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【社会】

僧侶が消え「ぞっとした」 ツアー客が現地から帰国

2008年3月18日 21時43分

 チベットから帰国し、現地の模様を語る団体旅行の添乗員(左)=18日午後、成田空港

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 街から僧侶が消えた。外国人も歩くことができない。中国チベット自治区ラサで起きた暴動。18日に帰国した日本人ツアー客や添乗員らは、成田空港で「ぞっとした」などと緊迫した現地の様子を語った。

 成田を12日に出発したキャラバントラベル(東京都)のチベットツアー。添乗員の高鹿剛幸さん(28)らは現地時間の15日深夜、北京の日本大使館から「ホテルから一歩も出ないように」と連絡を受けた。

 高鹿さんは「ラサには7回ほど行ったが、今回は通常開いている店もシャッターが閉まっていた。街中を歩いている僧侶の姿も全く見なかった。ぞっとした。ラサの駅からホテルまでバスで移動する際、銃を持った警察官に3回、検問を受けた」と話した。

(共同)
 

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