宅から持ち込み、喫煙や飲食するなど事実上のたまり場となったため、2月末に準備室は閉鎖された。現在も生徒たちは登校しているという。
この間、教頭は昨年末に約1カ月間休養し、2月下旬から現在まで自宅療養中。校長も2月上旬から病欠し、今月1日から休職した。ともに心労で体調を崩したという。
所管する自治体の教育長は生徒たちの行動について「原因は分からない」と話す。教育長によると、学校側は生徒らの親に話し合いを求め、生徒が一度は学校や親の注意を聞いても、仲間で群れると再び荒れ出したりするといい、結果的には改善できなかったいう。
校長の病欠を受けて、教委は事故防止のため職員6人を連日学校に派遣。一部保護者も週1回、校内のたばこの吸い殻などを拾う活動を始めた。しかし、実態に憤る保護者は少なくなく、2月末の緊急保護者会では「生徒らを出席停止にしてほしい」との要望も出た。また、4月に入学する新1年生数人は、親類宅などから通う形で隣接自治体の中学校への進学を決めているという。
1年生の保護者という40代の主婦は「校内は吸い殻が散乱しているし、荒れているのは事実。子供が巻き込まれないか心配でたまらない」と話した。
教育長は「信頼される公立学校という責務を全うできず、深く反省している。正常化に向けて地域の協力もあおぎ、生徒の生活指導を徹底して、全力で立て直したい」と話している。【林田雅浩】
----------------------------------------------------
報道されるレベルに至るのは数少ないのでしょうけど、ここまでいかないケースであれば全国各地にあるでしょうし、教師になった人がどうか潰されないようにと心配してしまうわけです。
by apj
at 2008/03/14 1:02:14
杉山真大さん、
>真面目に課題をこなすってのと頭がいいってのって別の話な訳で、往々にして真面目な無能ってのが存在するってことになりますし。
真面目すぎる優等生なら、おっしゃるような悲劇が起こりうると思います。
お勉強ができる=頭がいい、が成り立たなさそうな例としては……。
元京都大教授の松井三郎氏なんか、環境ホルモン濫訴事件の顛末を見るに、「頭がいい」とは思えないし、現在進行中の訴訟の相手の吉岡英介氏も京都大の学部・修士卒ですが、「頭がいい」とはいえないと思います。すべてにおいて状況判断がまずすぎるという意味でですが。
研究の現場を考えると
>理系と文系
は別にいがみ合ってもいないし足を引っ張り合ってもいません。特に仲良くもないですが。
>教授と准教授以下
は、運営上教授と准教授が同等になっているため特に分断もしていないし足の引っ張り合いもしていないです。
>常勤と非常勤
は3種類あります。ある分野の話を学生に聞かせたいけど常勤で出来る人が居ないときに、他の学校の常勤の人や社会人を招いて話をしてもらう場合。予算カットで減ってきましたが、別の学校の常勤同士で非常勤をやりとりして双方で収入アップを図る場合(自分トコだけで閉じれば余計な講師料を払う必要がないわけで、つまりズルしている)。経費削減のため常勤を雇うべき所を非常勤で済ませる場合(あんまりひどいとLECみたいにダメ出しされる)。
>真面目に課題をこなすってのと頭がいいってのって別の話な訳で、往々にして真面目な無能ってのが存在するってことになりますし。
真面目すぎる優等生なら、おっしゃるような悲劇が起こりうると思います。
お勉強ができる=頭がいい、が成り立たなさそうな例としては……。
元京都大教授の松井三郎氏なんか、環境ホルモン濫訴事件の顛末を見るに、「頭がいい」とは思えないし、現在進行中の訴訟の相手の吉岡英介氏も京都大の学部・修士卒ですが、「頭がいい」とはいえないと思います。すべてにおいて状況判断がまずすぎるという意味でですが。
研究の現場を考えると
>理系と文系
は別にいがみ合ってもいないし足を引っ張り合ってもいません。特に仲良くもないですが。
>教授と准教授以下
は、運営上教授と准教授が同等になっているため特に分断もしていないし足の引っ張り合いもしていないです。
>常勤と非常勤
は3種類あります。ある分野の話を学生に聞かせたいけど常勤で出来る人が居ないときに、他の学校の常勤の人や社会人を招いて話をしてもらう場合。予算カットで減ってきましたが、別の学校の常勤同士で非常勤をやりとりして双方で収入アップを図る場合(自分トコだけで閉じれば余計な講師料を払う必要がないわけで、つまりズルしている)。経費削減のため常勤を雇うべき所を非常勤で済ませる場合(あんまりひどいとLECみたいにダメ出しされる)。
by apj
at 2008/03/14 1:20:22
> 正直言って、そうしないと低コストで優秀な人材を使えないって一種の経済合理性が働いているのかも知れませんね。ましてやボーダーレスで人材の流動化が進んでいる中では、専門家全員にそこそこのコストをかけるよりは、一握りの超エリートを多額の報酬で釣って其の他大勢は低コストに甘んじてもらうって方が好いってことで(何
「そうしないと低コストで優秀な人材を使えない」
ひでー話だ(苦笑
(なんつーか,やくざな話だ・・・)
「そうしないと低コストで優秀な人材を使えない」
ひでー話だ(苦笑
(なんつーか,やくざな話だ・・・)
by heisan
at 2008/03/14 1:27:26
エディさん、
アマサイさんが藁人形を相手にしていることは明らかなので、放置でいいでしょう。他人のblogでツッコミを入れておいて、追加で説明されたことに応答もせず、自分のBBSで愚痴ってるヘタレと判明したわけですし。
しかし、あっちに出ているJosephYoikoさんは本物ですかね?ご本人のblogやらこれまでの議論やらを見る限り、もうちょっと筋の通ったものを書く人のはずなんですが。何であんなに劣化してるのかが謎です。
アマサイさんが藁人形を相手にしていることは明らかなので、放置でいいでしょう。他人のblogでツッコミを入れておいて、追加で説明されたことに応答もせず、自分のBBSで愚痴ってるヘタレと判明したわけですし。
しかし、あっちに出ているJosephYoikoさんは本物ですかね?ご本人のblogやらこれまでの議論やらを見る限り、もうちょっと筋の通ったものを書く人のはずなんですが。何であんなに劣化してるのかが謎です。
by apj
at 2008/03/14 8:38:43
一個ずつ返答するかな。
>>理学部・工学部ならば、田舎大学でも、教員数の5倍は博士後期の院生が居るわけです。
>そんなには居ませんでしたよ。重点化前は。
>ごく一部の大学の一部の学科ではそうだったかもしれませんが。
大学院重点化を表明した地方帝大はそのくらい居ますね。
独立大学院持っているところもあるわけだし。
それ以下の「教員は他所から持ってくる」のが半ば慣例化している学校の話は知りません。
>その後、同様のことが博士後期でも……という宣伝があったけど、実際には違っていたということです。
てか、学生の一人や二人コネで企業に入れてやる甲斐性無くて、よく工学系の教員なんて出来ますね。欧米じゃ有り得ない。
>>理学部・工学部ならば、田舎大学でも、教員数の5倍は博士後期の院生が居るわけです。
>そんなには居ませんでしたよ。重点化前は。
>ごく一部の大学の一部の学科ではそうだったかもしれませんが。
大学院重点化を表明した地方帝大はそのくらい居ますね。
独立大学院持っているところもあるわけだし。
それ以下の「教員は他所から持ってくる」のが半ば慣例化している学校の話は知りません。
>その後、同様のことが博士後期でも……という宣伝があったけど、実際には違っていたということです。
てか、学生の一人や二人コネで企業に入れてやる甲斐性無くて、よく工学系の教員なんて出来ますね。欧米じゃ有り得ない。
by JosephYoiko
at 2008/03/14 12:00:04
>>あなたの説によると、博士持ちって、世間の平均より頭いいんでしょ?
>私がどこでこう書いたか、ソースを示して下さい。
アマサイさんへのお返事見ると、「勉強出来る≠頭いい」であると必死に屁理屈こねられてますが、では何で「中堅以上」とか「底辺校」という記述をなさるのでしょうか?
各々、「大学進学を主体とした学校」、「授業困難校」と書けばいいし、あなたの懸念もはっきりしただろうに、そう書かない理由が分かりません。
仮に、「底辺校」という表現が皆さんに馴染み深いということであるのならば、「(お勉強は出来るの意味で)頭のいい学校」という表現も、日常会話では普通にあることですよね。
>私がどこでこう書いたか、ソースを示して下さい。
アマサイさんへのお返事見ると、「勉強出来る≠頭いい」であると必死に屁理屈こねられてますが、では何で「中堅以上」とか「底辺校」という記述をなさるのでしょうか?
各々、「大学進学を主体とした学校」、「授業困難校」と書けばいいし、あなたの懸念もはっきりしただろうに、そう書かない理由が分かりません。
仮に、「底辺校」という表現が皆さんに馴染み深いということであるのならば、「(お勉強は出来るの意味で)頭のいい学校」という表現も、日常会話では普通にあることですよね。
by JosephYoiko
at 2008/03/14 12:09:16
mimonさん:
>6年先の薬剤師の需給がどうなっているのか、よくわからない段階で、薬剤師を養成するための6年制の薬学科に進学すると、ツブシのきかない人間になってしまうことを心配しています。
確かに、学者ないしは製薬会社研究員へのコース変更はやりにくそうですね。
>6年先の薬剤師の需給がどうなっているのか、よくわからない段階で、薬剤師を養成するための6年制の薬学科に進学すると、ツブシのきかない人間になってしまうことを心配しています。
確かに、学者ないしは製薬会社研究員へのコース変更はやりにくそうですね。
by JosephYoiko
at 2008/03/14 12:19:37
>しかし、あっちに出ているJosephYoikoさんは本物ですかね?ご本人のblogやらこれまでの議論やらを見る限り、もうちょっと筋の通ったものを書く人のはずなんですが。何であんなに劣化してるのかが謎です。
本物ですが、何か?
てか、自分の主張にそぐわない人は劣化しているですか?
吉岡英介を笑えませんねwww
本物ですが、何か?
てか、自分の主張にそぐわない人は劣化しているですか?
吉岡英介を笑えませんねwww
by JosephYoiko
at 2008/03/14 12:22:11
こんにちはapjさん。お久しぶりです。
JosephYoiko さん。はじめまして。横から失礼致します。
>本物ですが、何か?
>てか、自分の主張にそぐわない人は劣化しているです >か?
>吉岡英介を笑えませんねwww
勝手に改行してすいません。
アマサイさんのBBS拝見しました。
あちらに書かれてる、apjさんに対する揶揄はひどくないですか?
議論には議論で。
あの揶揄は必要なものですか?
議論の本筋とは離れて、揶揄される姿勢を見て、apjさんは「劣化」している・・・・と書かれたと、わたしは受け取りましたが・・・。
JosephYoiko さん。はじめまして。横から失礼致します。
>本物ですが、何か?
>てか、自分の主張にそぐわない人は劣化しているです >か?
>吉岡英介を笑えませんねwww
勝手に改行してすいません。
アマサイさんのBBS拝見しました。
あちらに書かれてる、apjさんに対する揶揄はひどくないですか?
議論には議論で。
あの揶揄は必要なものですか?
議論の本筋とは離れて、揶揄される姿勢を見て、apjさんは「劣化」している・・・・と書かれたと、わたしは受け取りましたが・・・。
by たま
at 2008/03/14 14:17:29
たまさん:
自分の隙だらけ文章の不備を省みず、
「アマサイさんが藁人形を相手にしていることは明らかなので、放置でいいでしょう。」
なんて抜かす輩を貶して何が悪いんですかね?
自分の隙だらけ文章の不備を省みず、
「アマサイさんが藁人形を相手にしていることは明らかなので、放置でいいでしょう。」
なんて抜かす輩を貶して何が悪いんですかね?
by JosephYoiko
at 2008/03/14 16:01:53
JosephYoikoさん、
>各々、「大学進学を主体とした学校」、「授業困難校」と書けばいいし、あなたの懸念もはっきりしただろうに、そう書かない理由が分かりません。
確かにその方が正確ですね。そうおっしゃっていただければ話が早かったのに。
そのように訂正する旨、本文に追記いたしました。
>てか、学生の一人や二人コネで企業に入れてやる甲斐性無くて、よく工学系の教員なんて出来ますね。欧米じゃ有り得ない。
こういうことを書くのがまさに議論の劣化ではないかと。私がエントリーで引用した新聞記事では、最初の方は専門分野が不明ですし、2、3、4番目の方は農学博士だと書かれています。4人の方々の指導教員に対する非難としてもあてはまりそうにありません。また、仮に、コネで学生を企業に入れる教員がどこかに居たとしても、そういったことは表に出ないのが普通でしょう(学生本人の名誉のためにも)。読んでも、一体誰の何を問題にしているのかが全くわからないし、ソースも無いので不備な内容ですし、本筋の議論とも関係がない上、意味不明です。
>てか、自分の主張にそぐわない人は劣化しているですか?
いいえ。
でも、ケンカしろと煽るような発言をするのはどうかと思います。さらに、無意味なイニシャル表記とか、敢えて名指しを避けるといった姿勢です。この点、吉岡英介氏の方がまともです。少なくとも、彼はきちんと名指しで書いている部分の方が多いですし。
>自分の隙だらけ文章の不備を省みず、
不備なら関係のない揶揄をしても良い、というお考えでしょうか。
なお、私が後から説明したことについて、まだ不十分とか不備があるという指摘は一切無しに、アマサイさんの掲示板の方で揶揄されていましたけど。
>「アマサイさんが藁人形を相手にしていることは明らかなので、放置でいいでしょう。」
>なんて抜かす輩を貶して何が悪いんですかね?
