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城里の場外車券場 来月にも営業再開 立川市中心で施行へ |
2007/07/07(土) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁 |
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三月末で営業を中止、閉鎖していた城里町上入野の競輪場外車券売り場「サテライト水戸」が、管理施行者を替えて八月中にも営業を再開することが六日、分かった。管理施行は東京都立川市など複数施行者による共同施行が有力で、近く正式に決定される見通し。城里町は「(まだ)正式な報告はなく推移を見守りたい。再開されれば雇用や財源などでよい影響があるのでは」とみている。
同車券場の新しい管理施行者には、立川市を中心に、神奈川県競輪組合などの名前が挙がっている。立川市は立川競輪の主催をはじめ、全国四カ所で場外車券場を管理施行。水戸での管理施行について、立川市は「競輪事業を続けるのが責務と考えている。内装をリニューアルし効率的な運営をできれば」と話した。
サテライト水戸は一九九八年八月にオープン。東京都市収益事業組合(三鷹市など八市で構成)が管理施行者となり、立川競輪や全国の競輪レースを販売してきた。三月末の閉鎖までに合計約二千億円を売り上げている。
しかし、同組合は主催の競輪レースの赤字がふくらみ、約十億円の累積赤字を計上。三月末で競輪事業から撤退した。主催の競輪レースや全国二カ所の場外車券売り場は立川市に事業を引き継ぎ、営業を継続している。
サテライト水戸についても同市への事業引き継ぎを検討したが、車券場の設置会社(水戸市)と契約面で合意に達せず、三月末に運営を中止していた。今回は立川市と設置会社との間で合意に至ったとみられる。
営業再開について、城里町の住民は「地元に恩恵があり、できるだけ早く再開してほしい」と話した。閉鎖までの九年間、町には管理施行者や全国の競輪レース主催者から地元対策費として合計二十億円超の交付金が支払われた。町の関係者は「町の財源としては影響が大きい」とし、新しい管理施行者と交付金の協定を結びたい意向だ。
一方、車券場の設置者などは、車券発売や飲食店、警備などの従業員の募集を始めた。同車券場では三月末時点で地元採用の約二百八十人が雇用されていた。再開する施設は、窓口での発券がこれまでの有人受付から自動発券機に変更されるもようで「同規模の雇用が確保されるかは微妙」(関係者)という。
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【誕生日】
・本田博太郎(俳優、1951、茨城県水戸市出身)
【過去の出来事】
▼2003年 禁止条約発効で自衛隊の対人地雷約100万個の廃棄が終了。 ▼1985年 通信幹線「日本縦貫光ケーブル」が完成し、北海道から九州まで全区間で運用開始。 ▼1982年 東京・赤坂のホテル・ニュージャパンで出火、宿泊客33人が死亡。
【昨年の紙面から】
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