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「ミステリーだ!」小学校の灯油6000リットル消える 新潟
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原油高が生活を直撃する中、新潟市の小学校2校の灯油地下タンクで相次いで灯油計6000リットル(約60万円相当)が消えたことが18日、分かった。学校関係者は「漏洩(ろうえい)か盗難か、原因がはっきり分からず、ミステリーだ」と頭をひねっている。
灯油が消えたのは、市立亀田東小(同市江南区)と市立曽根小(同市西蒲区)。いずれも校舎脇の地下タンクから、配管を通じて校舎のストーブに灯油を供給する仕組み。亀田東小では10日に約5800リットルあった灯油が、17日に確認したときは500リットルまで激減。直近の1週間で約1300リットルを消費していたことから、4000リットルが消えた計算となる。曽根小は14日に2000リットル給油したが、週明けの17日に確認すると、ほぼ空だった。
調査した新潟市教委施設課は「タンクの漏洩検知管からは漏れは確認されておらず、においもないため、タンクからは漏れていない」として、校舎1階床下の配管から漏れたと想定する。だが、窒素ガスを使った配管の加圧検査では若干の圧力低下が見られたが、数日間で数千リットルも漏れるような穴は見つかっていないという。
盗難の可能性についても「これだけの量を盗むには、タンクローリーを使う必要がある。学校はいずれも人目に付きやすい住宅地にあり、考えにくい」と否定的だ。
県警に被害届を出した曽根小の小川裕巳教頭は「2校で相次いで灯油が大量になくなるなんてミステリーだ。一晩考えても原因が分からない」と頭を抱えている。