時間の前後関係を見てください。
私が上記のように書いたのは、エディさんの指摘で、アマサイさんの掲示板に書かれた本筋とは違う揶揄を見た後です。2008/03/14 8:38:43に書きましたが、それまでにアマサイさんの掲示板に書かれた内容を見たことについてのコメントです。ですから、今回、先に貶める発言をしたのは、アマサイさんとJosephYoikoさんの方です。
>各々、「大学進学を主体とした学校」、「授業困難校」と書けばいいし、あなたの懸念もはっきりしただろうに、そう書かない理由が分かりません。
確かにその方が正確ですね。そうおっしゃっていただければ話が早かったのに。
そのように訂正する旨、本文に追記いたしました。
>てか、学生の一人や二人コネで企業に入れてやる甲斐性無くて、よく工学系の教員なんて出来ますね。欧米じゃ有り得ない。
こういうことを書くのがまさに議論の劣化ではないかと。私がエントリーで引用した新聞記事では、最初の方は専門分野が不明ですし、2、3、4番目の方は農学博士だと書かれています。4人の方々の指導教員に対する非難としてもあてはまりそうにありません。また、仮に、コネで学生を企業に入れる教員がどこかに居たとしても、そういったことは表に出ないのが普通でしょう(学生本人の名誉のためにも)。読んでも、一体誰の何を問題にしているのかが全くわからないし、ソースも無いので不備な内容ですし、本筋の議論とも関係がない上、意味不明です。
>てか、自分の主張にそぐわない人は劣化しているですか?
いいえ。
でも、ケンカしろと煽るような発言をするのはどうかと思います。さらに、無意味なイニシャル表記とか、敢えて名指しを避けるといった姿勢です。この点、吉岡英介氏の方がまともです。少なくとも、彼はきちんと名指しで書いている部分の方が多いですし。
>自分の隙だらけ文章の不備を省みず、
不備なら関係のない揶揄をしても良い、というお考えでしょうか。
なお、私が後から説明したことについて、まだ不十分とか不備があるという指摘は一切無しに、アマサイさんの掲示板の方で揶揄されていましたけど。
>「アマサイさんが藁人形を相手にしていることは明らかなので、放置でいいでしょう。」
>なんて抜かす輩を貶して何が悪いんですかね?
時間の前後関係を見てください。
私が上記のように書いたのは、エディさんの指摘で、アマサイさんの掲示板に書かれた本筋とは違う揶揄を見た後です。2008/03/14 8:38:43に書きましたが、それまでにアマサイさんの掲示板に書かれた内容を見たことについてのコメントです。ですから、今回、先に貶める発言をしたのは、アマサイさんとJosephYoikoさんの方です。
by apj
at 2008/03/14 21:06:37
テメエのやっていることは棚に上げるのは何処で学んだ間抜けな芸風ですか?
ちゃんと、アマサイさんの問いかけに答えてから、偉そうなこと抜かしてみてはどうかね?
未だ自分が間抜けなことに気付いていないようだね。
立場を考えて、緩く指摘してやっている俺の親心が理解頂けていないようだ。
ちゃんと、アマサイさんの問いかけに答えてから、偉そうなこと抜かしてみてはどうかね?
未だ自分が間抜けなことに気付いていないようだね。
立場を考えて、緩く指摘してやっている俺の親心が理解頂けていないようだ。
by JosephYoiko
at 2008/03/15 2:16:40
これはひどい上から目線w
by 中山
at 2008/03/15 3:51:06
>立場を考えて、緩く指摘してやっている俺
どこのムラ社会人間ですか?
どこのムラ社会人間ですか?
by Pz.W
at 2008/03/15 6:57:14
>立場を考えて、緩く指摘してやっている俺の親心が理解頂けていないようだ。
緩く指摘してるから真意が伝わらないのでは?もっと鋭く指摘したらどうでしょうか?その方がギャラリーにとって、どっちの言い分が現実的か、はっきり判るでしょう。
少なくとも、現状の罵倒を浴びせるだけなら、見苦しいのでご退場願いたいところです。
緩く指摘してるから真意が伝わらないのでは?もっと鋭く指摘したらどうでしょうか?その方がギャラリーにとって、どっちの言い分が現実的か、はっきり判るでしょう。
少なくとも、現状の罵倒を浴びせるだけなら、見苦しいのでご退場願いたいところです。
by com
at 2008/03/15 10:35:36
アマサイさんの問いかけって、これでしょうか?
アマサイ>でも、教職を考えるにあたり、底辺校とそうでない校でわけて考えるのはどうでしょうね。
この部分ですが、アマサイさんご自身も、勤務校のレベルで職種が違うほど仕事の内容が違ってくるという話を出しておられます。
私が書いたのは、授業が成立する学校しか知らない人が、全く授業の成立しない学校に行ったらカルチャーショックを受けるだろうという指摘です。若手の教師でもそのストレスに耐えきれない人が居る現実がありますので、そのことを心配しつつも、今回の試みがうまくいって欲しいというコメントをしました。
アマサイさんが「分けて考える」とおっしゃる意味がよく分かりません。
プライド云々については撤回済みなので省略します。
引用した記事についても、プライドの話は出てこないので、ちょっとコメントのしようがないですし。
アマサイ>博士持ちの就職難を語る人たちが何を嘆いているのかわかりません(*2)。
これについては、私は、税金の無駄遣いではないかという意見を述べました。
アマサイ>『あなたの説によると、博士持ちって、世間の平均より頭いいんでしょ?』と理解できますが。
アマサイ>apj先生は、文脈から判断するというのがおわかりにならないのですか。
これについては、誤解であると説明しました。
元のエントリーで私が書いた意図は、授業が成立する学校だけをくぐってきた場合、そうでない学校を目の前にするとショックを受けるだろう、という指摘に過ぎません。頭が良いかどうかを問題にしていたわけではないのです。しかし、が「底辺校」「中堅校」と書いたために誤解されてしまいました。追加説明をした後も、私はそのことに気付かなかったのですが、JosephYoikoさんの指摘により昨日訂正しました。
アマサイ>『常識的に考えて、企業のニーズがあるという場合は、平均的に進学に要した費用を回収できる、つまり投入したコストの元がとれるということを意味するでしょう。』
アマサイ>すいません、世間の平均ほどの知能しか持ち合わせている者にもわかるようにご説明ねがえますか。
この部分については、mimonさんが答えて下さり、それに追加する形で私も答えています。博士前期卒と博士後期卒の生涯収入の比較であると書きました。
アマサイ>えーと、誰が?
(学費の支出分と3年分あるはずだった収入分を取り返せなければ、経済的には損である、という考え方にたっているので)親か本人かは問題にしないと既に描きました。投資分が戻ってこなければ経済活動という点で評価すれば損で、支出が誰によるかは関係ありません。
また、この部分は、進学した人の側から見たものだと書きました。税金を投入している納税者の立場では基準の中身が違うものになると考えます。
アマサイ>誰がどの時点でコストの元がとれると判断するのでしょうか。
生涯の収入がどうか、ということなので、平均年収の比較だと書きました。
この部分は不正確だったかもしれません。
元がとれるかどうかの判断は、予想される平均年収ので判断すればいいと考えていたので、ポスドクで数年たったあたりでの比較であったり、フレッシュマンで企業に入って数年後くらいの比較ということになると思います。比較の相手は「博士前期卒で普通に就職した人」です。計算方法としては、逸失利益の計算法と似たようなものになるのではないかと考えています(ある人が事故等で亡くなった時、その後の収入の評価をして加害者に損害賠償を負わせる時の評価方法です)。
誰が、というのは考えていません。誰が判断したっていいと思いますので。納税者が税金の使い道を問題にするために判断してもいいし、これから進学しようとする人がリスク評価のために判断してもよい(納税者の場合は、投じた税金以上の利益が社会にもたらされるかという判断も行うことになると思いますが、個人にとってどういうシステムかという議論があってもよいので)。
読み返してみたのですが、私の回答が足りなかったと思ったのは、このコメントで最後に取り上げた質問しか思い当たりません。
今読み返してみたのですが、抜けている部分があったとしても、そこそこ答えていると思います。
JosephYoikoさんは、アマサイさんの問いに私が答えていないからコメントを書いたとおっしゃっていますが、JosephYoikoさんが書かれたコメントの多くは、アマサイさんの質問とどう関係するのかがわかりません。「底辺校」という書き方が不適切だから誤解を招いているという指摘だけはわかりましたので、対応したのですが……。
これまでJosephYoikoさんがこのエントリーについて書かれたコメントの残りの部分が、アマサイさんの質問と具体的にどう関係するのか、対応をつけていただけないでしょうか。
アマサイ>でも、教職を考えるにあたり、底辺校とそうでない校でわけて考えるのはどうでしょうね。
この部分ですが、アマサイさんご自身も、勤務校のレベルで職種が違うほど仕事の内容が違ってくるという話を出しておられます。
私が書いたのは、授業が成立する学校しか知らない人が、全く授業の成立しない学校に行ったらカルチャーショックを受けるだろうという指摘です。若手の教師でもそのストレスに耐えきれない人が居る現実がありますので、そのことを心配しつつも、今回の試みがうまくいって欲しいというコメントをしました。
アマサイさんが「分けて考える」とおっしゃる意味がよく分かりません。
プライド云々については撤回済みなので省略します。
引用した記事についても、プライドの話は出てこないので、ちょっとコメントのしようがないですし。
アマサイ>博士持ちの就職難を語る人たちが何を嘆いているのかわかりません(*2)。
これについては、私は、税金の無駄遣いではないかという意見を述べました。
アマサイ>『あなたの説によると、博士持ちって、世間の平均より頭いいんでしょ?』と理解できますが。
アマサイ>apj先生は、文脈から判断するというのがおわかりにならないのですか。
これについては、誤解であると説明しました。
元のエントリーで私が書いた意図は、授業が成立する学校だけをくぐってきた場合、そうでない学校を目の前にするとショックを受けるだろう、という指摘に過ぎません。頭が良いかどうかを問題にしていたわけではないのです。しかし、が「底辺校」「中堅校」と書いたために誤解されてしまいました。追加説明をした後も、私はそのことに気付かなかったのですが、JosephYoikoさんの指摘により昨日訂正しました。
アマサイ>『常識的に考えて、企業のニーズがあるという場合は、平均的に進学に要した費用を回収できる、つまり投入したコストの元がとれるということを意味するでしょう。』
アマサイ>すいません、世間の平均ほどの知能しか持ち合わせている者にもわかるようにご説明ねがえますか。
この部分については、mimonさんが答えて下さり、それに追加する形で私も答えています。博士前期卒と博士後期卒の生涯収入の比較であると書きました。
アマサイ>えーと、誰が?
(学費の支出分と3年分あるはずだった収入分を取り返せなければ、経済的には損である、という考え方にたっているので)親か本人かは問題にしないと既に描きました。投資分が戻ってこなければ経済活動という点で評価すれば損で、支出が誰によるかは関係ありません。
また、この部分は、進学した人の側から見たものだと書きました。税金を投入している納税者の立場では基準の中身が違うものになると考えます。
アマサイ>誰がどの時点でコストの元がとれると判断するのでしょうか。
生涯の収入がどうか、ということなので、平均年収の比較だと書きました。
この部分は不正確だったかもしれません。
元がとれるかどうかの判断は、予想される平均年収ので判断すればいいと考えていたので、ポスドクで数年たったあたりでの比較であったり、フレッシュマンで企業に入って数年後くらいの比較ということになると思います。比較の相手は「博士前期卒で普通に就職した人」です。計算方法としては、逸失利益の計算法と似たようなものになるのではないかと考えています(ある人が事故等で亡くなった時、その後の収入の評価をして加害者に損害賠償を負わせる時の評価方法です)。
誰が、というのは考えていません。誰が判断したっていいと思いますので。納税者が税金の使い道を問題にするために判断してもいいし、これから進学しようとする人がリスク評価のために判断してもよい(納税者の場合は、投じた税金以上の利益が社会にもたらされるかという判断も行うことになると思いますが、個人にとってどういうシステムかという議論があってもよいので)。
読み返してみたのですが、私の回答が足りなかったと思ったのは、このコメントで最後に取り上げた質問しか思い当たりません。
今読み返してみたのですが、抜けている部分があったとしても、そこそこ答えていると思います。
JosephYoikoさんは、アマサイさんの問いに私が答えていないからコメントを書いたとおっしゃっていますが、JosephYoikoさんが書かれたコメントの多くは、アマサイさんの質問とどう関係するのかがわかりません。「底辺校」という書き方が不適切だから誤解を招いているという指摘だけはわかりましたので、対応したのですが……。
これまでJosephYoikoさんがこのエントリーについて書かれたコメントの残りの部分が、アマサイさんの質問と具体的にどう関係するのか、対応をつけていただけないでしょうか。
by apj
at 2008/03/15 11:58:47
一点補足
>自分の隙だらけ文章の不備を省みず、
>「アマサイさんが藁人形を相手にしていることは明らかなので、放置でいいでしょう。」
>なんて抜かす輩を貶して何が悪いんですかね?
これ、エディさんがlinkした、アマサイさんの掲示板を見たことについてのコメントなんですよ。このエントリーの本筋じゃないんです。
でもって、アマサイさんの掲示板には「山形のなまはげ」とか書いてあったわけです。ですから、藁人形を相手にしているというコメントが正しいのでは。架空のものを相手にしているわけで。
#なまはげは秋田でしょ?
>自分の隙だらけ文章の不備を省みず、
>「アマサイさんが藁人形を相手にしていることは明らかなので、放置でいいでしょう。」
>なんて抜かす輩を貶して何が悪いんですかね?
これ、エディさんがlinkした、アマサイさんの掲示板を見たことについてのコメントなんですよ。このエントリーの本筋じゃないんです。
でもって、アマサイさんの掲示板には「山形のなまはげ」とか書いてあったわけです。ですから、藁人形を相手にしているというコメントが正しいのでは。架空のものを相手にしているわけで。
#なまはげは秋田でしょ?
by apj
at 2008/03/15 12:28:56
JosephYoikoさん
>てか、学生の一人や二人コネで企業に入れてやる甲斐性無くて、よく工学系の教員なんて出来ますね。欧米じゃ有り得ない。
アメリカのある大学工学部で教員やってますが、学生をコネで企業に入れてやれるような甲斐性ありません。しょせん中堅州立大なので周りみててもコネで適当な学生の就職あっせんする甲斐性のある教員も見当たりませんが、できてもそんなことするほど面倒見のよさそうな同僚もいないようです。というか、学位取る学生はコネで押し込まなくても自分で就職先なりポスドク先なり見つけますし、自分で行き先も決められない奴は学位取る前に落ちこぼれ、クビになります。
日本の博士課程の学生が甘ちゃんだというのは全く同意しますがね。就職の世話までする指導教官とそれを期待する学生、コネで企業に入れてやるのが甲斐性だという外野、みんな甘ちゃんじゃないですか。
>てか、学生の一人や二人コネで企業に入れてやる甲斐性無くて、よく工学系の教員なんて出来ますね。欧米じゃ有り得ない。
アメリカのある大学工学部で教員やってますが、学生をコネで企業に入れてやれるような甲斐性ありません。しょせん中堅州立大なので周りみててもコネで適当な学生の就職あっせんする甲斐性のある教員も見当たりませんが、できてもそんなことするほど面倒見のよさそうな同僚もいないようです。というか、学位取る学生はコネで押し込まなくても自分で就職先なりポスドク先なり見つけますし、自分で行き先も決められない奴は学位取る前に落ちこぼれ、クビになります。
日本の博士課程の学生が甘ちゃんだというのは全く同意しますがね。就職の世話までする指導教官とそれを期待する学生、コネで企業に入れてやるのが甲斐性だという外野、みんな甘ちゃんじゃないですか。
by Poo
at 2008/03/15 14:37:53
秋田県には、教育専門官という制度があって、勤務校以外にも指導する立場です。今回の博士号保有者特別選考の合格者は高校や教育センターにいつもいて、地域の小中学校に出かけていくということのようです。
前回、私の書いた生徒指導できる教員という面では、その必要は少ないというか、期待されていないようですね。
30代の理学(生物・物理)と工学の男性教員計5人と40代の理学(化学)の女性の非常勤講師1人には、小中学生への夢や希望を語ってほしいです。
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前回、私の書いた生徒指導できる教員という面では、その必要は少ないというか、期待されていないようですね。
30代の理学(生物・物理)と工学の男性教員計5人と40代の理学(化学)の女性の非常勤講師1人には、小中学生への夢や希望を語ってほしいです。
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by birii3
at 2008/03/15 16:15:50
Pooさん、
ご意見ありがとうございます。少し経験したことをお話ししますね。
実際に、コネ有りの、教授が工学系の研究室も経験したことがあります。
しかし、コネは結構不便だということで、私は、結局話には乗りませんでした。名前を出すと、教授は当時の東大先端研の軽部教授でバイオ関係、私はバイオに愛想をつかして物理に戻ることを考えていました。
不便であることの第一点は、コネはこちらから選べない、ということです。
大学や研究所に潜り込もうと思っても、教授のコネだからバイオ系しかポストが無いんですね。博士のテーマとはちょっと違う仕事をしようとしても役立たない上、博士のテーマ通りで、ということを前提にしても仕事の内容が違わけです。
某大企業の研究所を推薦してもらい、ほとんどコネで面接に行ったけど、私がこれから移ろうとしてる分野は非線形光学関連の装置開発やら分光やら、教授は何と「脳の研究に最適」という推薦をしてくれたために見事に潰れてみたり。潰して帰ってきた時はかなり教授に怒られました。
でもまあ、無料登録できる協力研究員では居させてもらったので、論文を書いたりするのに助かりました。その後、軽部教授には、途中で一回、短期の産学連携の仕事に関わるチャンスをもらいました。1年以内くらいです。これも医療画像系で、教授のところに話が来たものの、弟子がバイオばっかりで計算機を触る人が居なかったので、私のところに話が来たということのようでした。この時、一緒になった企業の方が後に独立して起業し、仕事をしないかと声をかけてもらいましたが、既に別の場所でポスドクの最中で、そちらも仕事を始めたばかりだったので、ありがたいお話だったのですがお断りしてしまいました。
コネがまずい二点目は、就職してからも義理を果たさないといけなくなるということです。実に日本的といえば日本的なんですが。
教授のコネで就職した人は、就職してからも教授に対して自由に物が言えない状況っぽいです。また、教授から仕事を振られるということもあるようです。研究室在籍当時の上下関係を、就職してからも引きずるということです。私はコネを拒否して出て行ったので、就職までに不自由しましたが、今は自由にやっています。
元々産学連携が盛んな研究室で、博士論文のテーマも企業と近い部分を共同研究でやっていて、学位取得後にその企業に入る、といったケースがあります。これも、コネの一種と言えなくもないですが、博士課程の間の仕事ぶりやその内容をわかった上での採用ですので、見方を変えれば3年間にわたって就職活動や面接をしていると言えなくもありません。
また、社会人大学院生の人と一緒に仕事をして、卒業したらその会社に、というのもあります。これも、在籍期間中にじっくり面接をしていることになりそうです。
むしろ、これら2つは、コネ、というよりはチャンス、と呼ぶべきかもしれません。きちんと仕事をすれば、就職できる可能性が上がることに直結したチャンスということです。
ご意見ありがとうございます。少し経験したことをお話ししますね。
実際に、コネ有りの、教授が工学系の研究室も経験したことがあります。
しかし、コネは結構不便だということで、私は、結局話には乗りませんでした。名前を出すと、教授は当時の東大先端研の軽部教授でバイオ関係、私はバイオに愛想をつかして物理に戻ることを考えていました。
不便であることの第一点は、コネはこちらから選べない、ということです。
大学や研究所に潜り込もうと思っても、教授のコネだからバイオ系しかポストが無いんですね。博士のテーマとはちょっと違う仕事をしようとしても役立たない上、博士のテーマ通りで、ということを前提にしても仕事の内容が違わけです。
某大企業の研究所を推薦してもらい、ほとんどコネで面接に行ったけど、私がこれから移ろうとしてる分野は非線形光学関連の装置開発やら分光やら、教授は何と「脳の研究に最適」という推薦をしてくれたために見事に潰れてみたり。潰して帰ってきた時はかなり教授に怒られました。
でもまあ、無料登録できる協力研究員では居させてもらったので、論文を書いたりするのに助かりました。その後、軽部教授には、途中で一回、短期の産学連携の仕事に関わるチャンスをもらいました。1年以内くらいです。これも医療画像系で、教授のところに話が来たものの、弟子がバイオばっかりで計算機を触る人が居なかったので、私のところに話が来たということのようでした。この時、一緒になった企業の方が後に独立して起業し、仕事をしないかと声をかけてもらいましたが、既に別の場所でポスドクの最中で、そちらも仕事を始めたばかりだったので、ありがたいお話だったのですがお断りしてしまいました。
コネがまずい二点目は、就職してからも義理を果たさないといけなくなるということです。実に日本的といえば日本的なんですが。
教授のコネで就職した人は、就職してからも教授に対して自由に物が言えない状況っぽいです。また、教授から仕事を振られるということもあるようです。研究室在籍当時の上下関係を、就職してからも引きずるということです。私はコネを拒否して出て行ったので、就職までに不自由しましたが、今は自由にやっています。
元々産学連携が盛んな研究室で、博士論文のテーマも企業と近い部分を共同研究でやっていて、学位取得後にその企業に入る、といったケースがあります。これも、コネの一種と言えなくもないですが、博士課程の間の仕事ぶりやその内容をわかった上での採用ですので、見方を変えれば3年間にわたって就職活動や面接をしていると言えなくもありません。
また、社会人大学院生の人と一緒に仕事をして、卒業したらその会社に、というのもあります。これも、在籍期間中にじっくり面接をしていることになりそうです。
むしろ、これら2つは、コネ、というよりはチャンス、と呼ぶべきかもしれません。きちんと仕事をすれば、就職できる可能性が上がることに直結したチャンスということです。
by apj
at 2008/03/15 16:38:30
birii3さん、
>前回、私の書いた生徒指導できる教員という面では、その必要は少ないというか、期待されていないようですね。
他のコメントに埋もれてしまったのですが、私は期待しています。
実は、昨年夏に、広中平祐先生が立ち上げられた「数理の翼」で講演してきました。このときに、セミナーの運営をしておられた京都大の学生さんといろいろお話したのですが、学校では「浮きこぼれ」が問題になっているということでした。数学や理科に素質のある生徒が、今の教育制度では支えきれず、逆に変人扱いされたり、同じ生徒の仲間に入りづらい状況にあるということです。
これまで、勉強についていけない「落ちこぼれ」についてはマスコミでも取り上げられ、対策せよという話が出ていましたが、「浮きこぼれ」については殆ど無視されてきました。
セミナーでは、いろんな高校から「浮きこぼれ」の生徒が集まってきて、やっと仲間がいることがわかった、と非常に感激していました。
博士持ち教員であれば、「浮きこぼれ」を救う指導がうまくいくのではないかと思います。学問の先の姿を知っていれば、語ることがいろいろあるだろうと思いますので、この部分に、特に期待しています。
>前回、私の書いた生徒指導できる教員という面では、その必要は少ないというか、期待されていないようですね。
他のコメントに埋もれてしまったのですが、私は期待しています。
実は、昨年夏に、広中平祐先生が立ち上げられた「数理の翼」で講演してきました。このときに、セミナーの運営をしておられた京都大の学生さんといろいろお話したのですが、学校では「浮きこぼれ」が問題になっているということでした。数学や理科に素質のある生徒が、今の教育制度では支えきれず、逆に変人扱いされたり、同じ生徒の仲間に入りづらい状況にあるということです。
これまで、勉強についていけない「落ちこぼれ」についてはマスコミでも取り上げられ、対策せよという話が出ていましたが、「浮きこぼれ」については殆ど無視されてきました。
セミナーでは、いろんな高校から「浮きこぼれ」の生徒が集まってきて、やっと仲間がいることがわかった、と非常に感激していました。
博士持ち教員であれば、「浮きこぼれ」を救う指導がうまくいくのではないかと思います。学問の先の姿を知っていれば、語ることがいろいろあるだろうと思いますので、この部分に、特に期待しています。
by apj
at 2008/03/15 16:48:00
apj さん
>むしろ、これら2つは、コネ、というよりはチャンス、と呼ぶべきかも
>しれません。きちんと仕事をすれば、就職できる可能性が上がる
>ことに直結したチャンスということです。
コネが悪いことだとは言いません。コネをモノにするのも実力のうちです。ただ学生やYoikoさんのように教授にそれを期待するのは筋違いでしょう。
ただYoikoさんの言う通り、私も文科省の政策がどうのこうのという以前に、進学時に最低でも24歳、学位取得時に27以上のいい歳した大人がそれくらいのリスクを判断する能力が無いならそもそも進学するべきじゃないと考えます。
国の政策を信頼するのは自由だけどそれに従って望みどおりの結果が得られなかったからといって就職先をよこせというのはナシでしょう。年金のように強制的に組み入れられる政策とは別の次元の問題です。
>むしろ、これら2つは、コネ、というよりはチャンス、と呼ぶべきかも
>しれません。きちんと仕事をすれば、就職できる可能性が上がる
>ことに直結したチャンスということです。
コネが悪いことだとは言いません。コネをモノにするのも実力のうちです。ただ学生やYoikoさんのように教授にそれを期待するのは筋違いでしょう。
ただYoikoさんの言う通り、私も文科省の政策がどうのこうのという以前に、進学時に最低でも24歳、学位取得時に27以上のいい歳した大人がそれくらいのリスクを判断する能力が無いならそもそも進学するべきじゃないと考えます。
国の政策を信頼するのは自由だけどそれに従って望みどおりの結果が得られなかったからといって就職先をよこせというのはナシでしょう。年金のように強制的に組み入れられる政策とは別の次元の問題です。
by Poo
at 2008/03/16 3:42:17
Pooさん、
世の中、もっといい大人が内職商法の餌食になっていますが「内職商法で語られる甘言のリスクを判断する能力なないならそもそも仕事をしようなどと思うな」という結論にはなりません。企業が内職商法で消費者被害を出せば、消費者は解約もできるし訴えて金を取り返すこともできます。
今回は、国が同じことをやったというのが私の理解です。
>国の政策を信頼するのは自由だけどそれに従って望みどおりの結果が得られなかったからといって就職先をよこせというのはナシでしょう。
じゃなくて、無い職商法で騙した責任をとれ、同時に税金の無駄遣いをした責任もとれ、というのが私の意見です。この点は、納税者の立場からも同じ結論になります。
「進学時に最低でも24歳、学位取得時に27以上のいい大人」が判断できるはずのリスクならば、当然、政策立案するもっと世の中を知った人達は、政策の帰結がどうなるかくらい予想できて当たり前ですよね。それを知っていてやったのだから、故意があったと見なしてよいのではないかと。
企業の場合と同様に対処するとすれば、騙された人たちが国を集団提訴するとかすればいいと思うのですが、相手が文部科学省では行政訴訟になってしまって勝つのは困難でしすし、それこそ文部科学省側が盗人猛々しくも自己責任とか言いかねないわけですよ。だから、代替策として、職を増やす政策を、となっているだけではないですかね。
世の中、もっといい大人が内職商法の餌食になっていますが「内職商法で語られる甘言のリスクを判断する能力なないならそもそも仕事をしようなどと思うな」という結論にはなりません。企業が内職商法で消費者被害を出せば、消費者は解約もできるし訴えて金を取り返すこともできます。
今回は、国が同じことをやったというのが私の理解です。
>国の政策を信頼するのは自由だけどそれに従って望みどおりの結果が得られなかったからといって就職先をよこせというのはナシでしょう。
じゃなくて、無い職商法で騙した責任をとれ、同時に税金の無駄遣いをした責任もとれ、というのが私の意見です。この点は、納税者の立場からも同じ結論になります。
「進学時に最低でも24歳、学位取得時に27以上のいい大人」が判断できるはずのリスクならば、当然、政策立案するもっと世の中を知った人達は、政策の帰結がどうなるかくらい予想できて当たり前ですよね。それを知っていてやったのだから、故意があったと見なしてよいのではないかと。
企業の場合と同様に対処するとすれば、騙された人たちが国を集団提訴するとかすればいいと思うのですが、相手が文部科学省では行政訴訟になってしまって勝つのは困難でしすし、それこそ文部科学省側が盗人猛々しくも自己責任とか言いかねないわけですよ。だから、代替策として、職を増やす政策を、となっているだけではないですかね。
by apj
at 2008/03/16 5:11:36
apjさん
>世の中、もっといい大人が内職商法の餌食になっていますが「内職
>商法で語られる甘言のリスクを判断する能力なないならそもそも仕事
>をしようなどと思うな」という結論にはなりません。企業が内職商法で
>消費者被害を出せば、消費者は解約もできるし訴えて金を取り返す
>こともできます。
最初から明らかに騙す意図があればそれは犯罪ですし被害者は救済の対象になりますね。
>今回は、国が同じことをやったというのが私の理解です。
>「進学時に最低でも24歳、学位取得時に27以上のいい大人」が判断で
>きるはずのリスクならば、当然、政策立案するもっと世の中を知った人達
>は、政策の帰結がどうなるかくらい予想できて当たり前ですよね。それを
>知っていてやったのだから、故意があったと見なしてよいのではないかと。
それは役人を買いかぶりすぎだと私は思います。そもそも彼等の中に博士号を持った人もいないだろうし、日本の科学・教育政策を見てて彼等に5年先の結果を見通せる能力があるとは思えないです。むしろ一番政策の帰結を予測できたのは大学教員達ではないでしょうか。apjさんは学生にその旨警告されてるようなので良心的なほうだと思いますが、甘言で学生を博士課程に導いたと言うのなら指導教官のほうが罪が大きいと思います。万が一訴えるなら指導教官ですね。
政策失敗の結果責任は行政で誰かが取るべきだとは思います。誰も責任を取らないのは、日本の行政システムの構造的欠陥でしょう。ですが、仮にも博士号を取らんとする有能であるべき若者は、周りが何と言おうとも自らの選択には責任を取るべきです。自分自身を含め、私が知る限り博士課程に進学した学生を省みると、政府が明るい未来を保証してくれそうだから進学した、っぽい人間は皆無です。自分は優秀だと信じていたか、単に就職できなかったかする気がなかったかのどちらかに分かれていたような印象を持っています。後者でも学位を取れてしまうのはまた別の問題ですが、博士の失業者を内職商法の被害者と同等に扱うのは違和感があります。
>だから、代替策として、職を増やす政策を、となっているだけではないで
>すかね。
apjさんもおっしゃる通り、国の政策を信用するほうが間違ってるでしょう。秋田県の教職採用は良いニュースだと思いますし、そういうところに応募するポスドクは頑張ってほしいと思います。世の中もっと酷い政策で人生狂わされても頑張って生きている人たちが山ほどいるんですから、自分の選択で博士号を取った後で好みの職がないのを国のせいにするような博士は路頭に迷って当然です。
>世の中、もっといい大人が内職商法の餌食になっていますが「内職
>商法で語られる甘言のリスクを判断する能力なないならそもそも仕事
>をしようなどと思うな」という結論にはなりません。企業が内職商法で
>消費者被害を出せば、消費者は解約もできるし訴えて金を取り返す
>こともできます。
最初から明らかに騙す意図があればそれは犯罪ですし被害者は救済の対象になりますね。
>今回は、国が同じことをやったというのが私の理解です。
>「進学時に最低でも24歳、学位取得時に27以上のいい大人」が判断で
>きるはずのリスクならば、当然、政策立案するもっと世の中を知った人達
>は、政策の帰結がどうなるかくらい予想できて当たり前ですよね。それを
>知っていてやったのだから、故意があったと見なしてよいのではないかと。
それは役人を買いかぶりすぎだと私は思います。そもそも彼等の中に博士号を持った人もいないだろうし、日本の科学・教育政策を見てて彼等に5年先の結果を見通せる能力があるとは思えないです。むしろ一番政策の帰結を予測できたのは大学教員達ではないでしょうか。apjさんは学生にその旨警告されてるようなので良心的なほうだと思いますが、甘言で学生を博士課程に導いたと言うのなら指導教官のほうが罪が大きいと思います。万が一訴えるなら指導教官ですね。
政策失敗の結果責任は行政で誰かが取るべきだとは思います。誰も責任を取らないのは、日本の行政システムの構造的欠陥でしょう。ですが、仮にも博士号を取らんとする有能であるべき若者は、周りが何と言おうとも自らの選択には責任を取るべきです。自分自身を含め、私が知る限り博士課程に進学した学生を省みると、政府が明るい未来を保証してくれそうだから進学した、っぽい人間は皆無です。自分は優秀だと信じていたか、単に就職できなかったかする気がなかったかのどちらかに分かれていたような印象を持っています。後者でも学位を取れてしまうのはまた別の問題ですが、博士の失業者を内職商法の被害者と同等に扱うのは違和感があります。
>だから、代替策として、職を増やす政策を、となっているだけではないで
>すかね。
apjさんもおっしゃる通り、国の政策を信用するほうが間違ってるでしょう。秋田県の教職採用は良いニュースだと思いますし、そういうところに応募するポスドクは頑張ってほしいと思います。世の中もっと酷い政策で人生狂わされても頑張って生きている人たちが山ほどいるんですから、自分の選択で博士号を取った後で好みの職がないのを国のせいにするような博士は路頭に迷って当然です。
by Poo
at 2008/03/16 11:03:28
Pooさん、
>apjさんもおっしゃる通り、国の政策を信用するほうが間違ってるでしょう。
今、自宅なので手元に条文が無いのですが、大学院重点化にあたって、法律上の大学院の定義を変えているはずです。明日にでも図書館で古い六法を探して正しい文言を調べてきます。
確か、学問を究める、ことになっていたものが、高度な知識を持った人材養成、というふうに変えたはずです。
学問を究める、であれば、そんなことをするのはごく一部でいいので、営利団体である企業が必要としないのは当たり前だし、定員を満たさなくても説明がつきます。それが、企業側の、知識を持った人材が必要だというタテマエにのっかって、高度な知識を持った人材を育てるということにしてしまったんです。
裁判規範になるような条文ではないですが、その後の文科省の指導やら通達やらをことごとく変える部分が変更されたわけで……。定員割れするとペナルティ、というのもここから来ているはず。
法律改正してまでやったことを「信用する方が間違っている」というのであれば、事は余剰博士の問題に止まらず、この社会が成り立たなくなると思うのですが。
被害甚大なので条文を変えて現実に合ったものにしろ、というロビー活動をすべき時期ではないかとも思いますけど。
>世の中もっと酷い政策で人生狂わされても頑張って生きている人たちが山ほどいるんですから、自分の選択で博士号を取った後で好みの職がないのを国のせいにするような博士は路頭に迷って当然です。
そこで納得しては、博士でもそうでなくてもまずいのでは。やっぱり国の責任を追及しないと……。行政訴訟のハードルを下げない限り難しいというのが困ったもんなんですが。
私も、次年度から博士後期課程の主指導教員をすることが可能になったんですが、もし、今後進学を希望する人が居たら、
・3年分の逸失利益がどの程度か
・3年で博士を取得したとして。その後その金額分を挽回できるキャリアプランをどう考えているか
・積極的に稼がなくてもいいほど家が裕福なら話は別なので、そのことの説明。戻れる会社のある社会人院生も別扱い。
の3点を自分で明らかにせよ、というのを受け入れの条件にしようと思っています。
>apjさんもおっしゃる通り、国の政策を信用するほうが間違ってるでしょう。
今、自宅なので手元に条文が無いのですが、大学院重点化にあたって、法律上の大学院の定義を変えているはずです。明日にでも図書館で古い六法を探して正しい文言を調べてきます。
確か、学問を究める、ことになっていたものが、高度な知識を持った人材養成、というふうに変えたはずです。
学問を究める、であれば、そんなことをするのはごく一部でいいので、営利団体である企業が必要としないのは当たり前だし、定員を満たさなくても説明がつきます。それが、企業側の、知識を持った人材が必要だというタテマエにのっかって、高度な知識を持った人材を育てるということにしてしまったんです。
裁判規範になるような条文ではないですが、その後の文科省の指導やら通達やらをことごとく変える部分が変更されたわけで……。定員割れするとペナルティ、というのもここから来ているはず。
法律改正してまでやったことを「信用する方が間違っている」というのであれば、事は余剰博士の問題に止まらず、この社会が成り立たなくなると思うのですが。
被害甚大なので条文を変えて現実に合ったものにしろ、というロビー活動をすべき時期ではないかとも思いますけど。
>世の中もっと酷い政策で人生狂わされても頑張って生きている人たちが山ほどいるんですから、自分の選択で博士号を取った後で好みの職がないのを国のせいにするような博士は路頭に迷って当然です。
そこで納得しては、博士でもそうでなくてもまずいのでは。やっぱり国の責任を追及しないと……。行政訴訟のハードルを下げない限り難しいというのが困ったもんなんですが。
私も、次年度から博士後期課程の主指導教員をすることが可能になったんですが、もし、今後進学を希望する人が居たら、
・3年分の逸失利益がどの程度か
・3年で博士を取得したとして。その後その金額分を挽回できるキャリアプランをどう考えているか
・積極的に稼がなくてもいいほど家が裕福なら話は別なので、そのことの説明。戻れる会社のある社会人院生も別扱い。
の3点を自分で明らかにせよ、というのを受け入れの条件にしようと思っています。
by apj
at 2008/03/16 16:33:08
私ブログ付属(としている)BBSにまで言及されて光栄きわまり?ないですがw
読まれている方が混乱するので、あっちに用があるなら、あっちでお願いします。トンチキな発言でなければ、削除はしませんので。
コメント数は私が書き込んだときの3倍くらいになっていてびっくりしましたが、議論の内容は全然進んでいないですね。一重に、apjさんの読解力のなさと邪推いたします。
ここで以前のエントリでJosephYoikoさんが言及したと思いますが。
博士号取得者過剰と、なんとか芸能学院卒業生が過剰と、
何か違いがあるんですか?
それをお答えになっていないからなんか堂々巡りなんですよね。
そんな質問は知らないというのなら今質問します。
前後の関係はYoikoさんエントリを参照してほしいのですが、
» link here «!2345C07DE47BC0ED!10421.entry
『俺は吉本芸能学院出ているのに、ダウンタウンみたいに売れないのは間違っていると主張しているのと変わらんね。』
『なんとか芸能スクールの数が増えたからって、テレビで売れっ子になるのは一部でしかないというのと何が違うのでしょう?』
ということにお答えいただきたい。
(これは、ブログ固定リンクを示していますから、混乱はないでしょう)
apjさんwrote;
>この部分ですが、アマサイさんご自身も、勤務校のレベルで職種が違うほど
>仕事の内容が違ってくるという話を出しておられます。
>アマサイさんが「分けて考える」とおっしゃる意味がよく分かりません。
あのさ、自分の発言に対しては、著しく意味を限定してくるのに、なんで人の話は勝手に文脈変えちゃうのかな。
私の最初の投稿で
『東京都では、勤務校はしょっちゅう代わりますし、』
言っていることから、公立のこと話しているでしょ。あなたも私立は除外しているでしょ。都道府県で教職員として働いたら、優秀校に配属されることもそうでない学校に配属されることもある、いろんな学校に回される、職種が異なるほど幅があるけれども、それを一括して、教師なんだ、ってこと書いてるんですけどねえ。文脈で読むってそういうことですよ。
それで、優秀とはほど遠く、授業もまともにできない学校に行けば、学部で教職取った人だって、(上記には言及していないが)自分の生きる道は教員だと思っていた人でも悩みます、たいへんです、ってことを書いてるんですけどねえ。それはスキップされてますよね。でも、そういう現実は想像できますよね、普通。そして、あなたのエントリには博士号取得者は、『自身の経験とのあまりのギャップもあって、カルチャーショックが大きいんじゃないかと思う』と書いておられる。これは、前記の学卒の教員より悩むってことじゃないんですか。ええ、そうとるのが普通だと思いますよ。文脈で読むってそういうことですよ。そうなると、をいをい博士って、そんなに偉いのか、プライド高いねえ、やんなっちゃうねえ、となりますよ。
こういう思考体系を邪推だと言われる。そりゃ、こんな国語力の低い人と話してもねえ、と思うわけですよ。私のBBSでJosephYokikoさんに返答したのはそういうことですよ(別にBBS自体このエントリには関わりないので読まなくてもいいです)。
『平均的に進学に要した費用を回収できる』
についてはわかりました。だとしたら、初めの書き方が著しく悪すぎる。まあ、他の方が答えてらっしゃるところを見ると、博士号の諸般の事情を知っている方にとっては、ツーカーな言い回しなんでしょうね。
で、生涯年収がなんたらというお答えですが、それが何か問題なんですか。JosephYoikoさんと同じ言い分ですが、その博士の道を選んだの自分でしょ。「大学・研究機関に勤められる確率は○%、自分の力でそれができるだろうか、そして、企業に勤められるとしたら、学卒で6年目の人と初任給が同じ、さてどうするかな」時間と金と労力使って大学院行こうって人がこんなこと考えられなくてどうするんです?それで、今の文科省の博士号増加計画が詐欺だとしたら、あなたは詐欺団の一員でしょ。詐欺師に我が国の大学院教育についてとやかく言われたくないですなw
「頭が良い」の返答についてはばかばかしくて言及する気にならないけど、後でします。
読まれている方が混乱するので、あっちに用があるなら、あっちでお願いします。トンチキな発言でなければ、削除はしませんので。
コメント数は私が書き込んだときの3倍くらいになっていてびっくりしましたが、議論の内容は全然進んでいないですね。一重に、apjさんの読解力のなさと邪推いたします。
ここで以前のエントリでJosephYoikoさんが言及したと思いますが。
博士号取得者過剰と、なんとか芸能学院卒業生が過剰と、
何か違いがあるんですか?
それをお答えになっていないからなんか堂々巡りなんですよね。
そんな質問は知らないというのなら今質問します。
前後の関係はYoikoさんエントリを参照してほしいのですが、
» link here «!2345C07DE47BC0ED!10421.entry
『俺は吉本芸能学院出ているのに、ダウンタウンみたいに売れないのは間違っていると主張しているのと変わらんね。』
『なんとか芸能スクールの数が増えたからって、テレビで売れっ子になるのは一部でしかないというのと何が違うのでしょう?』
ということにお答えいただきたい。
(これは、ブログ固定リンクを示していますから、混乱はないでしょう)
apjさんwrote;
>この部分ですが、アマサイさんご自身も、勤務校のレベルで職種が違うほど
>仕事の内容が違ってくるという話を出しておられます。
>アマサイさんが「分けて考える」とおっしゃる意味がよく分かりません。
あのさ、自分の発言に対しては、著しく意味を限定してくるのに、なんで人の話は勝手に文脈変えちゃうのかな。
私の最初の投稿で
『東京都では、勤務校はしょっちゅう代わりますし、』
言っていることから、公立のこと話しているでしょ。あなたも私立は除外しているでしょ。都道府県で教職員として働いたら、優秀校に配属されることもそうでない学校に配属されることもある、いろんな学校に回される、職種が異なるほど幅があるけれども、それを一括して、教師なんだ、ってこと書いてるんですけどねえ。文脈で読むってそういうことですよ。
それで、優秀とはほど遠く、授業もまともにできない学校に行けば、学部で教職取った人だって、(上記には言及していないが)自分の生きる道は教員だと思っていた人でも悩みます、たいへんです、ってことを書いてるんですけどねえ。それはスキップされてますよね。でも、そういう現実は想像できますよね、普通。そして、あなたのエントリには博士号取得者は、『自身の経験とのあまりのギャップもあって、カルチャーショックが大きいんじゃないかと思う』と書いておられる。これは、前記の学卒の教員より悩むってことじゃないんですか。ええ、そうとるのが普通だと思いますよ。文脈で読むってそういうことですよ。そうなると、をいをい博士って、そんなに偉いのか、プライド高いねえ、やんなっちゃうねえ、となりますよ。
こういう思考体系を邪推だと言われる。そりゃ、こんな国語力の低い人と話してもねえ、と思うわけですよ。私のBBSでJosephYokikoさんに返答したのはそういうことですよ(別にBBS自体このエントリには関わりないので読まなくてもいいです)。
『平均的に進学に要した費用を回収できる』
についてはわかりました。だとしたら、初めの書き方が著しく悪すぎる。まあ、他の方が答えてらっしゃるところを見ると、博士号の諸般の事情を知っている方にとっては、ツーカーな言い回しなんでしょうね。
で、生涯年収がなんたらというお答えですが、それが何か問題なんですか。JosephYoikoさんと同じ言い分ですが、その博士の道を選んだの自分でしょ。「大学・研究機関に勤められる確率は○%、自分の力でそれができるだろうか、そして、企業に勤められるとしたら、学卒で6年目の人と初任給が同じ、さてどうするかな」時間と金と労力使って大学院行こうって人がこんなこと考えられなくてどうするんです?それで、今の文科省の博士号増加計画が詐欺だとしたら、あなたは詐欺団の一員でしょ。詐欺師に我が国の大学院教育についてとやかく言われたくないですなw
「頭が良い」の返答についてはばかばかしくて言及する気にならないけど、後でします。
by アマサイ
at 2008/03/17 0:13:28
> 企業の場合と同様に対処するとすれば、騙された人たちが国を集団提訴するとかすればいいと思うのですが、相手が文部科学省では行政訴訟になってしまって勝つのは困難でしすし、それこそ文部科学省側が盗人猛々しくも自己責任とか言いかねないわけですよ。だから、代替策として、職を増やす政策を、となっているだけではないですかね。
> そこで納得しては、博士でもそうでなくてもまずいのでは。やっぱり国の責任を追及しないと……。行政訴訟のハードルを下げない限り難しいというのが困ったもんなんですが。
これは正気ですか?
> そこで納得しては、博士でもそうでなくてもまずいのでは。やっぱり国の責任を追及しないと……。行政訴訟のハードルを下げない限り難しいというのが困ったもんなんですが。
これは正気ですか?
by koekoe
at 2008/03/17 0:24:45
>、大学院の定員を減らし、法科大学院の定員も減らし、バイオ関連の人材養成も総人数で減らし、薬学部は従来通り4年にする。浮いた予算で医学部の定員を増やし、医療費を増やす。
これはどういう計算ですか?「浮いた予算」がどのくらいで、それを医療費に廻したら何分の何パーセントくらい増えるという事でしょう。またそもそも医療費を更に増やす事が、日本にとって今必要なことなんでしょうか?
これはどういう計算ですか?「浮いた予算」がどのくらいで、それを医療費に廻したら何分の何パーセントくらい増えるという事でしょう。またそもそも医療費を更に増やす事が、日本にとって今必要なことなんでしょうか?
by koekoe
at 2008/03/17 1:32:23
apjさん
>今、自宅なので手元に条文が無いのですが、大学院重点化にあたって、
>法律上の大学院の定義を変えているはずです。
>確か、学問を究める、ことになっていたものが、高度な知識を持った人材
>養成、というふうに変えたはずです。
>学問を究める、であれば、そんなことをするのはごく一部でいいので、営利
>団体である企業が必要としないのは当たり前だし、定員を満たさなくても説
>明がつきます。それが、企業側の、知識を持った人材が必要だというタテマ
>エにのっかって、高度な知識を持った人材を育てるということにしてしまっ
>たんです。
>法律改正してまでやったことを「信用する方が間違っている」というのであれ
>ば、事は余剰博士の問題に止まらず、この社会が成り立たなくなると思うの
>ですが。
>そこで納得しては、博士でもそうでなくてもまずいのでは。やっぱり国の責任
>を追及しないと……。
こんな改正法律文を実際に読んで、さらにそれを自分の都合の良いように解釈して、博士課程進学を決断した学生をご存知でしょうか?私の知る限りでは皆無です。あと仮に修士課程を修了した24歳以上の大人がその改正文を読んだとしたら、博士取得後の就職状況を大きく誤解させるような具体的記述は存在するのでしょうか?詐欺まがいの内職商法とのアナロジーは無理があるでしょう?
政府から博士課程進学を勧めるダイレクトメールを受け取った覚えもありませんし公共広告機構のCMを目にした覚えもありません。むしろ罪なのは目先の大学院重点化のニンジンに目がくらんで学生の能力を鑑みずに進学を勧めた大学教員でしょうが、それでも本人自身が自らの選択に責任を持つべきだと思います。
法科大学院の定員過剰で司法試験合格者が溢れたら、政府を訴えるのでしょうか(彼等こそやりかねませんが・・・)?確かに無能な行政の政策にまんまと乗っかって失敗したらお上を訴えようなんて考える国民にはお似合いの政府かもしれません。
>被害甚大なので条文を変えて現実に合ったものにしろ、というロビー活動を
>すべき時期ではないかとも思いますけど。
これはごもっともだと思います。特に現場の大学教員にはその責任があると思います。
しかしそれと自らの選択の結果、職にあぶれた過剰博士の行政による救済を求めるのは別の話だと思います。というかその期に及んで無能な行政に期待するほうが馬鹿なんではないかと。
>今、自宅なので手元に条文が無いのですが、大学院重点化にあたって、
>法律上の大学院の定義を変えているはずです。
>確か、学問を究める、ことになっていたものが、高度な知識を持った人材
>養成、というふうに変えたはずです。
>学問を究める、であれば、そんなことをするのはごく一部でいいので、営利
>団体である企業が必要としないのは当たり前だし、定員を満たさなくても説
>明がつきます。それが、企業側の、知識を持った人材が必要だというタテマ
>エにのっかって、高度な知識を持った人材を育てるということにしてしまっ
>たんです。
>法律改正してまでやったことを「信用する方が間違っている」というのであれ
>ば、事は余剰博士の問題に止まらず、この社会が成り立たなくなると思うの
>ですが。
>そこで納得しては、博士でもそうでなくてもまずいのでは。やっぱり国の責任
>を追及しないと……。
こんな改正法律文を実際に読んで、さらにそれを自分の都合の良いように解釈して、博士課程進学を決断した学生をご存知でしょうか?私の知る限りでは皆無です。あと仮に修士課程を修了した24歳以上の大人がその改正文を読んだとしたら、博士取得後の就職状況を大きく誤解させるような具体的記述は存在するのでしょうか?詐欺まがいの内職商法とのアナロジーは無理があるでしょう?
政府から博士課程進学を勧めるダイレクトメールを受け取った覚えもありませんし公共広告機構のCMを目にした覚えもありません。むしろ罪なのは目先の大学院重点化のニンジンに目がくらんで学生の能力を鑑みずに進学を勧めた大学教員でしょうが、それでも本人自身が自らの選択に責任を持つべきだと思います。
法科大学院の定員過剰で司法試験合格者が溢れたら、政府を訴えるのでしょうか(彼等こそやりかねませんが・・・)?確かに無能な行政の政策にまんまと乗っかって失敗したらお上を訴えようなんて考える国民にはお似合いの政府かもしれません。
>被害甚大なので条文を変えて現実に合ったものにしろ、というロビー活動を
>すべき時期ではないかとも思いますけど。
これはごもっともだと思います。特に現場の大学教員にはその責任があると思います。
しかしそれと自らの選択の結果、職にあぶれた過剰博士の行政による救済を求めるのは別の話だと思います。というかその期に及んで無能な行政に期待するほうが馬鹿なんではないかと。
by Poo
at 2008/03/17 9:58:38
pooさん:
俺、企業側でも大学側(=日本では客員しかやってないけど)でもあるので、一応、外野ではありません(^^;。
『アメリカのある大学工学部で教員やってますが、学生をコネで企業に入れてやれるような甲斐性ありません。』
pooさんのご専門が分からないので、類推になりますが、研究続けられている以上は、何かしらの(軍やNASA等を含む)企業グラントをとられてはいるでしょ?それは、「甲斐性」
だと思いますよ(^-^)。
日本だと、冠講座な人は、「企業に阿りやがって」的な見方をされているのがおかしいと思います。
一応、日本の大学の先生向きに「コネ」という言葉を使ったのですが、「コネ」という書き方が適当でなければ、「その研究室(所属の院生)の優秀さを客観的に示せる材料(=見合いで言えば釣書ですなw)」は用意出来ていることになると思います。
pooさんの場合、失礼な言い方になりますが、まともに研究室運営されているようですから、この条件は満たされているのではないでしょうか?
#日本はこれすら出来てないんですよ。要らぬアウトリーチ活動に現抜かすのは居ますがねw
『が、できてもそんなことするほど面倒見のよさそうな同僚もいないようです。』
ですから、僕が書きたかったことの真意は、「わざわざ面倒見良くなろうと意識しなくても、まともな教員やってりゃ用意出来るレベル」の話ですし、pooさんも同僚の方も用意出来ていると思います。
『というか、学位取る学生はコネで押し込まなくても自分で就職先なりポスドク先なり見つけますし、自分で行き先も決められない奴は学位取る前に落ちこぼれ、クビになります。』
インターンに行ったり、夏休みだけ企業内RAやったりしますね。そういう売込みの仕方も教育しないのは国際的に見ておかしいですね。
俺、企業側でも大学側(=日本では客員しかやってないけど)でもあるので、一応、外野ではありません(^^;。
『アメリカのある大学工学部で教員やってますが、学生をコネで企業に入れてやれるような甲斐性ありません。』
pooさんのご専門が分からないので、類推になりますが、研究続けられている以上は、何かしらの(軍やNASA等を含む)企業グラントをとられてはいるでしょ?それは、「甲斐性」
だと思いますよ(^-^)。
日本だと、冠講座な人は、「企業に阿りやがって」的な見方をされているのがおかしいと思います。
一応、日本の大学の先生向きに「コネ」という言葉を使ったのですが、「コネ」という書き方が適当でなければ、「その研究室(所属の院生)の優秀さを客観的に示せる材料(=見合いで言えば釣書ですなw)」は用意出来ていることになると思います。
pooさんの場合、失礼な言い方になりますが、まともに研究室運営されているようですから、この条件は満たされているのではないでしょうか?
#日本はこれすら出来てないんですよ。要らぬアウトリーチ活動に現抜かすのは居ますがねw
『が、できてもそんなことするほど面倒見のよさそうな同僚もいないようです。』
ですから、僕が書きたかったことの真意は、「わざわざ面倒見良くなろうと意識しなくても、まともな教員やってりゃ用意出来るレベル」の話ですし、pooさんも同僚の方も用意出来ていると思います。
『というか、学位取る学生はコネで押し込まなくても自分で就職先なりポスドク先なり見つけますし、自分で行き先も決められない奴は学位取る前に落ちこぼれ、クビになります。』
インターンに行ったり、夏休みだけ企業内RAやったりしますね。そういう売込みの仕方も教育しないのは国際的に見ておかしいですね。
by JosephYoiko
at 2008/03/17 10:41:57
あまり相手にしたくないのだが、見過ごせないので書いておくか。
『確か、学問を究める、ことになっていたものが、高度な知識を持った人材養成、というふうに変えたはずです。』
高度な知識を持った人材を育成出来ていない自分達の責任は無視ですか?
じゃあ、何で日本企業が「清華大学」や「シンガポール国立大」や「IIT」のすぐ側に研究所ないしは冠講座を用意するのですか?
賃金安くて済むからだけじゃないのは、オムロンでもPanasonicでもいいから、彼らの共同研究の実態を見ればすぐ分かる。
要求水準満たせてねえくせに、企業だけに責任押し付けないで欲しいですね。
『確か、学問を究める、ことになっていたものが、高度な知識を持った人材養成、というふうに変えたはずです。』
高度な知識を持った人材を育成出来ていない自分達の責任は無視ですか?
じゃあ、何で日本企業が「清華大学」や「シンガポール国立大」や「IIT」のすぐ側に研究所ないしは冠講座を用意するのですか?
賃金安くて済むからだけじゃないのは、オムロンでもPanasonicでもいいから、彼らの共同研究の実態を見ればすぐ分かる。
要求水準満たせてねえくせに、企業だけに責任押し付けないで欲しいですね。
by JosephYoiko
at 2008/03/17 10:51:22
JosephYoikoさん、
>#日本はこれすら出来てないんですよ。要らぬアウトリーチ活動に現抜かすのは居ますがねw
具体例を出して下さい。ひとくくりに「日本は」じゃ、説得力皆無です。
ってか、揶揄は見苦しいと言われたのに態度を改めるつもりが無いってことですか。
>高度な知識を持った人材を育成出来ていない自分達の責任は無視ですか?
企業の偏見は無視ですか?
>#日本はこれすら出来てないんですよ。要らぬアウトリーチ活動に現抜かすのは居ますがねw
具体例を出して下さい。ひとくくりに「日本は」じゃ、説得力皆無です。
ってか、揶揄は見苦しいと言われたのに態度を改めるつもりが無いってことですか。
>高度な知識を持った人材を育成出来ていない自分達の責任は無視ですか?
企業の偏見は無視ですか?
by apj
at 2008/03/17 12:25:57
よいこさん
結局、
わたしの立場も
わかって!って
ことですよね
結局、
わたしの立場も
わかって!って
ことですよね
by さ
at 2008/03/17 12:36:27
apjさん:
アマサイさんが書いているように、
『俺は吉本芸能学院出ているのに、ダウンタウンみたいに売れないのは間違っていると主張しているのと変わらんね。』
『なんとか芸能スクールの数が増えたからって、テレビで売れっ子になるのは一部でしかないというのと何が違うのでしょう?』
に対する回答を延々と回避されるのは何故でしょう?
また、
『じゃあ、何で日本企業が「清華大学」や「シンガポール国立大」や「IIT」のすぐ側に研究所ないしは冠講座を用意するのですか?』
を(意図的に?)外して回答するのは何故でしょう?
まずはその回答が先でしょうな。
アマサイさんが書いているように、
『俺は吉本芸能学院出ているのに、ダウンタウンみたいに売れないのは間違っていると主張しているのと変わらんね。』
『なんとか芸能スクールの数が増えたからって、テレビで売れっ子になるのは一部でしかないというのと何が違うのでしょう?』
に対する回答を延々と回避されるのは何故でしょう?
また、
『じゃあ、何で日本企業が「清華大学」や「シンガポール国立大」や「IIT」のすぐ側に研究所ないしは冠講座を用意するのですか?』
を(意図的に?)外して回答するのは何故でしょう?
まずはその回答が先でしょうな。
by JosephYoiko
at 2008/03/17 13:02:38
>具体例を出して下さい。ひとくくりに「日本は」じゃ、説得力皆無です。
じゃあ、大学の就職部と、博士後期修了者受け入れに関して、あなたが具体的に動かれた例を報告して貰えませんか?あなたのSite見る限り、何ら報告がありませんが。
まさか、何もしていないなんて言いませんよね?
また、揶揄されているって感じるのは、「要らぬアウトリーチ活動している」との自覚があるからですねw
てか、いつまで同じ所をぐるぐる回って、「アテクシの要求を聞き入れるようにしる!」って言い続けるのでしょうか?
>企業の偏見は無視ですか?
で、そのソースは?
学生の一方的な報告だけですか?
じゃあ、大学の就職部と、博士後期修了者受け入れに関して、あなたが具体的に動かれた例を報告して貰えませんか?あなたのSite見る限り、何ら報告がありませんが。
まさか、何もしていないなんて言いませんよね?
また、揶揄されているって感じるのは、「要らぬアウトリーチ活動している」との自覚があるからですねw
てか、いつまで同じ所をぐるぐる回って、「アテクシの要求を聞き入れるようにしる!」って言い続けるのでしょうか?
>企業の偏見は無視ですか?
で、そのソースは?
学生の一方的な報告だけですか?
by JosephYoiko
at 2008/03/17 13:12:44
アマサイさん、
>コメント数は私が書き込んだときの3倍くらいになっていてびっくりしましたが、議論の内容は全然進んでいないですね。
あなたの望む方向に進んでないからといって、愚痴を言われてもね。
>博士号取得者過剰と、なんとか芸能学院卒業生が過剰と、何か違いがあるんですか?
国が音頭を取った上に税金つぎ込んでやってた結果かどうかの違いです。政策として行われたかどうかということです。
>いろんな学校に回される、職種が異なるほど幅があるけれども、それを一括して、教師なんだ、ってこと書いてるんですけどねえ。
私もそう読みました。
>これは、前記の学卒の教員より悩むってことじゃないんですか。
そうです。教員免許を取得するカリキュラムでは、教育方法について教えてもらえますので、教育困難な場合についても予め知ることになるけれど、そうでないとカルチャーショックが(事前に知らない分だけ)大きいかもしれないね、ということです。博士持ちでかつ教員免許持ちの方については、この心配はしません。元の新聞記事で教員免許無しということが書いてあったので、つい心配した部分です。
>そうなると、をいをい博士って、そんなに偉いのか、プライド高いねえ、やんなっちゃうねえ、となりますよ。
>今の文科省の博士号増加計画が詐欺だとしたら、あなたは詐欺団の一員でしょ。詐欺師に我が国の大学院教育についてとやかく言われたくないですなw
重点化が決まって実施された時に、私はまだ大学院生でした。ですから、詐欺団の一員と言われる覚えはありません。
院生を育てる側になってからは、政策変更は無理でも被害者は減らそうということで、リスクについて出来る限り伝えるようにしています。実際、仕事を辞めて大学院、と言い出した卒業生には、仕事を手放すな、職場に戻れる状態を確保してから社会人大学院生をしてはどうか、などと言っています。それ以上のことは、私個人でやるのは無理です。
>コメント数は私が書き込んだときの3倍くらいになっていてびっくりしましたが、議論の内容は全然進んでいないですね。
あなたの望む方向に進んでないからといって、愚痴を言われてもね。
>博士号取得者過剰と、なんとか芸能学院卒業生が過剰と、何か違いがあるんですか?
国が音頭を取った上に税金つぎ込んでやってた結果かどうかの違いです。政策として行われたかどうかということです。
>いろんな学校に回される、職種が異なるほど幅があるけれども、それを一括して、教師なんだ、ってこと書いてるんですけどねえ。
私もそう読みました。
>これは、前記の学卒の教員より悩むってことじゃないんですか。
そうです。教員免許を取得するカリキュラムでは、教育方法について教えてもらえますので、教育困難な場合についても予め知ることになるけれど、そうでないとカルチャーショックが(事前に知らない分だけ)大きいかもしれないね、ということです。博士持ちでかつ教員免許持ちの方については、この心配はしません。元の新聞記事で教員免許無しということが書いてあったので、つい心配した部分です。
>そうなると、をいをい博士って、そんなに偉いのか、プライド高いねえ、やんなっちゃうねえ、となりますよ。
>今の文科省の博士号増加計画が詐欺だとしたら、あなたは詐欺団の一員でしょ。詐欺師に我が国の大学院教育についてとやかく言われたくないですなw
重点化が決まって実施された時に、私はまだ大学院生でした。ですから、詐欺団の一員と言われる覚えはありません。
院生を育てる側になってからは、政策変更は無理でも被害者は減らそうということで、リスクについて出来る限り伝えるようにしています。実際、仕事を辞めて大学院、と言い出した卒業生には、仕事を手放すな、職場に戻れる状態を確保してから社会人大学院生をしてはどうか、などと言っています。それ以上のことは、私個人でやるのは無理です。
by apj
at 2008/03/17 13:31:26
JosephYoikoさん、
>じゃあ、何で日本企業が「清華大学」や「シンガポール国立大」や「IIT」のすぐ側に研究所ないしは冠講座を用意するのですか?
冠講座を用意するときは、そこの大学に元から居た教員ではなく、客員教授を引っ張ってきたりして作りますよね。私が居たところではそうやってました。その時ネックになったのが、呼んできた教授に払う給料でした。日本の教授と同じ給料では、安すぎるために、いい人が来てくれないんです。呼ぶからには凄い人を呼びたいのですが、それがなかなか難しかった。特に、東京だと住宅事情まで問題になりました。海外から客員の先生のためには、便利なところに広い住居を準備するのですが、日本の基準で相当いいマンションを借りても、海外の、そのクラスの人の住宅事情を考えると環境が悪かったりするんです。それで、勧誘してもなかなか折り合いが付かないということが起きていました。
「清華大学」や「シンガポール国立大」との制度の違いまではよく知らないのですが、金銭面や環境面も含めて、まずは人を呼びやすい環境になっているんじゃないでしょうか。
沖縄科学技術大学院大学が、人を呼びやすくする組織を目指しているようですので、これが出来て海外で支払われる給料と遜色ない手当ができれば、また状況が変わるのではないかと。
>じゃあ、大学の就職部と、博士後期修了者受け入れに関して、あなたが具体的に動かれた例を報告して貰えませんか?あなたのSite見る限り、何ら報告がありませんが。
博士後期については、主指導教員資格をとったのがつい最近ですので、まだ何もありません。
>まさか、何もしていないなんて言いませんよね?
何もしていなければ発言権が無いんですか?
この先間違って進学する人にどう対処するかを考えるという意味もあってエントリーを起こしているのですけれど。私自身が、安易に進学を薦めて被害者を出さないために、です。あるいは、エントリーでとりあげた教員への選考採用が、この先広まるようであれば、今度は、専門分野を語れる教員になりたい人には進学を薦めるといった理由になります。
>また、揶揄されているって感じるのは、「要らぬアウトリーチ活動している」との自覚があるからですねw
私は、揶揄と書きましたが、それは本筋に関係のない話題であるからであって、「誰を」揶揄しているかまでは、私の方からは何ら推測していません。で、あなたは誰に対して上記のことを書いたのでしょうか?これは書いた人に訊くしかないことですよね。私に対してですか?
>てか、いつまで同じ所をぐるぐる回って、「アテクシの要求を聞き入れるようにしる!」って言い続けるのでしょうか?
博士課程の院生の数が需給に見合ったものになるまで、ですかね。
>で、そのソースは?
>学生の一方的な報告だけですか?
ここでいろいろ、両方の立場から議論されていますよ。
» link here «
ところで、1つ訊きたいんですけど、一体何のために延々とここに書き込んでおられるのでしょうか。
私の主張は、以前から、
税金を使ってまで需給を無視して政策として博士後期課程の院生を増やしたのだから、その尻ぬぐい(投じた税金を社会全体として少しでも回収すること)を政策としてやった上で、速やかに適正規模まで数を減らせ
なんですけど。
>じゃあ、何で日本企業が「清華大学」や「シンガポール国立大」や「IIT」のすぐ側に研究所ないしは冠講座を用意するのですか?
冠講座を用意するときは、そこの大学に元から居た教員ではなく、客員教授を引っ張ってきたりして作りますよね。私が居たところではそうやってました。その時ネックになったのが、呼んできた教授に払う給料でした。日本の教授と同じ給料では、安すぎるために、いい人が来てくれないんです。呼ぶからには凄い人を呼びたいのですが、それがなかなか難しかった。特に、東京だと住宅事情まで問題になりました。海外から客員の先生のためには、便利なところに広い住居を準備するのですが、日本の基準で相当いいマンションを借りても、海外の、そのクラスの人の住宅事情を考えると環境が悪かったりするんです。それで、勧誘してもなかなか折り合いが付かないということが起きていました。
「清華大学」や「シンガポール国立大」との制度の違いまではよく知らないのですが、金銭面や環境面も含めて、まずは人を呼びやすい環境になっているんじゃないでしょうか。
沖縄科学技術大学院大学が、人を呼びやすくする組織を目指しているようですので、これが出来て海外で支払われる給料と遜色ない手当ができれば、また状況が変わるのではないかと。
>じゃあ、大学の就職部と、博士後期修了者受け入れに関して、あなたが具体的に動かれた例を報告して貰えませんか?あなたのSite見る限り、何ら報告がありませんが。
博士後期については、主指導教員資格をとったのがつい最近ですので、まだ何もありません。
>まさか、何もしていないなんて言いませんよね?
何もしていなければ発言権が無いんですか?
この先間違って進学する人にどう対処するかを考えるという意味もあってエントリーを起こしているのですけれど。私自身が、安易に進学を薦めて被害者を出さないために、です。あるいは、エントリーでとりあげた教員への選考採用が、この先広まるようであれば、今度は、専門分野を語れる教員になりたい人には進学を薦めるといった理由になります。
>また、揶揄されているって感じるのは、「要らぬアウトリーチ活動している」との自覚があるからですねw
私は、揶揄と書きましたが、それは本筋に関係のない話題であるからであって、「誰を」揶揄しているかまでは、私の方からは何ら推測していません。で、あなたは誰に対して上記のことを書いたのでしょうか?これは書いた人に訊くしかないことですよね。私に対してですか?
>てか、いつまで同じ所をぐるぐる回って、「アテクシの要求を聞き入れるようにしる!」って言い続けるのでしょうか?
博士課程の院生の数が需給に見合ったものになるまで、ですかね。
>で、そのソースは?
>学生の一方的な報告だけですか?
ここでいろいろ、両方の立場から議論されていますよ。
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ところで、1つ訊きたいんですけど、一体何のために延々とここに書き込んでおられるのでしょうか。
私の主張は、以前から、
税金を使ってまで需給を無視して政策として博士後期課程の院生を増やしたのだから、その尻ぬぐい(投じた税金を社会全体として少しでも回収すること)を政策としてやった上で、速やかに適正規模まで数を減らせ
なんですけど。
by apj
at 2008/03/17 14:03:19
koekoeさん、
本筋の議論ではないので参考になるURLだけ書いておきます。
医療については、何をどこまで求めるかにもよりますが、
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あたりを見ると、制度変更と予算削減と訴訟リスクの増大で、どうも崩壊しつつあるようです。
本筋の議論ではないので参考になるURLだけ書いておきます。
医療については、何をどこまで求めるかにもよりますが、
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あたりを見ると、制度変更と予算削減と訴訟リスクの増大で、どうも崩壊しつつあるようです。
by apj
at 2008/03/17 14:44:28
>冠講座を用意するときは、そこの大学に元から居た教員ではなく、客員教授を引っ張ってきたりして作りますよね。
ああ、言いたいことが通じていないようだ。
何故、自国にポスドクゴロゴロ余っているのに、そこから採用することは考えないで、わざわざ他所の国に研究所作って、そこのポスドクを使おうとするのでしょうか?
って話です。
誤解の無いように書いておきますが、トータルコストは思うほど割安にはなりません。ご指摘になっていたように、集める入れ物作らないといけないですからね。
>税金を使ってまで需給を無視して政策として博士後期課程の院生を増やしたのだから、その尻ぬぐい(投じた税金を社会全体として少しでも回収すること)を政策としてやった上で、速やかに適正規模まで数を減らせ
えっと、「適正規模まで減らせ」は、僕も「馬鹿を大学院に入れるな」と書いていることから分かるように、同意ですよ。
>その尻ぬぐい(投じた税金を社会全体として少しでも回収すること)を政策としてやった上で、
だから、それは論理的に破綻している政策を見切れなかった個人の責任だと言っているのですが。
てか、重点化で入った奴等に、「(重点化以前ならまず入れなかった俺も)水増しだから入れた」って自覚は無いのかね?
研究テーマの異なる院生間で成績の上下を言うのは難しいと思いますが、まあ単純にまともなペーパー輩出数で比較するとして、「水増しされなくても院生として通用した子」が不利益受けている実例があるのならば、それを出して頂きたいです。
また、僕は応用数学者ですから、自分が客員で出かけている学校でもその周りしか見えていないかもしれない懸念はあります。化学系固有の問題ないしは、工学部固有の問題というのであれば、それも実例を示して頂けると有難い。
ああ、言いたいことが通じていないようだ。
何故、自国にポスドクゴロゴロ余っているのに、そこから採用することは考えないで、わざわざ他所の国に研究所作って、そこのポスドクを使おうとするのでしょうか?
って話です。
誤解の無いように書いておきますが、トータルコストは思うほど割安にはなりません。ご指摘になっていたように、集める入れ物作らないといけないですからね。
>税金を使ってまで需給を無視して政策として博士後期課程の院生を増やしたのだから、その尻ぬぐい(投じた税金を社会全体として少しでも回収すること)を政策としてやった上で、速やかに適正規模まで数を減らせ
えっと、「適正規模まで減らせ」は、僕も「馬鹿を大学院に入れるな」と書いていることから分かるように、同意ですよ。
>その尻ぬぐい(投じた税金を社会全体として少しでも回収すること)を政策としてやった上で、
だから、それは論理的に破綻している政策を見切れなかった個人の責任だと言っているのですが。
てか、重点化で入った奴等に、「(重点化以前ならまず入れなかった俺も)水増しだから入れた」って自覚は無いのかね?
研究テーマの異なる院生間で成績の上下を言うのは難しいと思いますが、まあ単純にまともなペーパー輩出数で比較するとして、「水増しされなくても院生として通用した子」が不利益受けている実例があるのならば、それを出して頂きたいです。
また、僕は応用数学者ですから、自分が客員で出かけている学校でもその周りしか見えていないかもしれない懸念はあります。化学系固有の問題ないしは、工学部固有の問題というのであれば、それも実例を示して頂けると有難い。
by JosephYoiko
at 2008/03/17 14:52:25
こんにちは、apjさん。
この前、人とISOの話をしていまして、「ISOが一番最初に決めた国際規格はネジだったね」なんて話になりまして、「そうだね。いまでこそインチネジも比較的簡単に手にはいるけど、PC−ATのネジでは苦労した事もあったね。もともとIBMの社内規格だったからコンピュータの中はみんなインチネジだもんね」なんて話をしていたんですね。
そういう意味では、日本の企業の「人間の社内規格化」という問題がなかなか理解されないかも知れませんね。日本の企業がもともと「自分の会社に都合の良い様にボルトのタップを切っている」という状況があって、入社する人材は「若くてナットのタップが固まって居ないのをねじ込む」事で自分の会社の都合の良いようにネジのピッチを合わせていたという経緯があるんだろうと思います。
でもって、企業内でナットを無理矢理ネジ穴に合わせ込むのだといろいろと不都合が生じてきたので、大学に「ナットのネジを切って納めてね」と言うけど、各社バラバラの自社のボルトのタップはほとんど変える気が無いというか、欲しい一部のボルト穴くらいは変えるけど、それ以外のボルト穴のタップは変える気がないから、そのボルト穴に納まる者以外は全て「不良品」として返却されているという感じですかね。
この前、人とISOの話をしていまして、「ISOが一番最初に決めた国際規格はネジだったね」なんて話になりまして、「そうだね。いまでこそインチネジも比較的簡単に手にはいるけど、PC−ATのネジでは苦労した事もあったね。もともとIBMの社内規格だったからコンピュータの中はみんなインチネジだもんね」なんて話をしていたんですね。
そういう意味では、日本の企業の「人間の社内規格化」という問題がなかなか理解されないかも知れませんね。日本の企業がもともと「自分の会社に都合の良い様にボルトのタップを切っている」という状況があって、入社する人材は「若くてナットのタップが固まって居ないのをねじ込む」事で自分の会社の都合の良いようにネジのピッチを合わせていたという経緯があるんだろうと思います。
でもって、企業内でナットを無理矢理ネジ穴に合わせ込むのだといろいろと不都合が生じてきたので、大学に「ナットのネジを切って納めてね」と言うけど、各社バラバラの自社のボルトのタップはほとんど変える気が無いというか、欲しい一部のボルト穴くらいは変えるけど、それ以外のボルト穴のタップは変える気がないから、そのボルト穴に納まる者以外は全て「不良品」として返却されているという感じですかね。
by 技術開発者
at 2008/03/17 16:48:22
JosephYoikoさん、
>>その尻ぬぐい(投じた税金を社会全体として少しでも回収すること)を政策としてやった上で、
>だから、それは論理的に破綻している政策を見切れなかった個人の責任だと言っているのですが。
多分、この一点で私とJosephYoikoさんは相容れないのでしょうね。
納税者の一人としては、制度をいじって人を集めて大金つぎ込んだ結果の歩留まりがずいぶん悪かったのを見て、個人の自己責任だと切り捨てるのは、損切りしちゃっていいですね、と言われてるようで納得がいかない。株の売買ならそれでもいいんだろうけど、人材養成は債権への投資とは違うんじゃないかと。だから、経済活動に加わってもらうハードルを下げて、活躍しやすくした方が、社会全体として投資分を回収できるんじゃないかと思うんですよ。それでも、今のペースで養成を続けたのでは、損害が拡大するだけなので、一旦人数を絞って、需要が上向いてきたらまたちょっとずつ増やせばいいんでないの?と主張してるんです。
ところで、自己責任っていうのは、どういう立場からの発言でしょうか?
>てか、重点化で入った奴等に、「(重点化以前ならまず入れなかった俺も)水増しだから入れた」って自覚は無いのかね?
私にはわかりません。重点化で入った人に訊いてみて下さい。
ただ、重点化の前後で博士後期課程の意味が変わってしまっているので(条文上は変えたので)、その自覚について問うことに意味があるのかな、とは思います。
>化学系固有の問題ないしは、工学部固有の問題というのであれば、それも実例を示して頂けると有難い。
個人名を挙げるわけにはいかないので、実例を示せと言われても難しいものがありますが、心当たりがあるかということであれば、私の上にも下にもあります。なお、私は理学系で、化学ではなく物理なので(今は物理化学を教える要員として働いています)、工学系がどうかというのはよくわかりません。
伝え聞いたところでは、バイオ関連(農学含む)が大変そうなんですが、バイオの人に現状をお伺いしたいところです。
>>その尻ぬぐい(投じた税金を社会全体として少しでも回収すること)を政策としてやった上で、
>だから、それは論理的に破綻している政策を見切れなかった個人の責任だと言っているのですが。
多分、この一点で私とJosephYoikoさんは相容れないのでしょうね。
納税者の一人としては、制度をいじって人を集めて大金つぎ込んだ結果の歩留まりがずいぶん悪かったのを見て、個人の自己責任だと切り捨てるのは、損切りしちゃっていいですね、と言われてるようで納得がいかない。株の売買ならそれでもいいんだろうけど、人材養成は債権への投資とは違うんじゃないかと。だから、経済活動に加わってもらうハードルを下げて、活躍しやすくした方が、社会全体として投資分を回収できるんじゃないかと思うんですよ。それでも、今のペースで養成を続けたのでは、損害が拡大するだけなので、一旦人数を絞って、需要が上向いてきたらまたちょっとずつ増やせばいいんでないの?と主張してるんです。
ところで、自己責任っていうのは、どういう立場からの発言でしょうか?
>てか、重点化で入った奴等に、「(重点化以前ならまず入れなかった俺も)水増しだから入れた」って自覚は無いのかね?
私にはわかりません。重点化で入った人に訊いてみて下さい。
ただ、重点化の前後で博士後期課程の意味が変わってしまっているので(条文上は変えたので)、その自覚について問うことに意味があるのかな、とは思います。
>化学系固有の問題ないしは、工学部固有の問題というのであれば、それも実例を示して頂けると有難い。
個人名を挙げるわけにはいかないので、実例を示せと言われても難しいものがありますが、心当たりがあるかということであれば、私の上にも下にもあります。なお、私は理学系で、化学ではなく物理なので(今は物理化学を教える要員として働いています)、工学系がどうかというのはよくわかりません。
伝え聞いたところでは、バイオ関連(農学含む)が大変そうなんですが、バイオの人に現状をお伺いしたいところです。
by apj
at 2008/03/17 18:11:58
そう言えば、”火の玉教授”がこれからはバイオだなんて煽ってましたね。全く「大学院のすすめ」なんて書いて"詐欺師"の様なことをやっていて懲りていないのですな(笑
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で、
>「清華大学」や「シンガポール国立大」との制度の違いまではよく知らないのですが、金銭面や環境面も含めて、まずは人を呼びやすい環境になっているんじゃないでしょうか。
両国とも、下手に格差の大きい国という点で共通していますね。
よく一流の人材を世界から、って言うと聞こえは良いですけど、それは相当な収入格差を容認するって前提条件があるからとも言えるのですよね。特に英語圏だとジンバフェなどの様な超貧困国も当然含まれる訳で、それらの国で高等教育を経てきた人間も先進国に出てくればマシな生活を送れてしまう・・・・・中村修二と奨学金の獲得で苦労する中国人の学生が裏表の関係になっているって気がするなぁ(嘆息
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で、
>「清華大学」や「シンガポール国立大」との制度の違いまではよく知らないのですが、金銭面や環境面も含めて、まずは人を呼びやすい環境になっているんじゃないでしょうか。
両国とも、下手に格差の大きい国という点で共通していますね。
よく一流の人材を世界から、って言うと聞こえは良いですけど、それは相当な収入格差を容認するって前提条件があるからとも言えるのですよね。特に英語圏だとジンバフェなどの様な超貧困国も当然含まれる訳で、それらの国で高等教育を経てきた人間も先進国に出てくればマシな生活を送れてしまう・・・・・中村修二と奨学金の獲得で苦労する中国人の学生が裏表の関係になっているって気がするなぁ(嘆息
by 杉山真大
at 2008/03/17 20:00:00
JosephYoikoさん、
>何故、自国にポスドクゴロゴロ余っているのに、そこから採用することは考えないで、わざわざ他所の国に研究所作って、そこのポスドクを使おうとするのでしょうか?
海外に寄付講座を設ける主な理由は、そこのポスドクを使うため、なんですか?何かそのことを裏付ける資料はありますでしょうか。
>何故、自国にポスドクゴロゴロ余っているのに、そこから採用することは考えないで、わざわざ他所の国に研究所作って、そこのポスドクを使おうとするのでしょうか?
海外に寄付講座を設ける主な理由は、そこのポスドクを使うため、なんですか?何かそのことを裏付ける資料はありますでしょうか。
by apj
at 2008/03/17 20:02:14
これは想像なので、間違っていたら御容赦を。
おそらくJosephYoikoさんは学生時代に「博士に進んだら、多くの人が一生を棒に振る。」という事が、普通に認識されている環境にいらしたのだと思います。
ところが、(私の認識が間違いでなければ)世の中はそうでない方が多いようなのです。なぜそうなるのかは、私にはわかりません。
このへんが、apj さんとJosephYoikoさんの認識のずれのようです。
おそらくJosephYoikoさんは学生時代に「博士に進んだら、多くの人が一生を棒に振る。」という事が、普通に認識されている環境にいらしたのだと思います。
ところが、(私の認識が間違いでなければ)世の中はそうでない方が多いようなのです。なぜそうなるのかは、私にはわかりません。
このへんが、apj さんとJosephYoikoさんの認識のずれのようです。
by いろものさんの近所
at 2008/03/17 21:57:36
補足です。
上で、「世の中」というのは「世の中の大学」と読み替えて下さい。
上で、「世の中」というのは「世の中の大学」と読み替えて下さい。
by いろものさんの近所
at 2008/03/17 22:00:38
いろものさんの近所さん、
正確に言うとちょっと違います。
私も、博士に進んだら一生を棒に振る可能性が高い、ということを認識した上で進学しました。で、修了してから紆余曲折があったのですが、その間に、一生を棒に振ると思わず進学する人が増え続けていて、実際に就職難が起きているのを見ました。
文部科学省の若手役人(当時は学振とかを担当していた)を捕まえて、1995年頃に「やっと解消に向かったOD問題再燃が目に見えているのに監督官庁は一体何考えてるんだ」と言ったら、「私もそう思うのだけど上が聞き入れない。就職難が社会問題化したらそれをネタに社会科学の論文を書く」と言われてしまった。「論文ったって、ODになる側はたまらんだろ」と追求したら「社会問題になれば対策の予算を取れるけど事前の対策はできない」という答えが。それではと、「企業がそんなに博士を採用するわけが無い。理系博士の就職先の定番のような日立基礎研でも、博士は充分とか、理物(理学部物理)は要らないって言ってるんだけど」と言ったら(当時、先輩に聞いた話だった)、「それはどうしてか。企業は採用すると言っているから定員を増やした」と言われてしまった。
役所の若手の中には将来の問題発生を認識していた人は居たけど、どういう政治的理由かパワーゲームの力学の結果なのか、ともかくストップをかけられなかった、というのが、この問題についての私の理解です。
だから、政策ミスだからどうにかしろ、納税者から見てもムダが多すぎる、と言い続けているわけです。
正確に言うとちょっと違います。
私も、博士に進んだら一生を棒に振る可能性が高い、ということを認識した上で進学しました。で、修了してから紆余曲折があったのですが、その間に、一生を棒に振ると思わず進学する人が増え続けていて、実際に就職難が起きているのを見ました。
文部科学省の若手役人(当時は学振とかを担当していた)を捕まえて、1995年頃に「やっと解消に向かったOD問題再燃が目に見えているのに監督官庁は一体何考えてるんだ」と言ったら、「私もそう思うのだけど上が聞き入れない。就職難が社会問題化したらそれをネタに社会科学の論文を書く」と言われてしまった。「論文ったって、ODになる側はたまらんだろ」と追求したら「社会問題になれば対策の予算を取れるけど事前の対策はできない」という答えが。それではと、「企業がそんなに博士を採用するわけが無い。理系博士の就職先の定番のような日立基礎研でも、博士は充分とか、理物(理学部物理)は要らないって言ってるんだけど」と言ったら(当時、先輩に聞いた話だった)、「それはどうしてか。企業は採用すると言っているから定員を増やした」と言われてしまった。
役所の若手の中には将来の問題発生を認識していた人は居たけど、どういう政治的理由かパワーゲームの力学の結果なのか、ともかくストップをかけられなかった、というのが、この問題についての私の理解です。
だから、政策ミスだからどうにかしろ、納税者から見てもムダが多すぎる、と言い続けているわけです。
by apj
at 2008/03/17 23:17:54
> 就職難が社会問題化したらそれをネタに社会科学の論文を書く
本末転倒も甚だしいwww
> 社会問題になれば対策の予算を取れるけど事前の対策はできない
これが根本的な問題かな…(ぁぁ
本末転倒も甚だしいwww
> 社会問題になれば対策の予算を取れるけど事前の対策はできない
これが根本的な問題かな…(ぁぁ
by heisan
at 2008/03/17 23:48:20
apj さん:
> だから、政策ミスだからどうにかしろ、納税者から見てもムダが多すぎる、と言い続けているわけです。
この意見は、同意します。
ただ、現場がなぜあの様になったのかは、本当にわかりません。
自己評価の報告に政策ミスの文言をいれるように、運動をするとかしてみるとかはどうですか? 政策ミスの結果を現場なり、個人が被るのは理不尽ですから。そちらは学長が元事務次官だし...
> だから、政策ミスだからどうにかしろ、納税者から見てもムダが多すぎる、と言い続けているわけです。
この意見は、同意します。
ただ、現場がなぜあの様になったのかは、本当にわかりません。
自己評価の報告に政策ミスの文言をいれるように、運動をするとかしてみるとかはどうですか? 政策ミスの結果を現場なり、個人が被るのは理不尽ですから。そちらは学長が元事務次官だし...
by いろものさんの近所
at 2008/03/18 11:17:25
apjさん
>納税者の一人としては、制度をいじって人を集めて大金つぎ込んだ結果の歩留ま
>りがずいぶん悪かったのを見て、個人の自己責任だと切り捨てるのは、損切りし
>ちゃっていいですね、と言われてるようで納得がいかない。
>株の売買ならそれでもいいんだろうけど、人材養成は債権への投資とは違うんじ
>ゃないかと。だから、経済活動に加わってもらうハードルを下げて、活躍しやすくし
>た方が、社会全体として投資分を回収できるんじゃないかと思うんですよ。
経済活動に加わってもらうハードルを下げる、というのが具体的に何を意図されているのかわかりませんが、そのために行政が追加投資をすべきというのであれば石原銀行と同じ論理でしょうか?特に行政に税金を使った新しい施策を求めない、というのであれば以下の意見は的外れかもしれませんが・・・
納税者の立場としては、不良債権(過剰博士)の救済に、そもそもその張本人ともいえる無能な行政に過剰博士活用プログラムとか言ってさらなる税金の無駄遣いをしてほしくないというのが正しいのではないでしょうか?彼等に何かやらせたらそれを口実に新しい天下り財団でも作ってさらに税金を浪費するだろうことは、5年前に過剰博士問題を予測することよりはるかに簡単です。apjさんご自身が書かれたとおり、
>文部科学省の若手役人(当時は学振とかを担当していた)を捕まえて、1995年頃
>に「やっと解消に向かったOD問題再燃が目に見えているのに監督官庁は一体何考
>えてるんだ」と言ったら、「私もそう思うのだけど上が聞き入れない。就職難が社会
>問題化したらそれをネタに社会科学の論文を書く」と言われてしまった。「論文ったっ
>て、ODになる側はたまらんだろ」と追求したら「社会問題になれば対策の予算を取
>るけど事前の対策はできない」という答えが。
こんな行政に過剰博士の有効活用なんてどうしたら期待できるのか理解に苦しみます。なんだかんだ言っても博士なんですから職を選ばなければ生きてはいけます。身体障害者の就職支援とかは行政がやるべきことですが、税金を注ぎ込まれた五体満足な若い博士号取得者にさらなる投資をするのは納税者の理解を得られるとは思いません。損切りしなければ、年を重ねるだけ潰しもきかなくなり状況を悪化させるだけです。ポスドク?万人計画だって行政の解決策でしょう?例えば彼等に起業でもさせるとか言って税金使って官製ベンチャー基金を創設する、とかなったら目も当てられません。
>それでも、今のペースで養成を続けたのでは、損害が拡大するだけなので、一
>旦人数を絞って、需要が上向いてきたらまたちょっとずつ増やせばいいんでない
>の?と主張してるんです。
現状を見て軌道修正するのは当然のことです。ただ行政が動かなくてもさすがに進学希望者自体が減っているようですので、apjさんのような考え方(博士号取得のコストvsリターン)がやっと学生に浸透してきたのかもしれません。行政に頼るよりそうした啓蒙活動や大学院側の質向上の努力のほうが百倍有効だと思います。
>納税者の一人としては、制度をいじって人を集めて大金つぎ込んだ結果の歩留ま
>りがずいぶん悪かったのを見て、個人の自己責任だと切り捨てるのは、損切りし
>ちゃっていいですね、と言われてるようで納得がいかない。
>株の売買ならそれでもいいんだろうけど、人材養成は債権への投資とは違うんじ
>ゃないかと。だから、経済活動に加わってもらうハードルを下げて、活躍しやすくし
>た方が、社会全体として投資分を回収できるんじゃないかと思うんですよ。
経済活動に加わってもらうハードルを下げる、というのが具体的に何を意図されているのかわかりませんが、そのために行政が追加投資をすべきというのであれば石原銀行と同じ論理でしょうか?特に行政に税金を使った新しい施策を求めない、というのであれば以下の意見は的外れかもしれませんが・・・
納税者の立場としては、不良債権(過剰博士)の救済に、そもそもその張本人ともいえる無能な行政に過剰博士活用プログラムとか言ってさらなる税金の無駄遣いをしてほしくないというのが正しいのではないでしょうか?彼等に何かやらせたらそれを口実に新しい天下り財団でも作ってさらに税金を浪費するだろうことは、5年前に過剰博士問題を予測することよりはるかに簡単です。apjさんご自身が書かれたとおり、
>文部科学省の若手役人(当時は学振とかを担当していた)を捕まえて、1995年頃
>に「やっと解消に向かったOD問題再燃が目に見えているのに監督官庁は一体何考
>えてるんだ」と言ったら、「私もそう思うのだけど上が聞き入れない。就職難が社会
>問題化したらそれをネタに社会科学の論文を書く」と言われてしまった。「論文ったっ
>て、ODになる側はたまらんだろ」と追求したら「社会問題になれば対策の予算を取
>るけど事前の対策はできない」という答えが。
こんな行政に過剰博士の有効活用なんてどうしたら期待できるのか理解に苦しみます。なんだかんだ言っても博士なんですから職を選ばなければ生きてはいけます。身体障害者の就職支援とかは行政がやるべきことですが、税金を注ぎ込まれた五体満足な若い博士号取得者にさらなる投資をするのは納税者の理解を得られるとは思いません。損切りしなければ、年を重ねるだけ潰しもきかなくなり状況を悪化させるだけです。ポスドク?万人計画だって行政の解決策でしょう?例えば彼等に起業でもさせるとか言って税金使って官製ベンチャー基金を創設する、とかなったら目も当てられません。
>それでも、今のペースで養成を続けたのでは、損害が拡大するだけなので、一
>旦人数を絞って、需要が上向いてきたらまたちょっとずつ増やせばいいんでない
>の?と主張してるんです。
現状を見て軌道修正するのは当然のことです。ただ行政が動かなくてもさすがに進学希望者自体が減っているようですので、apjさんのような考え方(博士号取得のコストvsリターン)がやっと学生に浸透してきたのかもしれません。行政に頼るよりそうした啓蒙活動や大学院側の質向上の努力のほうが百倍有効だと思います。
by Poo
at 2008/03/18 11:27:30
こんにちは、皆さん。
少し歴史的な流れを書いてみたいと思います。というのは、日本の博士号取得者を巡る流れというのは時期的にかなり大きな変動をしていまして、それぞれの時期の人が自分の認識している範囲で語っているために、なんら共通認識のない話になっている感じをうけるからです。
とりあえず、戦後くらいから始めますと、戦後に旧制の帝国大学が大学となると同時に、あちこちにあった旧制高校や高等師範学校なども大学となりました。しかし、大学院まで持っていた大学は帝国大学やナンバー旧制高等学校、高等師範学校から変わった大学でして、いわゆる駅弁大学といわれる地方大学は4年制のみでした。これらの駅弁大学は日本の高度成長と進学率の高まりにより、順次拡大してきました(文理学部が改組されて法文学部と理学部になり、学生定員も教官定員も増えるとか、修士課程が増設されるなど)。その時期、そうやって拡大する大学の教官定員を満たしてきたのは、博士課程を持つ旧帝大系の大学で学位を取った人です。私などは地方大学ですが、その時期の地方大学の講師などは、その地方大学を出て旧帝大系の大学院に進学して学位を得て地方大学の教官になった人が沢山いたわけです。その時期には大学院への進学というのは、大学教官への道であったわけです。
しかし、そういう地方大学及び私学の拡大が陰ってきますと、大学院を持つ大学で学位をとっても大学教員の口があるとは限らないという現象がおきてきます。我々などが認識しているオーバードクター問題ですね。この時期にはいろんな問題が指摘されました。教員の枠が増えなく成っているのに安易に大学院への進学を勧めて研究室の戦力確保をはかる大学院のある大学の教授なども問題視されましたし、「大学の先生で無ければ嫌だ」という学位取得者の意識も問題視されました。実際、企業もそれほど多くの募集ではないけれど、学位取得者を研究人材として受け入れたりはしていましたからね。その頃の笑い話にハワイの学会のために大学教官を載せたチャーター便を見送った学生が「あれが落ちると、オーバードクターがだいぶん片づくだけどな〜」と言ったとか言わないとか・・・。
そういう流れの中で、大学院を持つ大学などでも大学院への進学に関して本人の認識を確認したりするようになりました。私なども大学院の面接では「私は前期だけで出るつもりです」なんて答えましたし、後期に進んだ同級生は「会社の研究所に行きたい」なんて答えて進んだりしました。「後期課程に進んで大学教官に」なんて答えた者を知らないのですが、落としはしないけど先生が皆で「狭い道だぞ」と説得するくらいの事は有ったのだと思います。
そういう中で(第1次の)オーバードクター問題はだんだんと解消していったわけです。
今、apjさんが問題にしている学位取得者の余剰問題というのは、その後におきた部分です。つまり、修士課程もなかった地方大学に修士課程ができ、それにともなって修士課程を持っていた大学は博士課程を持つといった政策が為された訳です。でもって修士課程くらいまでの増員は企業も結構歓迎した訳です。私の頃は「マスター出なら技術開発部門だね」という雰囲気でしたが、私の後輩あたりは営業をやっているのもいますし、工場の品質管理部門で働いているのもいます。問題は、そういう修士課程の増員に連動する形で博士課程も増やした事にあるわけです。台形の底辺を広げたいからといって台形の形を変えないで広げると当然城辺の部分で余剰は出る訳です。
少し歴史的な流れを書いてみたいと思います。というのは、日本の博士号取得者を巡る流れというのは時期的にかなり大きな変動をしていまして、それぞれの時期の人が自分の認識している範囲で語っているために、なんら共通認識のない話になっている感じをうけるからです。
とりあえず、戦後くらいから始めますと、戦後に旧制の帝国大学が大学となると同時に、あちこちにあった旧制高校や高等師範学校なども大学となりました。しかし、大学院まで持っていた大学は帝国大学やナンバー旧制高等学校、高等師範学校から変わった大学でして、いわゆる駅弁大学といわれる地方大学は4年制のみでした。これらの駅弁大学は日本の高度成長と進学率の高まりにより、順次拡大してきました(文理学部が改組されて法文学部と理学部になり、学生定員も教官定員も増えるとか、修士課程が増設されるなど)。その時期、そうやって拡大する大学の教官定員を満たしてきたのは、博士課程を持つ旧帝大系の大学で学位を取った人です。私などは地方大学ですが、その時期の地方大学の講師などは、その地方大学を出て旧帝大系の大学院に進学して学位を得て地方大学の教官になった人が沢山いたわけです。その時期には大学院への進学というのは、大学教官への道であったわけです。
しかし、そういう地方大学及び私学の拡大が陰ってきますと、大学院を持つ大学で学位をとっても大学教員の口があるとは限らないという現象がおきてきます。我々などが認識しているオーバードクター問題ですね。この時期にはいろんな問題が指摘されました。教員の枠が増えなく成っているのに安易に大学院への進学を勧めて研究室の戦力確保をはかる大学院のある大学の教授なども問題視されましたし、「大学の先生で無ければ嫌だ」という学位取得者の意識も問題視されました。実際、企業もそれほど多くの募集ではないけれど、学位取得者を研究人材として受け入れたりはしていましたからね。その頃の笑い話にハワイの学会のために大学教官を載せたチャーター便を見送った学生が「あれが落ちると、オーバードクターがだいぶん片づくだけどな〜」と言ったとか言わないとか・・・。
そういう流れの中で、大学院を持つ大学などでも大学院への進学に関して本人の認識を確認したりするようになりました。私なども大学院の面接では「私は前期だけで出るつもりです」なんて答えましたし、後期に進んだ同級生は「会社の研究所に行きたい」なんて答えて進んだりしました。「後期課程に進んで大学教官に」なんて答えた者を知らないのですが、落としはしないけど先生が皆で「狭い道だぞ」と説得するくらいの事は有ったのだと思います。
そういう中で(第1次の)オーバードクター問題はだんだんと解消していったわけです。
今、apjさんが問題にしている学位取得者の余剰問題というのは、その後におきた部分です。つまり、修士課程もなかった地方大学に修士課程ができ、それにともなって修士課程を持っていた大学は博士課程を持つといった政策が為された訳です。でもって修士課程くらいまでの増員は企業も結構歓迎した訳です。私の頃は「マスター出なら技術開発部門だね」という雰囲気でしたが、私の後輩あたりは営業をやっているのもいますし、工場の品質管理部門で働いているのもいます。問題は、そういう修士課程の増員に連動する形で博士課程も増やした事にあるわけです。台形の底辺を広げたいからといって台形の形を変えないで広げると当然城辺の部分で余剰は出る訳です。
by 技術開発者
at 2008/03/18 11:28:13
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僕もポスドク時代に、高校の先生になれたらいいのになぁ、でも免許ないなぁ、とちょっと真剣に(?)考えた事があります。法学部の先生が弁護士になれるような感じでけっこうありなんじゃないかと思います。
そんで底辺校の問題はまた別の問題なんじゃないかな、と思います。ちゃんとバイタリティのある人を採用する側が選べばよい。